2023年06月01日

前奏曲・卯月の十三・十三夜🌔・衣替え(衣更え・更衣) ☁☂ 国際子供の日 2023.06.01

今日は卯月の十三、月は十三夜🌔です。旧暦9月(長月)の十三夜が平安朝の年中行事となりました。それ以来、十三夜も名月の一つとなりました。

新暦6月1日の今日は衣更えの日です。江戸期以前の衣更えは旧暦4月(卯月)の1日と旧暦10月(神無月)の1日でしたが、明治以降は6月1日と10月1日に変わりました。現代人は気候に合わせて自然の成り行きで衣更えをしています。もう半袖・短パンの季節ですね。

🌀2号マーワー(970hPa)は沖縄に接近しています。沖縄を通過すれば本州の南海上を進むようです。本州も大雨が降りそうです。

国際子供の日は、1925年にスイス・ジュネーブで開かれた子供の福祉世界会議で制定されました。世界各国に子供の日がありますが、日本では5月5日で決まっています。それでも旧共産圏の国々を中心に、世界で20か国前後の国がこの日を子供の日と制定しています。この他に世界こどもの日(11月20日)もあります。
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2023年05月31日

ブラームスの名曲90 歌曲「春の慰め」Op.63-1 詩:シェンケンドルフ 2023.05.31

作品63の歌曲は9曲あり、1874年に出版されています。詩人は最初の4曲がシェンケンドルフ、次の2曲がシューマンの遺児のフェリックス・シューマンの詩、最後の3曲が同郷の友の詩人・クラウス・グロートの詩です。

シェンケンドルフは19世紀前半の公務員でしたが、ナポレオンとの戦いで、プロイセン(旧ドイツ)軍の士気を煽るため詩を書き始めた素人の詩人のようです。しかし、ブラームスは合計5作に曲を付けています。ここでは4曲が載せられています。

フェリックス・シューマンはシューマン夫妻の末子で、シューマンの死に際に生まれた生年月日を持ち、遺児と言って良いほどの存在でした。ブラームスが深く関わっていたとして、フェリックスはブラームスの子では無いのかと噂されもしました。後に詩人となったフェリックスのために、ブラームスはフェリックスの詩の中から2作を選んで付曲しました。「青春の歌」と題されて、幼いながらも清潔な詩が選ばれています。フェリックスと母クララの喜びは大きなものでした。フェリックスも音楽史の末席にその名を刻みました。

クラウス・グロートはブラームスと同郷の北部ドイツ(ホルスタイン)生まれの詩人です。大変気の合った親友で、美しきアルト歌手・ヘルミーネ・シュピースの気を取り合った仲です。以前に紹介した「雨の歌」などは低地ドイツの面影が溢れる作品でした。

歌曲「春の慰め」Op.63-1 イ長調 詩:シェンケンドルフ 日本語訳:志田麓
すいせんの香がぼくのまわりに漂い、
春のそよ風がぼくに話かける、
いとしい人よ、朝焼けの光に目を覚ませ、
咲き薫る花輪がきみを待っている、
憂い顔の人よ!

ただ、きみはそれを得ようと努めるべきで、
もはや惰眠をむさぼってはならない、
睡りを覚まして、野原に出てきたまえ!
緑の木陰できみは見つけるだろう、
その花輪を。

わたしたち、花の香はみんなきみに好意を
懐いている、かわいそうな、恋に悩む子よ、
きみは遊び仲間のわたしたちにいつも誠実だった、
だからわたしたちも喜んで早速きみに手伝ってあげる、
春風は。

わたしたちはきみの歎声を恋する女(ひと)の許に運んで、
その寝室を花輪で飾ってあげよう。
きみが恋人と別れて、独り悲しく佇むとき、
わたしたちはきみの恋する女(ひと)を
見守ってあげよう。

朝焼けの輝きのうちに目を覚ませ、
ミルテの花冠がもうきみを待ちわびている。
いとしい人よ、春はよい便りを告げている、
もう嘆いたり、涙を流したりしたもうな、
憂い顔の人よ!

ミルテ=銀梅花(ぎんばいか)のこと。長く白い雄しべが美しい花。

ぼくは恐らくキューピット、気の弱いきみを花の香と春風の力を借りて、きみと恋する人(女)を結び付けてやるよ。さあ早く、うじうじしないで野原に出てお出で! わたしたち(キューピットと花の香、そして春風)が恋する人を言いくるめて、その気にさせてあげるよ! ミルテの花のように美しい人(女)だよ。

ロンド形式で構成された歌曲、春の生気に満ちた花園の歌。生き生きと元気で麗しい!





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前奏曲・卯月の十二・十二夜の月 ☁☂ 世界禁煙デー 2023.05.31

今日は卯月の十二、月は十二夜です。全国各地で梅雨入りが早まり、月が観え辛くなっています。暫くは月とも疎遠になる時期ですね。

未明は雨が降っていたようですね。道が濡れています。今は降水がありませんが、梅雨前線は南岸を覆っています。何時降っても可笑しくない暗い空模様です。

最近のテレビドラマを観ると喫煙シーンが減りましたが、昔のサスペンスなどを観ると、必ず喫煙していましたね。心肺機能に悪影響を与えたり、癌を誘発する成分が含まれていたり、タバコは良いことがありません。ベビースモーカー(1日50本)だった私も中年期に血圧が上昇し、薬の世話になって、人生を歩むこととなりました。タバコ代の替りに薬代、何時まで経っても出費がかさみます。禁煙、大切です。
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2023年05月30日

私の歳時記・歴史 ジャンヌ・ダルク火刑に処せられる 2023.05.30

1431年のこの日、オルレアンの乙女・ジャンヌ・ダルクが火刑に処せられ亡くなりました。現代のフランスとイギリスの国境線が定まった戦争でもある百年戦争(14世紀半ばから15世紀半ばにかけての戦争)で、フランスを勝利に導いたのが神がかったティーンエイジャーであったジャンヌ・ダルクでした。終戦後、ジャンヌは男装をしていた事に疑問を持たれ、それを理由に異端者と疑われ、宗教裁判に掛けられました。そして死刑判決を受けました。

この日、炎に包まれたジャンヌはイエスキリストの名を何度も叫びながら殺されました。19歳の乙女でした。フランスのヒロインとして称賛されましたが、身分的には、ジャンヌは異端者の汚名を着せられ、雌伏の時を過ごしました。それでも死後、宗教裁判の再審により復権を果たしました。そして更に、1920年の5月16日に、時の教皇・ベネディクトゥス15世により、カトリックの聖人に列せられました。オルレアンの乙女は聖女となったのです。
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前奏曲・卯月の十一・十一日の月 ☂☁ 消費者の日 2023.05.30

今日は卯月の十一、月は十一夜です。台風が来ているので、当分は月が観えないですね。

🌀2号マーワー(薔薇)は北上を続けていますが、二日に宮古島、三日に沖縄本島と進路を東に取るようで、その北上速度は遅く、長く沖縄に停滞するようです。このまま行けば梅雨前線とくっ付いて、日本列島は大荒れになります。注意が必要です。

1969年のこの日、「消費者保護基本法」が公布施行されました。大量消費の時代に入り、消費者と事業者との軋轢が広まり、様々な問題が消費者の身の上に起こってきました。消費者の利益の擁護と消費生活の安定向上を図る意味で、この法律・「消費者保護基本法」が成立しました。今日は我等消費者の日です。

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2023年05月29日

前奏曲・卯月の十・十日夜(とおかんや) ☂ 国連平和維持要員の国際デー 2023.05.29

今日は卯月の十、十日夜(とおかや・とおかんや)です。本来の十日夜は秋の収穫祭の意味があります。旧暦10月10日に行われる年中行事です。田の神が山に帰る日で、この日に案山子を田から上げます。

🌀2号マーワーはフィリピンの東にあり950ヘクトパスカルとなり、一時の猛烈な🌀では無くなりました。しかし日本列島にある梅雨前線を刺激しているのか横浜も昨夜から雨が降り出し、今は一定の強さで雨が降っています。横浜の今日は一日雨の予報です。

今日は2002年の国連総会で採択された国際デー・国連平和維持要員の国際デーです。国連平和維持活動(PKO)にかかわった全ての人の献身と勇気を称えて、その活動で命を失った勇者の冥福を祈る日でもあります。
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2023年05月28日

前奏曲・卯月の九・上弦🌓 ☁⛅☁ 国際アムネスティ記念日 2023.05.28

今日は卯月の九、月は上弦です。午前0:22に上弦になりました。九日の上弦は遅い方ですが、今年は九日の上弦が多いですね。旧暦の時間が遅くずれ込んでいます。

昨日は梅雨入り前の素晴らしい青空が観え、上弦前の月が鮮明に観えていました。しかし、愈々天気も下り坂ですね。梅雨前線が列島を高緯度で縦断するようで、そこに🌀2号マーワーが影響を及ぼすようで、今週は雨が続き、時・所により災害級の大雨が心配されています。気を付けてください。

世界最大の人権組織、アムネスティ・インターナショナルは1961年のこの日に発足しました。今やその活動拠点は200か国、1000万人のサポーターがいるそうです。今日はその国際アムネスティの記念日です。自由・正義・平和を目指した国境を越えた市民運動で、1977年にはノーベル平和賞を受賞しています。アムネスティ・インターナショナル日本は世界で起こっている人権侵害を日本国民に伝えるべく、活動を行っています。
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2023年05月26日

ブラームスの名曲89 歌曲「きみの青い瞳」Op.59-8 詩::クラウス・グロート 2023.05.26

歌曲「きみの青い瞳」Op.59-8 変ホ長調 詩:クラウス・グロート 日本語訳:志田麓
きみの青い瞳は静かに堪えている、
ばくはその奥底まで覗きこむ。
ぼくが何を見ようとするのかと尋ねるの、
ぼくは元気な自分を観ているんだ。

燃えるような双の瞳がぼくを焦がし、
その名残りがなおこの胸を痛める。
きみの瞳は澄んだ湖のようだが、
また湖さながらに冷たいのだ。

ばくが恋焦がれるきみ、そのきみの瞳は青く美しい、じっと見つめると、そこにはぼくが映っている。元気なぼく、それともきみの美しさにおどおどするぼく? ぼくはもうきみに夢中、でもきみはぼくに無関心、その湖のように冷たい瞳でぼくを一瞥するだけなのだ。でも素敵な人(女)、冷たく澄んだ青い瞳の人(女)。

あの作品32の9の「私の女王」のような官能に満ちたピアノ伴奏、狂おしくも愛しい歌、恋はままならないが、それに見悶えるのはこの世の常です。思うに任せない女こそ魅力的なのです。ブラームス歌曲の傑作の一つです。
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前奏曲・卯月の七 ☁☀⛅☀☁ 以仁王忌 木戸孝允忌 2023.0526 

今日は卯月の七、七日の月です。明後日の午前零時過ぎが上弦です。梅雨入り間近の気候で月が観え辛い日々が続いています。

もう直ぐ梅雨入り、季節的に言えば旧暦五月(皐月)、皐月の皐(こう)は白く輝くの意味があり、沢や沼を表すそうです。白い水面を指すのですね。従って皐月は水の季節、即ち梅雨の季節を言い当てています。そして水と言えば田植えですね。身を清めた早乙女が早苗を植えるのです。五月雨(梅雨の雨)や五月晴れ(梅雨の晴れ間)の語源にもなっています。

今日は日本史で有名な平安時代の以仁王(治承4年5月26日・西暦1180年6月20日)と明治維新の三傑の一人、木戸孝允(桂小五郎)の忌日です。

以仁王(もちひとおう)は平家の悪政を正すために、兵を挙げた張本人です。源氏の平家打倒、鎌倉幕府成立の最初の切っ掛けを作った人です。源平盛衰の舵を取った希代の天狗・後白河天皇の第二皇子だそうです。

木戸孝允(きどたかよし)は長州の吉田松陰が開いた松下村塾の出で、松陰の最高の弟子であったそうです。頭脳明晰で明るい性格、やる気満々の人でありました。何事も深く考え、立憲制や三権分立制を説いていた人で、師匠の松陰からも尊敬を受けており、薩長同盟の立役者となり、明治維新を強力に進めました。但し、45歳没と言うことで、僅か10年の明治政府での活躍は限られたものになりました。それでも後輩の伊藤博文などに孝允の思想は反映されており、大日本帝国憲法を始め、近代日本は順調に滑り出しました。


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2023年05月25日

ブラームスの名曲88 歌曲「傷ついたわたしの心」Op.59-7 クラウス・グロート 2023.05.25

歌曲「傷ついたわたしの心」Op.59-7 ホ短調 詩:クラウス・グロート 日本語訳:志田麓
ぼくの傷ついた心は穏やかな安らぎを求める、
おお、その心に安らぎを吹き込みたまえ!
ぼくの心は泣き、不安げに羽ばたいてきみの許に飛んでゆく、
おお、その心を受け入れたまえ!

光が重苦しい雲間から洩れるように、
きみはその心に向かってうなずく、
おお、きみのやさしい光でほほえみ続けたまえ、
ぼくを導く星なるきみよ!

悲しいですがドラマティックで美しい曲です。ぼくは傷つき易い男、何で傷ついたのか分かりませんが、傷ついた心は穏やかな安らぎを求めています。きみの許に飛んでゆくのであれば、そのきみは優しく麗しい乙女なのかしら…。そんな時、雲間から一筋の光が漏れてきています。その希望の光にぼくは慰めを見出したのです。愛するきみは星のように美しい光を放つ乙女(ひと)なのですね。

ダイナミックな前奏で始まる曲、見事な伴奏に乗って歌われ、またダイナミックな間奏が続きます。二節が歌い終わると、今度は静かな後奏が続きます。そして最後は短調から長調に転調されます。微かな希望の光が現れます。
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前奏曲・卯月の六・六日月 ☁⛅🌞🌟 アフリカの日 2023.05.25

今日は卯月の六、六日の月です。今、月は金星と火星に接近しています。昨日が絶好の観察日和でしたが、逃してしまいました。今夕は如何ですかね?

朝から雲が多いようです。雨の心配は無さそうですが、日中は晴れそうです。夜、月星は観えますかしらね?

1963年のこの日にアフリカ統一機構(OAU・後のアフリカ連合)が設立されました。依って今日はアフリカの大切な記念日でアフリカの日(アフリカデー)です。一部を除いてアフリカはヨーロッパ諸国の植民地として支配を受けて来ました。多くの苦難を経験し、それを断ち切り、次々に主権を確立して独立を果たしました。民族紛争や人口爆発など、課題は多いですが、取り合えず、アフリカの民主独立を称えましょう。
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2023年05月24日

音楽歳時記 メリーさんのひつじ 2023.05.24

今日はアメリカの童謡である「メリーさんのひつじ」が出版された日です。1830年のこの日に、詩人・サラ・ジョセフィア・ヘイルの詩作としてボストンで出版されました。基はメリー・エリザベス・ソーヤーと言う少女が飼っていた(メリーさんの)羊が起こす波乱のエピソードがあり、それを聞き付けたヘイルが脚色して出版したものとされています。

メリーさんのひつじ
メエメエひつじ
メリーさんのひつじ まっしろね

どこでもついていく
メエメエついていく
どこまでついていく かわいいわね

メリーさんのひつじ
メエメエひつじ
メリーさんのひつじ まっしろね
どこでもついていく
メエメエついていく
どこまでついていく かわいいわね

あるとき がっこうへ
がっこうへ がっこうへ
あるときがっこうへ ついてきた

せいとが わらった アハハアハハ
せいとがわらった それをみて

せんせいは かんかんに
おこって おこって
せんせいはおこって おいだした

メリーさんは こまって
こまって こまって
メリーさんは しくしくなきだした

メリーさんは こまって
こまって こまって
メリーさんは しくしくなきだした

以上がその愛らしい詩です。

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前奏曲・卯月の五・五日月 🌟🌞⛅🌒🌟 ゴルフ場記念日 伊達巻の日 2023.05.24

今日は卯月の五、月は五日月です。月の数え方は大方二つあります。一つが新月を1とする考え方、もう一つは月齢と言う考え方で新月を0とします。ですから月の日数と月齢は1異なる訳です。今日の五日の月は月齢で言いますと4になるのです。

雲はありますが今日は五月晴れ?です。昨日までの雨で空気中の塵の大半が落ちたのか澄んだ青い空が広がっています。明日は俄雨がありそうですが、今週いっぱいは天気の崩れは無いようです。しかし来週は🌀2号マーワー(マレー語で薔薇の意味)の影響もあり崩れるようです。大崩れかも知れません。

私はやりませんし興味(渋野日向子は好き)も無いのですが、今日はゴルフ場の日です。1903年のこの日に日本初の「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしました。それを記念して今日はゴルフ場の日。

今日は伊達政宗の命日(寛永13年5月24日)ですので、伊達巻の日だそうです。伊達巻大好きですが、お正月に食べるもので、普段に食べてもそれほど美味しくはないですね。季節商品です。名の謂れは、1伊達政宗の好物だったから、2綺麗な黄色を伊達者が着ている着物に喩えたから、3和装に使われる伊達巻に似ているから、と幾つかあるそうです。


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2023年05月23日

ブラームスの名曲87 歌曲「さよなら、さよなら」Op59-6 詩:ダウマー 2023.05.23

歌曲「さよなら、さよなら」Op.59-6 イ短調 詩:ダウマー 日本語訳:志田麓
さよなら、さよならと
あなたは毎晩わたしに言って、
このはかない言葉に、おお
どんなに歎かなねばならないことか!

あなたがわたしの心の火を
あまり強くは燃えあがらせず、
さよなら、さよならという
言葉をわたしに告げたことを!

ブラームスは東洋と西洋を結ぶ文明観を持ったダウマーの詩作を愛しました。ブラームスの歌曲200曲の中で、最多の17曲がダウマーの詩で埋められています。ブラームス自身も東洋的な文化に惹かれていたようで、ウィーンの万博でも東洋の特に日本に関心を示したようでした。日本の外交官の妻が演奏する筝曲の自筆譜もブラームスの遺品に残されており、その執着ぶりが伺い知れます。あのクラリネット五重奏の第2楽章、尺八のようなクラリネット、弦のトレモロは正に琴の発音に通ずるものがあります。

既に愛を受け入れる準備が出来ている恋人に、蛇の生殺しのように思わせぶりをする男、こんな男は多いものです。マザーコンプレックスが根本にあるようです。ブラームスもこんな男でした?
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私の歳時記・歴史 コペルニクス、地動説・「天体の回転について」を出版発表 2023.05.23

1543年のこの日、この日はコペルニクスの死の前日、地動説を唱えた「天体の回転について」を出版しました。コペルニクスは天体は円運動をすると考えていました。それまでの宗教的な天動説を覆し、地球は太陽の惑星で、一年をかけ太陽の周りを円運動で回っていることを唱えました。地球の大きさなども大方把握していたようでした。
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前奏曲・卯月の四・不成就日 ☂ 世界亀の日 キスの日 ラブレターの日 2023.05.23

今日は卯月の四、一日雨(降水確率80%)ですので月は観えないでしょう。今日の暦は歴注の選日(撰日・せんじつ)で、不成就日です。歴注(暦本に記入される事項)の選日とは雑節・年中行事などに含まれないもので、干支の組み合わせや配列に意味を持たせた吉凶の占いの判断を表すものです。今日は、その選日の不成就日です。一切の事が成立しない日で、事を起こすには良くない日を意味します。結婚・開店・命名・移転・契約・芸事始め・願い事などは凶だそうです。まあ、迷信ですがね。

梅雨前線に寒冷前線がひっついた前線上に湾岸低気圧が出来、静岡・関東・東北の太平洋岸は一日雨です。北風が吹いて気温も急降下、肌寒い一日となりそうです。

世界亀の日
海洋や内陸の水湿地に棲む亀さん、地球上は汚染が進んで、亀の棲家も減少しています。そんな愛すべき亀さんの生態を知り、大切にしようと考える日が世界亀の日です。この善良な生き物の未来を保証してやりたいですね。

キスの日
1946年のこの日、日本映画で初めてのキスシーンがお目見えしました。佐々木康監督の「はたちの青春」(大坂史郎・幾野道子)が封切られたのでした。話題を呼び、映画館は連日の満員御礼となったそうです。

ラブレターの日(コイブミの語呂合わせ)
昔のナンパはラブレターでしたね。近年になってバレンタインデーなどが流行りまして、恋文は減りましたが、昔の男女にしてみれば、ラブレターが唯一無二の告白手段だったようでした。芸術性に富んだ和歌などはその代表的な手段でしたね。大袈裟に偏る帰来はありますが、心情を告白するには好いアイテムであったようです。


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2023年05月22日

ブラームスの名曲86 歌曲「アグネス」Op.59-5 詩:メーリケ 2023.05.22

歌曲「アグネス」Op.59-5 詩:メーリケ ト短調 日本語訳:志田麓
ばらの季節よ!何と早く
過ぎ去ってしまったことよ!
わたしの恋人が誠実でありさえしたら、
わたしには何の不安もないのに。

収穫を楽しみながら
刈り手の女の人たちは歌っているが、
心に痛手を負ったわたしには、
もはや何ひとつうまくゆきそうにもない。

夢見心地でわたしはそっと
牧草地の谷を抜けて、
あの人がわたしに幾度も
誠を誓った山へ向かってゆく。

丘の上の菩提樹のほとりで
わたしが顔をそむけて泣いていると、
あの人の手から貰ったばらのリボンが
わたしの帽子の上で風になびいている。

曲作りのテクニックが目新しい歌曲です。4分の3拍子と4分の2拍子が(3/4+2/4+2/4+3/4+2/4)のパターン3回で1節が作られています。それが全4節に繰り返されます。詩のリズムに沿うように作曲家ブラームスの真骨頂の技量が観えます。心情の籠った美しい女歌です。



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間奏曲 広島サミット成功?失敗? 2023.05.22

広島サミットにウクライナのゼレンスキー大統領が飛び入りで参加し、世界に衝撃を与えました。G7の国々は好意的にゼレンスキーを迎え、ウクライナも益々西側に近づきました。核廃絶を謳ったサミット、核被害者や非核論者は概ね今回のサミットは失敗と論じています。まあ、ゼレンスキーに翻弄された形でしたから、仕方がないですね。それでも民主主義国が団結して専制君主国に対抗することは重要です。恐怖が戦争を誘発し核を造らせる。核廃絶は不可能に近いこと、恐怖心がある限り、核は無くなりません。
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前奏曲・卯月の三・三日月🌒 🌟⛅一時☂☁ 国際生物多様性の日 2023.05.22

今日は卯月の三、三日月です。今、月が金星や火星に近づいています。23日に金星と接近、25日に火星に接近します。26日には月が地球から最遠の距離になります。月が小さく観えます。

今のところ陽が射していますが、午後は俄雨がありそうです。変わり易い天気となりそうです。

今日は国際生物多様性の日です。人間の自然破壊や気候変動により生物の多様性が脅かされています。人間が栄える陰で多くの生物が絶滅乃至絶滅の危機に瀕しています。生物の多様性が脅かされると、地球の生命バランスが失われ、いずれ人間の生命にも影響を及ぼしてきます、人間は人間以外の地球生物の多様性を重視する必要があるのです。一つの穀物や薬草が失われたら、それは人間の生存への大きな脅威になるのです。
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2023年05月21日

前奏曲・卯月の二・繊月☽・小満 ☁🌞⛅☽🌟 小学校開校の日 2023.05.21 

今日は卯月の二、月は繊月で、二日の月。昨日の新月で月が観えなくなりましたが、今日の繊月で、太陽を追い掛けて、日の入り後、か細い月が観えてきます。

今日は二十四節気の8番目の小満です。太陽の黄経が60度に至る日(あるいは瞬間)を言います。また小満は次の二十四節気・芒種の前日までの期間でも表されます。ですから6月5日までが小満です。沖縄では「スーマンボースー(小満・芒種)」と言う言葉があり、梅雨とその期間を指します。小さく満ちる、万物が一定の大きさまで成長する頃を意味ししています。

今し方、漸く陽が射して来ました。北は沿海州に低気圧があり、北海道は☂、南は小笠原付近に梅雨前線があり、沖縄は☂のようです。日本列島は北と南の低気圧に挟まれた格好になっています。横浜の今日は晴れ時々曇りの予報が出ています。

1869年のこの日(明治維新の翌年)、京都市に日本初の小学校、「上京第二十七番組小学校」と言う名の小学校が開校しました。住民が自分たちで資金を募り開校したのでした。中々大したものでしたね。何時の時代でも教育こそが平和への原点、ジイジもバアバも、子育ての次に孫育てにも協力しましょう。
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2023年05月20日

ブラームスの名曲85 歌曲「雨の歌」Op,59-3 詩:クラウス・グロート 2023.05l20

歌曲「雨の歌」Op.59-3 詩:クラウス・グロート 日本語訳:志田麓
雨よ、滴をしたたらせて、
ぼくのあの夢をまた呼び戻せ。
雨水が砂地に泡立った時、
幼い日にみたあの夢を!

けだるい夏の蒸し暑さがものうげに、
爽やかな涼しさと競い、
つやつやした木の葉は露に濡れ、
田畠の緑が色濃くなった時。

何と楽しいことだったことか、
川の中に素足で立ったり、
草に軽く手を触れたり、
両手で泡をすくったりしたことは!

あるいはほてった頬に
冷たい雨の滴をあてたり、
新たに立昇る香気を吸って、
幼い胸をふくらませたりしたことは!

露に濡れたうてなのように、
また恵みの露にひたり、
香気に酔いしれた花のように、
幼心も息づいて開いていた。

ときめく胸の奥深くまで
どの雨の滴もぞくぞくするほど冷やして、
創造の神々しい営みは
秘められた生命の中まで浸透した。

雨よ、滴をしたたらせて、
ぼくの昔の歌を呼び覚ませ、
雨足が戸外で音を立てた時、
部屋の中でぼくらがうたった歌を!

あの雨の音に快い、しっとりとした
雨垂れの音に再び耳をすまし、
あどけない幼な心のおののきで
ぼくの魂を静かに潤したいものだが。

同郷の詩人で友としての交友もあったクラウス・グロートの詩に付けた有名な曲です。ブラームスはこの作品を愛し、2回曲付けを行っています。前作も作品番号はありませんが、しっかり残っており、時々歌われています。しかもその愛好は止まず、何とヴァイオリンソナタ第1番の第3楽章のテーマとして使われています。こちらはヴァイオリンソナタの最右翼の傑作として評価されています。

タッタターンの雨垂れがテーマとなっています。それは全曲につきまとい常に姿を現してきます。子供の頃の雨の思い出を歌っており、自然から授かった生命の神秘と自然への恩義を郷愁と共に思い出し、自然の有難さを歌っています。

posted by 三上和伸 at 20:31| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

間奏曲 朝ドラ「らんまん」西村寿恵子役・浜辺美波、別嬪(べっぴん)・キュート 2023.05.20

NHK朝ドラ「らんまん」が盛り上がっているそうです。植物学のスーパースター・牧野富太郎をモデルとした万太郎(神木隆之介)のキャラクターの力も然ることながら、後に万太郎の奥さんになる寿恵子・浜辺美波(はまべみなみ)の麗しき魅力によるものがより大きいと思われます。これ程キュートで美しい女優が輩出してきたことは、日本の芸能界にとって大きな光明になると思われます。顔も良いし声も良い、そしてその陰の無い明るい表情は誰が観ても吸い込まれてしまい、その魅力に溺れてしまいます。寿恵子は生涯十数名の子を産んだ女性だとか、逞しくも別嬪な明治女、目が離せないヒロインになる事、間違いありません。

posted by 三上和伸 at 16:29| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・卯月の朔・新月🌑 ☂☁⛅ 世界計量記念日 成田空港開港記念日 2023.05.20

今日は卯月の朔、月は新月です。生憎、空は雲に覆われて観えません。お昼前のこの時間、太陽は南の空にあり、その直ぐ近くに月もあります。今日は太陽と月が一番近くにある日です。

梅雨前線が発生したとかで、その線上に低気圧が発生し、関東にも雨を降らせました。今は雨は上がっているようですが、分厚い雲が垂れ込めています。気温も低く、洗濯物が乾き難い気候となっています。

世界計量記念日
1875年のこの日、フランス政府の提唱により、欧米17ヶ国の間で「メートル条約」が締結されました。各国の足並みが揃わず、真にメートル法が実施されたのは国によってまちまちでした。日本も長く尺貫法が罷り通り、学校教育のメートル法実施により、徐々にメートル法が主流になりました。

東京港開港記念日
1941年のこの日、竹芝と芝浦の両埠頭が完成し、外国貿易港としても開港指定を受けたそうです。関東大震災で壊滅的被害を受けた横浜港を補うために、東京にも外国と貿易が出来る港の必要性が高まったことにより、開港されたのでした。

成田空港開港記念日
1978年のこの日、千葉県成田市に新東京国際空港(現・成田国際空港)が開港を迎えました。千葉県三里塚の地元民の意向を無視した海港計画(1966年)に激しい反対運動が起こり、連日のテレビニュースで報道されました。日本国民は苦々しく思っており、半ばあきれ顔でした。それでも12年の長い闘争の結果、成田空港は完成しました。日本国民の大切な旅の足場となっています。私のヨーロッパ旅行も成田発のルフトハンザ航空の飛行機(フランクフルト着)でした。

posted by 三上和伸 at 11:35| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月19日

前奏曲・弥生の丗・晦☾ ☁→☂ ボクシングの日 2023.05.19

今日は旧暦弥生の最終日・晦です。曇っていましたので、明け方の晦の月は観えなかったようですが、本月の最後の月でした。明日からは旧暦の四月、卯月が始まります。

天気は下り坂、横浜もお昼頃から雨が降り出す見込みです。明日の朝まで降り続くようです。

ボクシングの日
1952年のこの日、日本のボクサー・白井義男が初めてボクシング・フライ級の世界チャンピオンになりました。イタリア人選手・ダド・マリノに判定勝ちを収めたのでした。戦後間もなくの日本を勇気づける快挙でした。白井の陰には優れたアメリカ人トレーナーの存在がありました。日米の新たな歩みの一つとなりました。


posted by 三上和伸 at 07:43| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月18日

ブラームスの名曲84 歌曲「湖上で」Op.59-2  詩:ジムロック

歌曲「湖上で」op.59-2 詩:ジムロック 日本語訳:志田麓
青い空、青い大波
湖水をめぐる葡萄山
彼方には白雪をいただいて
きらめく青い山なみ。

小舟は波にのって揺れ、
淡い霧が立ち昇りまた降って、
快い天国のような平和が
輝いている世界を包む。

波立つ心よ、目をひらけ、
あたりを眺め、鎮まるのだ!
頭上と水面の二つの空から
幸せと安らぎを享けよう。

塔や丘、叢や町を映して、
湖面が応えるさまを見よ!
世界には何と美しいものがあるかを
さあ、歌の中に映しだすがよい!

単純明快な他愛のない詩、チロルかスイスか何処かの湖の畔、湖は葡萄畑や白銀の山を映しだしています。気持ちの良い風景、前奏からして心地よい自然の風景の中に飛び込んでゆきます。第3節だけ変化を利かせて歌の説得力を持たせています。起承転結の芸術の定番を行く曲です。詩よりも音楽が優れた完璧な曲です。

posted by 三上和伸 at 19:58| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿九 🌟☾🌞⛅☁ 国際親善デー 2023.05.18

今日は弥生の廿九、地球から観える月の角度と太陽の角度が日々近づいています。明日が晦(つごもり・みそか)、明後日が新月です。月は明け方に観えます。

東シナ海に低気圧を伴った前線が現れました。九州は☂、中国・近畿は午後から☂模様です。東日本から北の地域は晴れのち曇、雨は明日から明後日に掛けて降る見込みです。

国際親善デー
ロシア皇帝ニコライ2世の提唱で、1899年のこの日、オランダのハーグで第1回の平和会議が開かれました。日本も参加し、世界の26ヶ国で「国際紛争平和的処理条約」や「陸戦の法規慣例に関する条約」等が締結されました。今の泥沼のロシア、ウクライナからの全面撤退で、平和を実現して欲しいですね。勿論、プーチンその他は戦争犯罪人として裁判に掛けたいですね。
posted by 三上和伸 at 10:21| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記・暦 ホトトギス鳴く 2023.05.18

昨日の早朝の事でした。遂に初夏の野鳥・ホトトギス(不如帰・時鳥)の声を聴きました。近年の時代劇(大河ドラマ)の初夏のシーンでは頻繁に使われる鳥の声ですが「鳴かずんば殺してしまえ…、鳴かずんば鳴かせてみよう…、鳴かずんば鳴くまで待とう...」と三英傑の特徴をホトトギスに託した言葉(句)もありました。「目に青葉・山不如帰、初鰹」と初夏の季節の代表的な生き物です。何故初夏なのか? それは托卵相手の山里のウグイスが巣作りを終え、卵を産んだ頃を目安に日本に渡って来る夏鳥だからです。カッコウと同様にこの類の鳥は自らで巣を作らず、他の鳥の巣に卵を産みつけ、子育てをさせる生態を持っているのです。絶対に自らの巣は作らず、他人任せの繁殖をする珍しい鳥なのです。

しかし、この類の鳥は鳴き声に特徴があり、昔から珍重されています。古今東西、あらゆる芸術・芸能に登場してきています。「トッキョキョカキョク」、「テッペンカケタカ」、これが日本のホトトギスの聴きなしです。夜に飛びながら鳴くのもホトトギスの特徴です。これには「忍び音(しのびね)」と異称が付いています。
posted by 三上和伸 at 07:37| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月17日

ブラームスの名曲83 歌曲「夕靄は垂れこめて」Op.59-1  詩:ゲーテ

作品59になると、そろそろ中期の歌曲の傑作が現れてきます。丁度交響曲第1番の完成への追い込み期であり、その合間をぬって歌曲の作品も多く作られていました。

歌曲「夕靄(ゆうもや)は垂れこめて」Op.59-1 詩:ゲーテ 日本語訳:志田麓
夕靄は垂れこめて、
近間も遠方さながらに、
穏やかな光を放つ
宵星がまず昇ってきた。
何もかもおぼろにゆらぎ、
霧は這うようにあがり、
暗く奥深い夜空を
穏やかな湖面は映す。

いま東の空のあたりに
月の昇る気色があり、
しだれ柳もしなやかな枝は
間近な水面に戯れる。
揺れ動く枝の影の間に
妙なる月影がゆらぎ、
爽やかさが眼から胸に
なごやかにしみわたる。

夕暮れの自然を見事な文体で表現しています。流石にゲーテですね。この典雅な趣味はブラームスの趣味にも共通しています。そして私にも共通の風雅です。この深い低音の静けさ、歌もピアノも自然に溶け込んでいます。夕靄が流れて覆っていた湖面、やがて晴れて月が昇りました。月は低く、柳の枝に纏わります。そして暫くすれば湖面を煌々と照らします。月は満月ですね。

ブラームスがゲーテの詩につけた歌曲は全部で5曲、少ないですね。でも合唱曲には素晴らしい傑作「アルトラプソディー」や「運命の女神の歌」があります。ブラームスはゲーテから芸術の信念を学んでいました。ブラームスの音楽のどの曲にもゲーテの信念が息づいています。



posted by 三上和伸 at 20:57| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿八 🌟🌔🌞🌟 世界電気通信および情報社会の日 2023.05.17  

今日は弥生の廿八、旧暦3月も押し詰まってきました。今年の旧暦は閏如月を挟んだので、季節の方が暦より先に行っています。でも丁度、卯月の象徴の空木(卯の花)が咲き出して満開を迎えています。空木は香りの花とは言いませんが、満開になるとそれなりに香ります。ミツバチが大挙して訪れていました。

今日は降水確率が0%、気温も上がるようで真夏日になる地方も増えるようです。湿気が無く気温が高い、これは気持ちの良いハワイのような気候になります。五月ならではの、この素晴らしい気候を楽しみましょう。

世界電気通信および情報社会の日
元は1865年のこの日に万国電信連合が発足したのを記念して、1973年に世界電気通信の日が制定されました。後に国連で開かれた2005年の世界情報通信サミットに於いて「世界情報社会の日」が制定される時、前例の「世界電気通信の日」と抱き合わせて、この日を「世界電気通信および情報社会の日」と改めて制定をし直しました。




posted by 三上和伸 at 07:21| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月16日

ブラームスの名曲82 歌曲「セレナーデ」Op.58-8 詩:シャック

歌曲「セレナーデ」Op.58-8 イ短調 詩:シャック 日本語訳:志田麓
いとしい婦人(ひと)よ、きみの目を覚まさぬように、
夜風は静かにそよいでいる!
噴水は大理石の水盤に
そっとそのしぶきを散らしている。

噴水が水滴をしたたらせて、
波紋がつぎつぎに拡がるように、
ぼくの胸も、この歌をうたいながら、
ひそかに震えときめいている。

わがツィターの音よ、鳴り響け、
翼も軽く舞い上がり、
ぶどうの蔓の絡まった格子窓から
美しい人の部屋に忍びこめ!

その人のその夢の中へ歌ってくれ、
愛するドロレスよ、珠玉の言葉を
受け容れてくれる余地が
きみの耳殻の中にはないだろうかと。

おお、きみの腕が友を熱く抱きしめ、
きみの口からの口づけが
燃えるように友の胸に伝わる、
ただひとときを友に与えよ!

きみは友をすっかり忘れたのか。
友は独り淋しく露台に佇み、
いとすぎの梢の向うの空に懸かる
三日月はもう色あせている。

噴水が水滴をしたたらせて、
波紋がつぎつぎに拡がるように、
ぼくの胸もこの歌を歌いながら、
ひそかに震えときめいている。


・セレナーデ:思いを寄せる女性の家の窓辺で夕べに歌い奏する音楽
・ツィター:手の中に入る小さな弦楽器。
・ドロレス:スペインに多くある女性の名
・耳殻:外耳

愛する女の窓辺で恋の歌を歌うのがセレナーデ、スペイン風のセレナーデで、ピアノ伴奏はギターの爪弾きに似て軽い雰囲気があります。ぼくの歌うセレナーデがきみの耳の奥に入ってくれるなら、ぼくは幸せになれます。淡い恋心の裏に深い欲望があります。それを隠し、ひたすら女に取り入ろうとするのがセレナーデです。これが古き西洋の恋の儀式なのです。日本では恋文(恋の和歌)ですかね。

曲は明るく晴れやか、流麗で淀みなく流れます。暗い歌が続いたOp.58でしたが、ブラームス、最後は明るく締めました。
posted by 三上和伸 at 21:54| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿七 🌟🌞🌟 旅の日 2023.05.16

今日は弥生の廿七、月は廿七日月です。今は太陽が昇っていますので、肉眼で月は観えません。

昨日までの雨が嘘のようで、綺麗な快晴の空が浮かんでいます。今朝はメジロが訪ねて来て、庭木に止まり、暫く鳴いていました。聴きなしは「ちょうべい・ちゅうべい・ちょうちゅうべい」です。こう言う風に聴こえてきます。

今日は旅の日、日本旅のペンクラブが制定しました。元禄2年の3月27日(1689年5月16日)に、松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日です。気候の良い時に出掛けたのですね。和暦では元禄2年の3月27日ですが、西暦では1689年のこの日だったのですね。その後、日光・那須・白河・飯坂(ひと月後)・松島・平泉・尿前の関・立石寺(ふた月後)・新庄・出羽三山・鶴岡・坂田・象潟・出雲崎(み月後)・金沢・山中温泉…。と旅をつづけました。最終の大垣には和暦の8月21日に着きました。約5カ月の旅路でした。
posted by 三上和伸 at 07:14| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月15日

ブラームスの名曲81 歌曲「夢は去り」Op.58-7 詩:ヘッベル 2023.05.15

歌曲「夢は去り」Op.58-7 詩:ヘッベル 日本語訳:志田麓
ぼくは菩提樹の下で横になって、
その葉陰では小夜鳥が啼いていた。
その啼き声はぼくを快い夢路へ誘い、
それはずいぶん長い間続いていた。

さて、とうとう目が覚めると、鳥はいなくて、
枯れ葉がぼくの身体を覆っている。
だが残念ながら、薄暗い場所のように、
埃が燃えつきた残り火を隠していないのだ。

小夜鳥(ナイチンゲール)が啼く菩提樹の木の下、その麗しい声を聴いて暫し微睡みました。詩人は甘い夢を見ていたのでした。しかし、目を覚ませばそこは闇の世界、もう小夜鳥は去り、詩人の夢も去ってしまいました。ただし、燃え切らぬ詩人の胸の火は、フツフツと煙を上げているようでした。

難解な詩ですね。一節は明快な詩が連綿と続きますが、二節になると突然に険悪となります。隠し切れない恋の炎が赤く観えます。この闇を越えれば朝陽が昇ってきます。
posted by 三上和伸 at 22:34| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記・暦 沖縄復帰記念日 2023l05.15

戦後の長い間、米軍に支配されていた沖縄、市民は多くの苦難を味わったことでしょう。地理的な有用性から沖縄は基地の島です。これは如何ともし難い不公平な扱いです。日本国民として恥ずかしい限りです。

1971年の6月17日、宇宙中継によって東京(日本)とワシントン(アメリカ合衆国)の間で「沖縄返還協定」が結ばれました。それが1972年の5月15日の午前0時をもって発行し、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還されました。これをもって沖縄県が誕生しました。本土並みの復帰を目指しましたが叶わず、多くの基地を始めとした米軍の施設が残りました。沖縄全県の12%がそう言った基地の施設です。
posted by 三上和伸 at 19:36| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿六・有明の月 ☂→🌞 国際家族デー 2023.05.15

今日は弥生の廿六、月は太陽より早く明け方前に昇ります。東の空の朝焼けの中に、白い月・有明の月が観えます。今日は雨ですので月は隠れています。天気は回復して、明日は白い月が観えるでしょう。

雨の朝ですが、午後には止んで陽も指すようです。東海から関東甲信越・東北に北海道は雨の朝です。

今日は国際家族で―、1993年の国連総会で決まった国際デーです。日本は昔から家族に関する記念日(お彼岸・子供の日・父の日・母の日・盂蘭盆会・重陽・七五三など)が沢山あったので、取り分け家族の日など必要はなかったのですが、発展途上の国々などは家族を考える時間が少ないようでした。今日は大切な家族について考える国際家族デーです。
posted by 三上和伸 at 08:24| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月14日

ブラームスの名曲80 歌曲「小路にて」Op58-6 詩:ヘッベル 2023.05.14

歌曲「小路にて」Op58-6 詩:ヘッベル ニ短調 日本語訳:志田麓
ぼくは路地を見下ろしている、
あの向うに娘は住んでいた、
あの荒れ果てた、人気のない窓を
月はなんと明るく照らしていることか。

おお、美しい月の光よ、
とても沢山照らすものがあるのに、
なぜ空虚なあの場所のあたりで
亡霊のように漂っているのか!

路地を見下ろしているぼくと月の光を重ね合わせています。忘れられぬ恋心は月の光のように恋人の窓に注ぎます。多くの楽しみがあるのに、何故空虚な恋人に拘るのか、それは忘れられない恋の残り香のようなもので、弱くて善良な魂はそれを切り捨てられないのです。でもストーカーになってはなりません。恋に自由は鉄則です。そっと忘れてやることが大事です。
posted by 三上和伸 at 21:25| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラームスの名曲79 歌曲「憂鬱」Op.58-5 詩:カンディドゥス 2023.05.14

歌曲「憂鬱」Op.58-5 詩:カンディドゥス 変ホ短調
ぼくの胸は苦しくて、
苦痛のあまり
泣きたいようだ!
考えあぐね、生活に疲れて、
常世の闇の中に
首をつっこみたいほどだ。

僅か一節の変ホ短調の歌、ピアノの豊かな和音に沈むようにゆっくりと歌われます。希望が無く、世を儚んで痛切ですらあります。常世の闇、永遠の暗闇に首を突っ込んでしまいそう、死への憧れが頭を擡げています。生は苦痛、死は安息、されど誘惑には負けてはなりません。闘うのではなく、諦めるのです。諦めている内に再び希望は蘇ります。兎に角、生きることです。
posted by 三上和伸 at 19:26| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿五 ☁☂☁ 種痘記念日 2023.05.14

今日は弥生の廿五、旧暦弥生も押し詰まってきました。今年の弥生は30日までで「大の月」ですが、旧暦は新暦と違って毎年月の大小が変わります。昔の人はシッカリ暦を観ていたそうです。

明日までは愚図ついた天気が続くようです。今は曇っていますが、何時雨が降り出しても可笑しくない空模様です。

今日は種痘記念日、1796年のこの日、天然痘の発症を抑える魔法のような予防法がイギリスのジェンナーによって発明されました。天然痘は痘瘡(とうそう)ウィルスによる感染症で、高熱を発し、顔面に発疹を生じ、跡に痘痕(あばた)が残る病気です。昔は死に至る怖い病気でした。ジェンナーは、天然痘は一度罹患したならば二度と発症しない事実に着目し、その種菌(痘痕の中の膿【うみ】から作った)を正常な人に接種する方法を編み出しました。そのお陰で、現代では天然痘は、WHOによって1980年に絶滅宣言が出されました。凄い発明だったのです。
posted by 三上和伸 at 07:53| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月13日

前奏曲・弥生の廿四 ☂☁ メイストームデー 2023.05.13

今日は弥生の二十四、月は未明に昇って昼前に沈む廿四日月です。今日はRくんのサツマイモ苗植苗会に行く約束でしたが、生憎の☂、ババちゃんはガッカリしていました。私はその約束を忘却、パソコンの無料点検を頼んでしまい、今その点検作業が終わりました。

愛の記念日は多々あり、バレンタインにホワイト、オレンジときて、今日はメイストームデーだそうです。メイストームとは和製用語だそうで、日本の5月の低気圧が影響する嵐の事、男女の騒動を言い当てた用語です。バレンタインから八十八日が経過した日で、別れ霜を引用して男女が別れ話をする日と想定した記念日です。愛とは寛容の精神がないと続かないものです。自由を尊重し、お互いを愛し、お互いが犠牲の精神を持たなければなりません。相手を尊敬し、自分勝手の妄想は避けるべきです。賢く柔軟に恋をしましょう。
posted by 三上和伸 at 14:24| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月12日

前奏曲・弥生の廿三・下弦🌗 ☁⛅🌞☁ ナイチンゲールデー 国際看護師の日 看護の日 2023.05.12

今日は弥生の廿三、月は下弦です。太陽より45度の角度で先に動いています。月の出は未明(午前0時過ぎ)で10時半前に沈みます。

今は☁、太陽の射す時間もありそうですが、如何ですかね。明日から月曜日まで下り坂で、雨模様です。

今日は彼の偉大な医療従事者のフローレンス・ナイチンゲールの誕生日です。1820年のこの日に生まれました。イギリス人でしたが、フローレンスの名の由来はイタリアのフィレンツェ(英語の呼び方ではフローレンス)にあり、フローレンスがフローレンスの富裕な両親の2年間の新婚旅行中にフィレンツェで生まれたことによりフローレンスと名付けられました。

クリミア戦争に従軍の折り、敵味方に関係なく負傷兵の看護をし、「クリミアの天使」と呼ばれ、一躍時の人となりました。それでもナイチンゲールの偉大なところは、その後に看護の仕事ばかりに熱中するのではなく、衛生的な看護の在り方を研究し、膨大な看護記録を作成し、看護師の仕事を統計的・科学的に研究発表した事でした。看護師の育成に生涯をかけ、「近代看護教育の母」と呼ばれ称賛されています。

私も顔面の皮膚炎、腎盂炎、脱腸によって都合3回の医療入院の経験があります。その際の入院日誌は過去のブログに書きました。その時の最大の頼りはお医者様ですが、心の支えは美しき看護婦さんと優しき介護スタッフの女性たちでした。今でも3人の看護婦さんと2人の介護スタッフさんのお顔を思い浮かべることがでます。あの方々、今はどうしていられるのでしょうか? 懐かしさが募ります。今日はナイチンゲールの誕生日ですが、それに因んで、国際看護師の日及び看護の日として記念日になっています。
posted by 三上和伸 at 09:30| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月11日

ブラームスの名曲78 歌曲「つれない娘」Op.58-3 カラブリア民謡(コーピッシュ訳) 2023.05.11

「つれない娘」 詩:カラブリア民謡・コーピッシュ独訳 日本語訳:志田麓
ばくは暗い森の中で
一頭の雌虎に出会ったが、
ぼくの涙によって
雌虎を馴らすことができた。

ぼくは固い岩石、
そうだ、大理石が
滴る雫に穿たれて、
ものの姿になるのを見た。

さてきみは、そのようにやさしい、
魅力溢れるいとしい人よ、
ぼくのつく溜息や深い悲哀を
きみは平気で笑っているんだね。

詩はユーモアに溢れた表現をしています。雌虎を手懐けたりとか、滴る涙で大理石をうがったりとか、でも女を口説くのは生易しいものではありません。小手先(口先)だけではなく、真心が無いとね。犠牲を引き受けないと駄目ですね。

ブラームスとしては小気味よく軽い曲、ブラームスも「ぼく」には同情もしていません。明るく笑い飛ばした曲ですね。
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私の歳時記・暦 今日は立夏の次項・蚯蚓出(みみずいずる) 2023.05.11

今日は二十四節気・立夏の次候・蚯蚓出(みみずいずる)です。古代ギリシャのアリストテレスはミミズを「大地の腸」と呼んでいました。また種の起源で有名なダーウィンもミミズに関心を持っていて、岩を穿ち土に還す、肥沃な土を作るミミズの力を評価していました。

夏も近づくとミミズも活発に動き出します。皮膚呼吸をするミミズは雨が苦手です。土が水浸しになると、呼吸困難を起こし、そこから逃げようとします。しかし地上に出てしまうこともあるので、強い太陽に照らされて干乾びてしまうのです。良く死んだミミズが転がっているのを見掛けますよね。それにはそんな理由があるのです。ミミズは眼が観えないそうで、運の悪いミミズは干乾びてしまうのです。

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前奏曲・弥生の廿二・己巳日 ⛅🌞☁ 千葉地震・震度5 昨日から愛鳥週間 長良川鵜飼開き 2023.05.11

明け方(04:16)の地震、ビックリしましたね。私はうつらうつらしていたので大して驚かなかったのですが、熟睡の妻は大慌てで、布団の中でのた打ち回っていました。我が家の寝室はタンスや家具などは無いので落下物の心配が無いので安全です。千葉県木更津で震度5強,Ⅿ5.4の地震でした。神奈川県では震度4のところが多かったですね。

今日は弥生の廿二、今日の月は昨深夜に昇った月で夕方に沈みます。5月11日としては月の出の無い日です。

今日は金運が上がる己巳(つちのとみ)の日です。干支の巡り合わせで、60日に1度巡って来ます。弁天様の縁日ですので、今日、鎌倉の銭洗い弁天に出掛け、お金を聖水で洗う行為をすると、お金が増えて戻って来て金持ちになれると言う言い伝えがあります。今日は銭洗い弁天、混みますね。ハイキングがてら行ってみたら如何でしょう。

寒気と暖気が影響し合う気圧配置になっていますので、俄雨や雷雨があるかも知れません。今は陽が射していますが、午後は雨の降るところがあるようです。

昨日から愛鳥週間が始まりまして16日まで続きます。今は静かになって仕舞いましたが、先程まで、シジュウカラが鳴いていました。ウグイスも聴こえますが、初夏の名鳥・ホトトギスは未だ聴いていません。毎年ホトトギスは楽しみに待つのですがね。時代劇の初夏のシーンには良く使われますがね。

今日から長良川で鵜飼(10月15日まで)が始まるそうです。海鵜を飼い慣らして川魚(主に鮎)を獲る漁法を鵜飼と言います。今は外国の旅行者に人気がある舟遊びだそうですが、人生に一度は私たちも鵜飼の風流を楽しんでみたいですね。


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2023年05月10日

前奏曲・弥生の廿一 🌟🌞⛅☁ 日本気象協会創立記念日 2023.05.10

今日は弥生の廿一、月は深夜に出て夕方沈みます。明日は月の出が無く(その日に間に合わず、翌未明(12日0:26)に出る)、月の入りだけがある、面白い日です。

天気は初夏型になりつつあります。寒気と暖気が出たり入ったりで、俄雨が降り易くなります。突然の雷雨などに注意が必要となります。

今日は日本気象協会創立記念日です。1950年のこの日に気象協会として設立されましたが、関西気象協会及び西日本気象協会と合併をし、日本気象協会となりました。気象情報の発表や気象知識の普及、そして謎が多い気象の科学的研究をしています。社会に大きな貢献をしています。
posted by 三上和伸 at 09:23| プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月09日

私の歳時記 シラー忌日 2023.05.09

ゲーテと並ぶドイツ古典主義の文豪・フリードリヒ・フォン・シラーが亡くなったのが1805年の5月9日です。偉大な作品を数多書き、大文豪として世に認められたのですが、僅か45年の命でした。ゲーテ並みにもっと長生きをしたなら、飛んでも無い作品を世に残したでありましょう。シラーの特徴は整った文体による美しい文章を書いた詩人と言われています。しかし、詩だけにとどまらず、ゲーテ同様に、否、それ以上に万能の天才でした。歴史学・劇作・思想家、何でもござれで、しかも一流の出来栄えで、正に不世出の芸術家で思想家でした。音楽家にも大きな影響を与え、その詩作が多くの作曲家に使われました。

特に有名なのがベートーヴェンの第9交響曲の重要なテーマ「歓喜の歌」、そして渋い所ではブラームスの合唱曲「ネーニエ」にも使われました。ここでベートーヴェンの第9のテーマ・シラーの「歓喜の歌」のサビの部分の詩を紹介いたします。参考にご覧ください。

「歓喜の歌」 フリードリヒ・フォン・シラー作

歓喜よ 美しき神々の御光よ

エリュシオン(楽園)の乙女よ

我らは情熱と陶酔の中

天界の汝の聖殿に立ち入らん


汝の威光の下 再び一つになる

我等を引き裂いた厳しい時代の波

すべての民は兄弟となる

汝の柔らかな羽根に抱かれて
posted by 三上和伸 at 21:12| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の廿・廿日月・更待月 🌞 ヨーロッパデー 2023.05.09

今日は弥生の廿、月は更待月です。廿は十を二つ並べると廿になります。夜更け(22:42)に出る月ですから更待月と言います。

7日の日曜日は降水量37.5mmでした。そして昨日の降水量は91.5mmで、合わせると129mmも降りました。大雨でしたね。今日は相変わらず風は強いですが好く晴れています。

今日はヨーロッパデー、1950年のこの日、フランス外相のロベール・シューマンがヨーロッパの諍いの元となる石炭・鉄鋼の奪い合いを無くし、各国による共同管理を主張して、欧州石炭鉄鋼共同体を創設することを提案しました。これが後の欧州連合(EU)の原型になりました。

ロベール・シューマンはルクセンブルク生まれのドイツ系のフランス人、仏独の和解・融和を推し進めました。欧州連合の父と言われています。



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2023年05月08日

私の歳時記・歴史 今日はヨーロッパ戦勝記念日 2023.05.08

ヴァルプルギスの夜(4月30日)、ヒトラーが自殺をし、ナチスが瓦解しました。それから7日目の5月7日にドイツの降伏文書調印を受け、第二次大戦のヨーロッパ戦線が戦闘停止になりました。翌8日、連合軍が勝利を収めたのでした。この後、8月15日には日本も降伏し、三国同盟枢軸国は全て破れたのでした。他人の国土を犯す行為、その愚は歴史が証明しているのに、愚かなロシアは未だ戦闘を続けています。新しい武器を手に入れたウクライナもじきに反転攻勢に入ると噂されています。このままですとロシアに未来はありません。西側の民主主義に恐れをなしたプーチン、時世を読み間違えました。他人の不幸で胡坐をかくロシア国民の良識が問われることになります。
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前奏曲・弥生の十九・寝待月 ☂→☁ 世界赤十字デー 2023.05.08

今日は弥生の十九、月は寝待月です。日の入りより2時間後にでる月、暗くなってから出る月です。従って寝て待つ月ですから寝待月。雨は昼頃に止みました。それでも各地に大雨が降り、西日本の河川工事現場に洪水がありました。

昨日は我が一族が集まって私たちの結婚記念日の祝いをしました。序に義母の母の日の祝いも兼ねました。鷺沼のとうふ屋うかいでやりましたのですが、保土ヶ谷バイパス・東名高速とも土砂降りの中を往復しました。豪雨が私たち夫婦の44年の垢を洗い流してくれたようで、爽やかで気持ちよく帰宅をしました。

今日は赤十字の父と呼ばれているアンリ・デュナンの誕生日です。1828年の5月8日にスイスのジュネーヴに生まれました。デュナンは大人になると先ずは銀行員となり植民地のアルジェリアなどでも勤務をしました。そこで観たのは悲惨な住民の姿でした。やがてキリスト教青年会(YMCA)と関係を持ち、母譲りの福祉への道に向かいます。ジュネーヴYMCAを設立し、やがてパリで「YMCA世界同盟」を結成しました。アルジェリア救済に多くの借金をしたデュナンはフランスのナポレオン三世に助けを求め、イタリア統一戦線(フランスが介入、オーストリアとの戦い)の真っ只中に入りました。そこで観たものは数万人の死傷者でした。デュナンは敵味方関係なく救助をし、人に問われると「人類はみな兄弟」と答えたそうです。やがてそれが国際組織「赤十字社」に発展して行きます。

晩年は救済活動で使った借金で失踪しました。20年、消息不明でしたが、再び脚光を浴びるようになりました。第1回のノーベル平和賞を受けました。賞金は全て赤十字社に寄付したそうです。
posted by 三上和伸 at 16:43| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月07日

前奏曲・弥生の十八・居待月 ☁🌂☁☂ 世界エイズ孤児デー 2023.05.07

今日は弥生の十八、月廻りとしては居待月となります。昨日が満月でしたので、滅多に無い居待月の既望の月となります。まあ、荒天ですので、月は観えそうもありませんがね。

曇り時々雨で夜からは本格的に降りそうです。連休最後の日が☂、それでも好い天気が続いた連休でしたね。御の字でした。

今日は世界エイズ孤児デーです。エイズ孤児とは両親のいずれかもしくは両方をエイズで失った子供、そしてHIV(ヒト免疫不全ウィルス)感染、或いはAIDS(後天性免疫不全症候群)患者の孤児を言います。WHOなどの定義では「15歳の誕生日を迎えるまでに、母親がエイズで亡くなった子供」を指すそうです。

地球全体のエイズ患者数は4,200万人だそうです。またエイズ孤児は1,300万人だそうで、毎年7万人のエイズ孤児が増えているそうです。特に南部アフリカ地域が深刻であり、感染による貧困の増加で、捨て子やストリートチルドレンが増大しています。

2002年の国連こども特別総会で「世界エイズ孤児デー」を制定し、国連はエイズ孤児問題への意識を高めるために活動しています。
posted by 三上和伸 at 10:21| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月06日

私の歳時記・歴史 鑑真忌 2023.05.06

難破などの苦難の来日をした唐の高僧、日本律宗の開祖です。日本に於ける主な仕事は、仏教の普及と日本人のお坊さんの育成とそれの認定でした。ちゃんとした修行を済ませたお坊さんであることを証明し資格を与えたのでした。新しいお坊さんが日本国民のためにシッカリ仕事ができるようにする事、優秀で善良なお坊さんを育てる事が大きな仕事でした。

唐招提寺と言う立派な寺院を築き上げ、天平宝字7年の5月6日(763年6月25日)に亡くなりました。
posted by 三上和伸 at 15:05| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記・暦 今日は立夏にして蛙始鳴(かわずはじめてなく) 2023.05.06

暦の上で、今日は立夏にして蛙始鳴(かわずはじめてなく)です。農作業的には稲作りの最初の段階で、田の代掻き(田に水を入れ、土塊を砕き田面を平らに均す)や畔塗り(田の水の漏水を防ぐ畦造り)の季節を知らせる事項です。この頃になるとカエルは生殖活動のため鳴くようになります。「オスの俺はここにいるよ。ここは俺の縄張りだ。どうかメスさん来てください」と鳴くのです。そして水中に産卵をし、田の水はオタマジャクシで溢れるのです。
posted by 三上和伸 at 11:49| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の十七・弥生の望🌕・立夏 🌟🌞🌕?☁ 国際ノーダイエットデー 2023.05.06 

今日は弥生の十七、月は満月(望・望月)です。そして二十四節気では立夏となります。夏がやって来ました。夏と言ってもジトジト・ベタベタの不快な夏で無く、一年で一番生活のし易い爽快な夏です。肌感覚として気持ちの良い好い季節になりました。但し結構荒れる気候の時もあり、今朝は陽が射していますが、やたらと風が強いです。日中は晴れるようで、ギリギリ満月も観られそうです。

ダイエットのプレッシャーで心の健康を害する人(過食症・拒食症)が多い現代です。昔は食べ物が足りない時代が続いていましたので、肥満などはありませんでした。ところが栄養事情が満たされると、ストレスが食べ物に向かう人が多くなりました。ストレス解消には食べる事に効果がありましたからね。結局肥満、そして肥満がストレスとなりダイエット、更にダイエットがストレスになり、健康を害するのですね。私もお腹の脂肪が気になっています。メリー・エヴァンス・ヤングさんが国際ノーダイエットデーを設けました。知恵を働かせて、ダイエットストレスを乗り越えましょう。知恵とは余裕をもって行使するもの、ダイエット、躍起になってやるものではありません。
posted by 三上和伸 at 08:23| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月05日

私の歳時記・暦 端午の節句 2023.05.05

今日は端午の節句。端午の端は初めの意味、月の初めの午(うま)の日を言います。午は五と同音ですので、後に5月5日を端午の節句に当て嵌めました。古くは邪気を払う意味で軒先に菖蒲(花の菖蒲ではなく、サトイモ科の葉の菖蒲)や蓬(よもぎ・薬になり軍事用にも利用された)を吊るし、粽や柏餅を食べるようになりました。中世‣近世の武士の時代になると、男子の祝いの傾向が強くなり、甲冑を飾り鯉のぼりを立てるようになりました。しかし第2次大戦後は男女同権の思想が成立し、武力を誇示した端午の節句は色を失い、子供の日と化しました。自由・平等・博愛の現代こそ、平和な端午の節句が喜ばしいですね。
posted by 三上和伸 at 09:01| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の十六・幾望🌕・春土用明け 🌟🌞⛅☁ こどもの日 2023.05.05

今日は弥生の十六、月は幾望(満月前日)・小望月です。そして今日は春の土用の明けとなり、明日からは夏(初夏)となります。暦上、今日が春の最後の日と言うことです。愈々夏がやって来ます。でも初めの夏は柔らかくて爽快です。雨も降りますが、雨間の晴れを五月晴れ言うそうで、緑滴る好い季節です。山は躑躅と藤に萌え、野は早苗の緑が揺れます。雪解けの水が小川を流れ、カエルの声も聴こえてきます。そして「目に青葉、山杜鵑に初鰹」、青葉を観ながらホトトギスの声を聴き初鰹を食す、好い季節がやって来ます。

今日は端午の節句、男子の祝いの日です。それでも男女同権の昨今、子供の日と言う定説が増して来ました。女子の代表・Yちゃんがいみじくも言いました。「どうして男の子は兜と鯉のぼりが貰えるの?」、困ったジイジは、「今日は子供の日だから、鯉のぼりは子供たち皆のものだよ!」、「フーン…」とYちゃんは納得してくれました。
posted by 三上和伸 at 07:46| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月04日

前奏曲・弥生の十五・十五夜 🌟🌞🌓🌟 みどりの日 2023.05.04

今日は弥生の十五、十五夜です。今月は満月ではなく小望月でもないその前日の十五夜です。けれども月は円いです。

横浜は降水確率が0%、一日晴れるも見込みです。正に絶好の行楽日和、予定の無い方はお散歩でもしてみたら如何ですか? それでも西から下り坂、九州は既に雨が降っているようです。関東は明日まで持つそうです。運がありましたね。

今日はみどりの日、「自然と親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」がスローガンの国民の祝日です。4月29日から移動されて、連休作りにのために5月4日にさせられたのです。その有難味が益々薄れる効果を生みました。でも気持ちを改めて、緑に親しみましょう。
posted by 三上和伸 at 07:45| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月03日

私の歳時記 今日は私たちの結婚記念日 2023.05.03

今日は5月の3日、ゴールデンウィーク後半の最初の日です。そして44年前の私達の結婚式の日でした。私たちは結婚と言うものに慣れないで、最初の内は喧嘩ばかりしていました。初めての男と女の生活、些細な事で傷つけあっても来ました。それでも子供が出来て漸く男は男の役目があると納得しだし、妻や子の大切さを知り始めて、男の覚悟が出来上がってきました。もう喧嘩をしなくなってから何年経ったでしょうか? 恐らく、40年は経ったでしょう。子は育ちそれぞれ結婚して孫も出来ました。今では4人の孫のジイジバアバとなりました。この世のありったけ幸せを掴んだと確信しています。今後は二人して旅行にグルメ、そして芸術鑑賞を楽しんでいきたいですね。

結婚記念日としては、44年はルビー婚式の4年目に当たります。結婚十五年目からは5年間隔で記念日が更新されます。従って私たちは来年、サファイア婚式を迎えます。私の目標は金婚式!
posted by 三上和伸 at 08:38| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月02日

間奏曲 風間公親教場、新垣結衣と生見愛瑠(ぬくみめる)が素晴らしかった 2023.05.02

昨日放映された木村拓哉の教場、新垣結衣と生見愛瑠(めるる)が素晴らしかったです。

新垣結衣、子育てに悩む女刑事役、一本筋の通った演技で、冷静で透徹した大きな目が印象的でした。決して過剰な演技をしようとして力むのではなく、自然体の柔らかさを持ち合わせていました。そして自らの子供を愛し心配するように、めるる扮する若き母親(犯人)を改心(自白)させようと指導していました。その静かな優しさが画面を通して涼し気に伝わっており、木村の過剰で恐ろし気な演技を緩和していました。

若いめるるは思った以上に熱演をしていました。自己中心的で冷酷な恋人を殺し、その瞬間に、その恋人の子を孤立出産するスリリングな妊婦を演じ、陰影の濃い顔の演技で見事に演じ切りました。あのコマーシャルの美しくも陽性なめるるを見慣れていた私は、正直驚きで、めるるとはこんな演技も出来るんだと何やら嬉しくなりました。寝るまで、私の心は満たされたままでした。
posted by 三上和伸 at 20:30| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・弥生の十三・十三の月🌔・八十八夜 🌞 郵便貯金の日 郵便貯金創業記念日 2023.05.02 

今日は弥生の十三、月は十三夜です。普通は旧暦の長月の十三の月が十三夜です。でもそれと同じ月が毎月一回は出ます。今日は弥生の十三夜になります。立春から88日目ですので、今日は八十八夜と呼ばれています。🎵「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂り、あれに観えるは茶摘みじゃないか、茜襷に菅の笠」と歌われるように霜の心配がなくなり、種蒔きや茶摘みの頃を告げる歴注の雑節です。

天気は一日中降水確率0%、晴れの一日です。

私の父は公務員で、郵便局勤めをしていました。その中でも貯金課で退職まで勤めました。従って、我が家は銀行への預金は無く、当時としても珍しい銀行を知らない家庭に育ちました。後年、郵政が民営化され、その荒波に揉まれずに済んだ父、幸せだったようです。今日は郵便貯金の日、1875年のこの日、東京府下の郵便局と横浜の郵便局が郵便貯金の制度を始めました。
posted by 三上和伸 at 08:42| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月01日

前奏曲・弥生の十二 ⛅一時🌞☁ 今日はメーデー 2023.05.01

今日は弥生の十二、新暦では5月1日です。冬の長い北ヨーロッパでは5月こそが春、多くの詩人や音楽家が5月を愛でた作品を作っています。ブラームスの歌曲では「5月の夜」が有名で、五月の夜の気怠い雰囲気を醸し出している傑作です。元々の5月1日はヨーロッパの春祭り(前夜祭がヴァルプルギスの夜)で、春の女王(メイクイーン)を決め、花の冠を被せ、市中を行進したのだそうです。そして親しい人に、鈴蘭を贈る日だそうです。

曇り勝ちの日のようです。晴れ間は夕方現れるようです。

1886年のこの日、シカゴの労働者が「8時間労働制」を求めてストライキを行いました。それを記念し、1889年にこの日を国際的な労働者の祭典・万国労働者団結の日と定められました。翌1890年、第1回目のメーデーが開催されました。昔は我が父も組合に入っており、それなりの活動をしていましたが、現代では労働運動は下火であり、取り分けメーデーの話題も少なくなりました。隔世の感がありますね。日本の労働者は大人しく紳士的です。そんな人たちの給料を上げて欲しいですね。フリーランスの私のメーデー、適切な価格で最良の仕事をする、どちらかと言うと労働運動には後ろ向きでしたね。金ではなく信頼です。
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2023年04月30日

私の歳時記・歴史 ヴァルプルギスの夜 ヒトラーの自殺 2023.04.30

ヴァルプルギスとは8世紀のフランク王国の女子修道院長(女性)の名に由来します。ヴァルプルギスの夜とは西欧で広く行われる行事(祭り)で、4月30日の夜から5月1日未明にかけて行わる春の祭です。ドイツの伝承では前夜祭の4月30日の夜に、魔女たちがドイツ・ハルツ山地のブロッケン山に集まって神々たちとドンチャン騒ぎをすると言います。ブロッケン山とは自然現象のブロッケン現象が世界で最初に認識された山で、正に魔の山で、魔女たちが固執する場所と思われています。現代でもヨーロッパの各所で、この日に火を焚き、この春の到来を祝う祭りに花を添えています。復活祭に近く、通称は「復活祭のかがり火」で、熱狂的な騒ぎをするヨーロッパの風習の一つです。

今日は彼のアドルフ・ヒトラーが自殺をした日です。ヴァルプルギスの夜での自殺、ある仮設ですが、この悪魔崇拝の重要な日に自らの生を遮断したヒトラー、正に悪魔の象徴で、その悪魔は正義に破れたのですね。
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私の歳時記・歴史 源義経と武蔵坊弁慶死ぬ 2023.04.30

頼朝の策謀による圧力に抗えなかった奥州藤原氏の当主・泰衡は、衣川の舘(ころもがわのたち)に攻め込んで義経に自害をさせました。伝説では多勢に無勢だった義経の家来・武蔵坊弁慶も八面六臂の活躍をしましたが、打ち取られました。文治5年(1185年の6月15日)閏卯月の30日に弁慶共々義経も亡くなりました。義経の妻・郷御前と娘一人も義経が殺しました。この後、頼朝は奥州征伐をし奥州藤原氏を亡ぼしました。多くの犠牲を払った奥州征伐、敵味方の区別なく義経を始めとするその犠牲者を弔うために、平泉の毛越寺に擬えて、鎌倉二階堂に永福寺(ようふくじ・廃寺)を建立しました。永福寺、今はその礎石が残り、池も造り、浄土庭園の趣を醸しています。鎌倉の新しい名所となっています。

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前奏曲・弥生の十一 ☂夜☁ 図書館記念日 2023.04.30

今日は弥生の十一、秋ではありませんので殊更名月を論う(あげつらう・あれこれ論ずる)つもりはないのですが、これから名月と呼ばれる月が登場してきます。十日夜(とおかんや・田の神が山へ帰る祭り)・十三夜・十五夜・十六夜など次々と月を愛でる名称が出てきます。今日は十一夜、生憎の天気で、観えそうもありませんが…。

北朝鮮・中国東北部・ロシア東岸の沿海州に低気圧があり、そこから延びる寒冷前線が日本列島を横断中です。午後の関東を通過し太平洋に抜けて行くでしょう。5月1日から5日までは天気も安定して、良いGWになるでしょう。6日7日が✖のようです。

今日は図書館記念日、1950年(昭和25年)のこの日、図書館法が公布されました。我が孫たちは図書館を活用しています。これは当然その孫たちの両親が図書に対して興味と理解があるからです。私たちは娘たちを足繫く図書館に連れて行ったことがありませんでしたが、図書購入の範囲で、読書の楽しさを教えてやりました。パパとなった私は毎晩娘たちに本を朗読してやりました。後年本の楽しさを身に着けた娘たちが子を持つようになり、その私たちに輪をかけて熱心に孫たちを読書に導きました。NちゃんYちゃんRくんは本好きの子供に育ちました。今、Hちゃんが、パパの恵ちゃんとジイジの朗読の影響を受け、本好きの幼児に成長しつつあります。本を愛す、その影響は日々出ています。Hちゃんはノンタン図書をお手本にして、自らの好奇心の世界を拡大しています。ジイジにはノンタンとHちゃんが透けて観えます。
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2023年04月29日

私の歳時記・歴史 ヒトラーとエヴァ・ブラウン、結婚する 2023.04.29

1945年のこの日、長らく謎の恋人同士であったヒットラーとエヴァ・ブラウンがベルリンの総統官邸地下壕で簡素な結婚式を挙げました。ソ連の赤軍が迫る中、翌日には二人は心中をして命を絶ちました。まだ若い33歳でした。エヴァは嫉妬のため何回か自殺未遂をした女性でしたが、何とか耐え、この日に結婚を果たしました。決して悪女ではなく、選んだ相手が狂った悪魔でした。
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前奏曲・弥生の十 🌞後☁ 昭和の日 2023.0429

今日は弥生の十、月は十日月(夜)となります。沿海州や黄海、そして東シナ海には前線を伴った低気圧があります。関東だけが晴れていて陽が射しています。明日は関東もまとまった雨が降りそうです。

今日は昭和の日、昭和天皇の誕生日でしたので、我々昭和世代としては、GWの最初の日として天皇誕生日は馴染み深いものでした。昭和天皇が亡くなると自然を愛した昭和天皇に因んで「みどりの日」(2006年・平成18年まで)となりました。ところが馬鹿みたいに祝日を動かしたがる政治家によって、緑の日は5月4日に引っ越して、4月29日は、昭和天皇に因んで「昭和の日」となりました。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」国民の祝日になりました。
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2023年04月28日

前奏曲・弥生の九・上弦 🌞 主権回復の日・サンフランシスコ平和条約発効記念日 2023.04.28

今日は弥生の九、月は上弦です。今の日本では月は観えていませんが、06:20分に地球の裏側で月は上弦を迎えました。11時4分が月の出で、午後には天の高い所で上弦の月が観えます。

太陽も高く昇っています。徐々に太陽は夏至を目指して高く昇るようになります。紫外線が強烈に射し込みます。今日は紫外線注意報がでるでしょう。

太平洋戦争敗戦後、日本はアメリカに統治されて主権がありませんでした。1952年のこの日、漸く、サンフランシスコ平和条約が発行されて、日本に主権が戻りました。今日は主権回復の日にしてサンフランシスコ平和条約発効記念日です。

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2023年04月27日

間奏曲 日本最古の記録の地震 2023.04.27

幾つかの説があるようですが、599年の4月27日に起きた推古地震が日本(日本書記)の記録に残る最初の地震であったようです。当然ながらその前にも巨大地震はあったでしょうが、記録が曖昧であり、初めて記録上に載ったのがこの地震であったようです。1424年前の地震、日本書記に記録が残されています。
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前奏曲・弥生の八 ☁🌞☁ 哲学の日 2023.04.27

未明と夜以外、一番好い時間帯に雨が降っていた皮肉な昨日に比べ、今日は新緑に青空が映え、気持ちの良い朝を迎えています。やや冷気は残っていますが、風は肌を刺激して眠気を覚醒させる力を持っています。初夏の匂いがしています。月は弥生の八、半月間近の月が出ます。

今日はギリシャの哲学者・ソクラテスが亡くなった日。紀元前399年のこの日、時の権力者から死刑宣告を受け、毒薬を飲まされて刑の執行が行われました。ソクラテスは対話しながら説教をするタイプの哲学者でした。相手の無知を鋭く指摘したそうで、それを疎まれ、告発されたのでした。弟子の言うことを聞かず、「悪法も法だ」と言って刑に従い、あっけなく死んでしまいました。哲学とは物事を根本原理から統一的に把握・理解しようとする学問のことです。規模の大小は違いますが、誰でもその人なりの哲学は持っているものです。しっかり持ってしっかり生きましょう。
posted by 三上和伸 at 07:38| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月26日

私の歳時記・暦 七十二候・霜止出苗(しもやみてなえいずる) 2023.04.26

昨日が穀雨の次候、第17番目(立春から数えて)の「七十二候・霜止出苗・しもやみてなえいずる」でした。暦では、春も終わりに近づき、関東以南の低地は霜の降りる心配がなくなり、種籾を撒き稲の苗を育てる適期を伝えています。

種籾とは前年に実った稲のタネで、上質な籾を食べずに残して起きます。そして播種し発芽させます。そのひと固まりを苗代(なわしろ)と言います。順調に育ったら5月頃、水を張った田圃に苗を数本纏めて植えて行きます。鏡のような田圃に緑が映えます。

季節的には晩春から初夏、山は新緑の中に躑躅や藤が咲き誇ります。本当に美しい季節の到来です。風は薫風、水辺(田んぼの中も)にはメダカやオタマジャクシが遊んでいます。歳を重ねた私も、未だにこの景色を夢に見ます。田舎の初夏の景色です。
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前奏曲・弥生の七・七日月 ☂夜☁ 世界知的所有権の日 2023.04.26

今日は弥生の七、七日月ですが、横浜の春は雲が多く、中々月が観えません。天気予報は一日雨で、春とは名ばかりの暗い曇天が続いています。但し、明日は晴れそうなので、久し振りに月が顔を出すかも知れないですね。今月の上弦は旧暦9日(新暦28日)ですので、明日の月は上弦前の月ですね。

湿った暗い一日になりそうです。今日の私はオフ日、暇ですので、溜まったブログ書きをしようと思っています。夕方には孫のHちゃんが来るそうで、買って置いたお林檎ちゃんを剥いてやろうと思っています。

今日は世界知的所有権の日です。1970年のこの日、「世界知的所有権機関を設立する条約」が発行し、世界知的所有権機関が発足しました。知的所有権とは「発明」、「文学及びその他の芸術作品」、「商業に使われる象徴・名称・イメージ」などが規定され、これらを守り、人類の発展に寄与するように道筋を建てた法律です。知的所有権制度の目的は、創造性と革新性が称賛されるような環境を作ることだそうです。
posted by 三上和伸 at 09:29| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月25日

前奏曲・弥生の六・六日月 🌞⛅☁ 世界マラリアデー 2023.04.25

今日は弥生の六、午前中は太陽が観えていますが、午後からは下り坂になりそうです。朝鮮半島の南に低気圧があり、ゆっくりと東に向かっています。関東は明日明後日に雨が降るようです。

人以外で一番殺人をしているのが「蚊」だそうで、毎年、72万5千人が死亡しているそうです。その内の60万人がマラリア感染で死亡しているそうで、蚊こそが人以外のナンバーワンの殺人生物となっているそうです。日本の蚊帳や蚊取り線香が役立っているそうです。
posted by 三上和伸 at 08:57| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月24日

前奏曲・弥生の五 ⛅☁ 植物学の日 2023.04.24

カムチャッカ半島付近に巨大な低気圧があって、気圧配置は冬型です。低温の風が吹きつけています。今日の横浜は20℃に届かない、肌寒い日です。

今日は植物学の日、植物学の草分け牧野富太郎の誕生日を祝う記念日です。江戸時代の末期に生まれた牧野、少年時代から野の草に興味を持った風変わりな男でした。今、朝ドラでその生涯を紹介されていますが、黎明期の植物学を資材を費やして盛り上げました。その志は高かったですね。植物と言えば牧野図鑑でしたからね。私もそれを使って少し学びました。
posted by 三上和伸 at 07:27| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月23日

私の歳時記・歴史 禅寺の寺格が制定される 2023.04.23

暦応(1342年5月28日)5年のこの日、室町幕府(足利尊氏)は京都と鎌倉の禅寺(主に臨済宗)の寺格を決めました。五山・十刹(じっさつ)・諸山(しょざん)・林下(りんげ)に分けられました。

京都と鎌倉の五山のランキングを並べてみますと、京都・鎌倉の双方の最上位に選ばれたのが別格上位の南禅寺、京都の一位は天竜寺、二位が相国寺、三位が建仁寺、四位が東福寺、五位が万寿寺です。そして鎌倉は、一位が建長寺、二位が円覚寺、三位が寿福寺、四位が浄智寺、五位が浄妙寺です。私は、京都は南禅寺しか行っていませんが、鎌倉は全てに複数回訪ねています。質実剛健な禅寺、座禅・托鉢・禅問答など、常に厳しい修業が行われています。
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前奏曲・弥生の四・四日月 ⛅🌞⛅☁ 世界図書・著作権デー 2023.04.23

今日は弥生の四、季節は晩春から初夏へと真っ直ぐ進んでいます。今年は躑躅と藤がほぼ同時に満開を迎えています。私たちの花詣でも驀進する季節の進みに追い付かず、青息吐息となっています。藤の景勝地は行けそうもありません。それでも私は藤棚などよりも野生の森に繁茂した藤が好みです。藤は里山に普通に生える蔓性の樹木、我が団地の裏山にも数本の藤が満開を迎えています。昨日、確認に行って来ました。満開でした。

今日は昨日に続いて曇りがちな空模様、昼前後にお日様は覗くと予報されますが、果たして…? 今の空は雨が降らなければいいな〜、と言う雰囲気です。

今日は国際デーの一つの世界図書・著作権デーです。スペイン・カタロニア地方のサンジョルディ―の日が基になっていて、スペインからの提案で1995年にユネスコが制定しました。「ドン・キホーテ」のセルバンテスやイギリスのシェイクスピアの命日でもあることから、文学図書の記念日には相応しい期日だと思います。

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2023年04月22日

Nちゃんと私23 Nちゃん、ブルクミュラー25の練習曲を全曲終了 2023.04.22

昨日がNちゃんYちゃんのピアノレッスン日でした。Nちゃんは第25曲の「貴婦人の乗馬」を仕上げ、これで全曲を踏破したわけです。遂に昨日、ブルクミュラー25練習曲を終了しました。ここまで約2年の歳月をかけ、ブルクミュラー25を弾き切りました。24カ月で25曲、ハイペースでは無かったですが、着実に熟して来まして、大きな成果を挙げました。今、どの曲をリクエストしたとしても、1時間も譜読みをすれば直ちに弾けるでしょう、Nちゃんにとって大きな財産になりました。Nちゃん頑張りました、おめでとう!

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前奏曲・弥生の三・三日月🌒・旧上巳の節句(旧ひな祭り) ⛅🌞🌟 アースデー 2023.04.22

今日は弥生の三、旧暦の三月三日です。今年は閏如月が入りましたので、弥生の登場が遅くなりました。漸く、上巳の節句・ひな祭りとなりました。江戸時代なら、今日が雛祭りだったんですね。梅や桜は疾うに終わり、勿論桃だって葉が茂っています。躑躅咲く晩春の雛祭りになりましたね。

午前中は曇っていますが、午後遅くからは晴れそうです。全国的には天気は良さそうです。

今日はアースデー、地球の日です。地球環境の保護を支援するためのイベントをする日です。世界中で幅広い種類のイベントが行われているそうです。2023年の主要テーマは地球への投資です。アースデーの旗はアポロ17号の乗組員が撮影した「ザ・ブルー・マーブル(青いビー玉を意味する)」が使われています。アフリカ大陸を中心に、左・大西洋、右・インド洋、下が南極大陸が映っています。美しいブルー・マースです。
posted by 三上和伸 at 08:40| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月21日

私の歳時記・歴史 賤ケ岳の戦い、柴田勝家、秀吉に負けて、戦国一の美女・お市も死ぬ 2023.04.21

天正11年(1583年6月11日)のこの日、織田信長の重臣であった柴田勝家が羽柴秀吉に賤ケ岳の戦で敗れ、自害しました。織田信長の妹で妻の絶世の美女お市も一緒に亡くなりました。浅井長政とお市の三人の娘(勝家にとっては連れ子の茶々・初・江)は命を救われ、後に茶々は秀吉の側室に、初は京極家の嫁に、江は徳川秀忠の妻になりました。残忍な秀吉でも三姉妹は殺さなかったのでした。まあ、三娘は織田信長の姪でしたからね。

しかし戦国とは恐ろしい時代でしたね。特に豊臣秀吉の残忍さが目立っていました。多くの武将を殺し、その妻や親類を根こそぎ亡ぼし、多くの宗教家も磔の刑(はりつけのけい)に処しました。己の親戚(豊臣秀次)の一族郎党まで、皆殺しにした鬼でした。私が歴史上の人物で一番嫌いなのが秀吉です。下品で不細工な悪魔です。

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前奏曲・弥生の二・繊月☽ ⛅夜☂ 民放の日 2023.04.21

今日は弥生の二、月は繊月で新月翌日の月です。日の入り後に出る細い月です。旧暦の暦は新月が一ですので、今日の繊月は二日目の月となります。見付けるのは結構難しいです。

今は弱い陽が射していますが、今日は曇りのようです。夜に雨が降るようです。

今日は民放の日、1968年に放送広告の日として制定されましたが、1993年に民放の日と改称されました。我が家のテレビ鑑賞は民放のニュースシーを主体に観ています。昼は「ひるおび」、夕方は「Nスタ」、夜は「報道ステーション」を観ています。バラエティーでは「ざわつく金曜日」、「ポツンと一軒家」などです。最近はドラマはあまり観ませんね。今楽しみにしているドラマはNHKBSの再放映の時代劇「かぶき者慶次」ですね。民法は視聴率に影響されているようで、年配の男性には不向きな放送形態ですね。CMも内容的には落ちています。ジャニーズが多過ぎますね。ウンザリしています。
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2023年04月20日

終曲 部分日食、石垣島の映像がありました 3023.04.20

チラッと観ただけですが、太陽の左部分が欠けた石垣島の日食映像がネットに出ていました。僅かな欠落でしたが映像的には鮮やかに表れており、月の円さが新鮮でした。この時点で、ほぼ、太陽と地球、そしてその間に入った月が一直線に列を成したことが判りました。
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私の歳時記・暦 七十二候の葭始生(あし(よし)はじめてしょうず) 2023.04.20

今日は二十四節気・穀雨の初候・七十二候の第16番目の「葭始生(あしはじめてしょうず)」です。この七十二候は日本では葭が使われ、中国では浮き草が使われています。葭は日本の水辺に生える植物で別名を「よし」と呼ばれています。“あし(悪し)”ではなく“よし”とされたのです。日本では浮き草よりは葭の方が目に付き一般的であったようです。葭や浮き草もこの時期になるとその緑が際立つようで、晩春の緑萌える時期を表すのに適していたようです。

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前奏曲・弥生の朔・🌑新月・穀雨 🌞⛅☁ 郵政記念日 2023.04.20

今日は弥生の朔、月は新月で、太陽の直ぐ傍を動きます。ほぼ太陽・月・地球が一直線上に連なります。沖縄・小笠原では部分日食(14時40分)が観られるそうです。

今日から穀雨、「降る雨は百穀を潤す、春の季節の最後、田畑の準備が整い、春の雨が降る頃」と暦に書かれています。農家では田植えの準備を急いている頃です。稲の発芽を促し、苗代を仕立てて、稲の苗を作り始める頃、田を耕し、水を張ります。農家が忙しくなる頃です。

前線が東進していますが、太平洋沿岸のスレスレの位置を進んでいます。横浜の朝は晴れています。明日は雨が降りそうです。

1871年(明治4年)3月1日(新暦4月20日)、それまでの飛脚制度を止め郵便制度を実施し始めました。東海道の各駅で郵便の取り扱いと切手の発行が始まりました。そして翌年には全国的な組織となりました。
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2023年04月19日

前奏曲・閏如月の廿九・晦☾ 🌞⛅☁ 地図の日 2023.04.19

今日は閏如月の晦、月が観える最後の日でした。明日は新月🌑、弥生が始まります。

低気圧を伴った弱い前線が通り抜け、横浜は良く晴れています。今日は晴れのち曇りの予報が出ています。西から新たな前線が進んでいるので下り坂と言えますが、雨の予報は出ていません。

寛政12年(1800年)のこの日(閏卯月19日)、伊能忠敬(測量家・地理学者)が蝦夷地(北海道)の測量に出発しました。この蝦夷地を始め全国を測量し始め、忠敬は日本最初の実測地図「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を製作完成し、幕府に献上しました。輿地(よち)とは大地(地球)の事です。因みに忠敬は、伊能家に婿養子に入り、若い頃は家業の酒蔵の酒造業に専念していました。ところが隠居後、天文暦学に興味を持ち、それが高じて、誰もやったことのない日本地図を描こうと思い立ちました。幕府に志願し地図作りのために全国を行脚しました。

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2023年04月18日

私の歳時記・歴史 葛飾北斎忌 2023.04.18

今日は天才絵師・葛飾北斎の忌日です。嘉永2年(1849年5月10日)の4月18日に数え90歳で亡くなりました。版画・肉筆浮世絵・漫画・挿絵芸術など生涯の作品数は3万点を数えたそうです。興味津々だったのが西洋絵画(油絵)でしたが、日本の絵の具で描き、シーボルトがヨーロッパに持ち帰ったのがオランダに存在します。しかしこれだけは満足な形にはならなかったようで、90歳の北斎の心残りになったそうです。娘のお栄(葛飾応為・かつしかおうい)共々、絵を描く事しか興味はなく、掃除もしない小汚い家で創作に励んでいたようで、その汚さに嫌気がさして、生涯に93回もの引越しをしたそうです。

世界の画壇や芸術家に衝撃を与えた人で、その影響はゴッホやドビッシーを始めとして計り知れないものがあったようです。1999年のアメリカの雑誌ライフの企画による「この1000年で最も重要な功績を残した100人」で、日本人でただ一人ランクイン(86位)したのがこの北斎でした。
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前奏曲・閏如月の廿八 🌞☂ お香の日 2023.04.18

今日は閏如月の廿八、旧暦も愈々月が替わろうとしています。暦を季節に合わせるために用いる閏月の仕組み、この閏如月も明日までとなります。明後日(20日)からは弥生になります。

関東は微妙な天気となるようです。大半に☂マークが付いています。されど横浜は☂マークの横に🌞マークが付いています。横浜は雲の多い朝ですが、陽が射しています。通り雨があるようです。昨日は埼玉県辺りで虹が観えたそうです。今の七十二候が「虹始見(にじはじめてあらわる)」ですから、ピッタリの季節感がありましたね。今日も何処かで虹が現れるかも知れません。横浜もその候補地と言えるでしょう。

日本書紀に「推古天皇3(西暦595年)年の4月に淡路島に香木が漂着した」の記録があるようで、これが日本のお香の最初の記述となったようです。4月の18日にした理由は、香と言う字を分解すれば、一・十・八・日となり香となることからこの日に決まったのだそうです。香りには邪気を払う力があると信じられてきました。好い香り、好いですね。私は花の香と肌の香(一寸エッチですが…)が好きです。

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2023年04月17日

私の歳時記・思い出 飯田・下伊那の日・五平餅の日 2023.04.17

今日は飯田・下伊那の日で、五平餅の日だそうです。嘗ては度々訪れた長野県南部の景勝地で、南アルプスと中央アルプスを間近に仰げる素晴らしい土地でした。恐らく5月の初め頃と記憶していますが、天空の里の下栗の里へ出掛けた折、五平餅を食べ、蕎麦処のはんば亭で旨い蕎麦を味わいました。あの時の五平餅と蕎麦の味は未だに忘れられません。そして村全体に咲いていたヤマツツジとフジの花、愛するものに囲まれた私は真に幸せでした。
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前奏曲・閏如月の廿七・春土用入り 🌞☂ 世界ヘモフィリアデー(世界血友病の日) 2023.04.17

今日は閏如月の廿七、月も明け方に出るようになり、細い月が観えます。閏如月も終わりに近づいています。今日は春の土用の入り、春も終わりに近づいています。土用が明ければ夏(立夏)となります。

横浜は晴れますが、雷雨もありそうで、落ち着かない日となりそうです。

血友病とは血液凝固因子のXIII因子とT]因子の欠損乃至活性低下による遺伝性血液凝固異常症だそうです。原因は遺伝が70%、突然変異での発生が30%と言われています。全世界の人口の内の40万人が患者とされています。今日は世界血友病連盟を創設したフランク・シュネーベルの誕生日で、この病気の啓発デーです。
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2023年04月16日

前奏曲・閏如月の廿六・有明の月 🌞☁ 今日は康成忌 2023.04.16

今日は閏如月の廿六、月は有明の月です。未明に出て午後早めに沈む月です。今の月は後から出る太陽に追い掛けられています。20日には追い付かれて新月になり、存在するのに目には見えなくなります。

降水確率が高いのですが、良く陽が射して好い天気です。暖かい春の日ですね。

今日は康成忌、ノーベル賞作家・川端康成が亡くなった日です。原因は門人の三島由紀夫が自衛隊の市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を図った事に依る強いショックがあったそうで、仕事場がある逗子でガス自殺をしました。恋愛の文学を極めてきた人、72歳(私の実年齢)の生涯を恋愛乃至疑似恋愛で生きてきた人、恋愛の出来ない歳になって仕舞った空虚感は想像に余りあるのかも知れません。弟子の割腹で、死にたくなる程の軟な人では無かったでしょう?
posted by 三上和伸 at 12:45| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記・暦 昨日から七十二候の「虹始見(にじはじめてあらわる) 2023.04.16

昨日は少々忙しなく七十二候「虹始見(にじはじめてあらわる)」を書き損じてしまいました。仕方ないのですが、今日書きますね。日本の雨期と言えば梅雨や秋雨・台風来襲などですが、季節の良い春も菜種梅雨や春雨などの言葉が残るほどに雨期なのです。乾季の冬が終わると前線や移動性の低気圧が現れ雨が多くなります。虹は雨が降らなければ表れないもので、春になれば虹は発生してくるのです。しかも太陽の光が強くなればなるほど、虹は発生し易くなるのだそうです。雨が降り、陽光が強くなるこの春の時期、虹が見え始める頃と言えるのです。
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2023年04月15日

前奏曲・閏如月の廿五 一粒万倍日・友引 ☂ 世界医学検査デー 東京ディズニーランド開園記念日 2023.04.15

今日は閏如月の廿五、月は未明に昇り、太陽は月を追って後から出ます。従って有明の月となります。

今日は4月の第3土曜日、生憎、一日中雨の予報が出ています。最近は終末が雨で、お勤めさんにとっては行楽のし辛い巡り合わせとなっています。皮肉な巡り合わせです。

世界医学検査デー、1996年の6月にノルウェーで開催された世界医学検査協会代議員会で制定されました。臨床検査の専門職である臨床検査技師の役割と臨床検査の重要性を世界の国民に理解してもらうために制定されました。

1983年のこの日、千葉県の浦安市に東京ディズニーランドが開園し、営業を始めました。大人の男としては一番縁遠い娯楽施設ですが、女子供は殊の外愛する施設で、我が孫も熱狂的なファンです。Nちゃんの口癖「ディズニーに行きたい!」。確か昨年の冬休みには、パパが急遽仕事だったそうで、Kさんママが三人を引き連れ、ホテル一泊で、ディズニーを楽しんだそうです。その情熱たるや凄い‼
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2023年04月14日

前奏曲・閏如月の廿四 ⛅🌞 オレンジデー パートナーデー 2023.04.14

今日は閏如月の廿四、月は未明に昇って、日の出後は有明の月になっています。昼前に沈みます。

お天気は今日まで、明日から雨が多くなります。ツツジが咲き、フジも咲き出しています。春も愈々終わりとなり初夏が始まります。

今日はオレンジデー及びパートナーデーです。バレンタインデー・ホワイトデーと続いて、今日は愛の日の最終段階の日・オレンジデー・パートナーデーとなるのだそうです。愛を確かめ合って夫婦・パートナーとなる日で、子沢山を意味する多産のオレンジを贈り、パートナーとなった相手を思いやる日です。世界平和も社会の最小単位の夫婦・パートナーを大切にしてこそ成り立つものです。幸せの原点です。
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2023年04月13日

間奏曲 黄砂の影響、丹沢山塊観えず 2023.04.13

今し方、義母の介護に出掛ける妻を最寄り駅に送って行く際、何時も観える丹沢山塊と富士は全く観えませんでした。黄砂は本物で、今朝はその影響を避ける意味でも、洗濯物は部屋干しとしました。中国の自然現象ですが、黄砂はゴビ砂漠や黄土高原の黄色い砂が飛び交う事象です。極めて微細な砂なので、呼吸器に悪影響を与える原因となります。視界も閉ざされるし、天候にも影響を与えます。好い事は何もないのです。土曜は☂、これで流されて消滅しますが、海中や地表に流され、生態系にも悪影響を及ぼします。車も汚れますしね。水洗いしましょう。
posted by 三上和伸 at 10:26| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・閏如月の廿三・下弦🌗 🌞 喫茶店の日 2023.04.13

今日は閏如月の廿三、月は下弦🌗です。今朝未明(0:48)に昇り、10:11に沈みます。今は太陽の45度西にあります。雲が切れれば見えるはずです。

晴れて今日で4日目、明日も晴れるので春に珍しい5日の晴れが続くことになります。それでも土曜日は☂、週末の天気が悪いのは損した気がしますね。私はフリーランスなので、孫たちとの関係では土日が気になりますが、普段は土日に気を取られてはいません。休める時に休んでいます。

今日は喫茶店の日、1880年(明治21年)のこの日に、東京上野に日本初の喫茶店「可否茶館(かひさかん)」が開店しました。鹿鳴館の時代ですので、西欧化に影響を受けたとされていましたが、渡米歴のある創業者はアメリカの庶民的なコーヒー屋をイメージしたものを作りたかったそうです。庶民が集う街の喫茶店のイメージで可否茶館を作ったのだそうです。
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2023年04月12日

私の歳時記 ガガーリン少佐、「地球は青かった」と宣う 宇宙飛行の日 2023.04.12

1961年のこの日、ソ連の宇宙衛星船・「ボストーク1号」に乗ったガガーリン少佐は「地球は青かった」と述べました。今時の人工衛星から送られてくる「青い地球」の映像を先取りした唯一無二の人間になりました。美しい水の惑星・地球、月に簡単に行けるなら、月から地球を眺めて観たいものですね。太陽系最高の絶景となるに違いありません。
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前奏曲・閏如月の廿二 🌞☁☂ パンの記念日 2023.04.12

今日は閏如月の廿二、月も細くなって来て逆の半月に近づいています。明日が下弦です。

沿海州の低気圧から列島に沿って寒冷前線が延びています。天気は下り坂で、夕方雨が降る予報になっています。それでも今は陽が射しています。気温も18℃あります。暖かい朝です。最高気温は高くなる見込みです。

天保13年(1842年)のこの日、伊豆韮山代官の江川英龍が軍事用の携帯食料として乾パンを作りました。これが日本のパンの始まりです。乾パン、保存食や非常食のパンですが決して美味しい物ではありません。それに引き換え、膨らし粉を使ったパンの美味しさ、正に雲泥の差の食品です。食文化の最高の製品・パン、無限の美味しさがあります。
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2023年04月11日

前奏曲・閏如月の廿一 🌞☁ メートル法記念日 2023.04.11

今日は閏如月の二十一、月は深夜の出となります。これから暫く月を観る機会を失います。但し、酔いどれてねぐらに帰る際、ふと仰げば得体の知れない形の月に出会えるでしょう。

好天は今日までのようです。強い南風が吹いており、風の匂いが春を証明しています。新緑の香が私を包み込むのです。清々しい朝です。

1921年のこの日、度量衡法(どりょうこうほう)が公布されました。従ってそれまで使っていた「尺貫法」を改め、新たに「メートル法」を採用することが決まりました。しかし大工さんなどの抵抗・反対があり、これが無期限延期となり、併用を余儀なくされたのでした。その後のメートル法への完全移行は1951年の「新メートル法」によって実現されました。1尺→30.3センチメートル。1貫→3.75キログラム。
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私の歳時記 七十二候・鴻雁北(こうがんきたす) 2023.04.11

油断大敵でしたね。七十二候の「鴻雁北(こうがんきたす)」が昨日から始まっていました。そして14日まで続きます。二十四節気の清明には玄鳥(つばめ)と鴻雁(こうがん・大小の雁)の二つの鳥が登場します。一つは南国から日本に渡って来る夏鳥のツバメであり、もう一つがツバメと入れ替わって日本から北国(シベリア)に帰る雁です。七十二候の第13候が玄鳥至(つばめいたる)で次候の第14候が鴻鴈北(こうがんきたす)になっています。正に清明は季節の分かれ目、冬と夏の狭間にある春の盛りの頃を示しています。

雁は昔から人々の間で馴染みある鳥でした。お菓子の落雁(らくがん)、茎茶の雁が音(かりがね)にもその名が表れています。茶人が愛した鳥なのでした。10月には「鴻鴈来(こうがんきたる)」があり、ツバメ同様、雁も日本人の季節の指標を教えてくれる目立った鳥でした。
posted by 三上和伸 at 07:23| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月10日

前奏曲・閏如月の廿・更待月 🌞 女性の日(婦人の日) 2023.04.10

今日は閏如月の廿、月は更待月です。22:39に出る月ですので夜更けに出る月ですね。

横浜は昨日同様に良く晴れます。二日連続の日本晴れとなりそうです。

今日は女性の日。私は以前から女性が賢いと思っています。男性に比べ出産と言うハンディキャップがありますから、社会的な女性の活躍は厳しいものがありますが、現代では育児も男性が手伝って、女性の社会進出と政治進出に後押しをする必要があります。女性は男性に比べ戦うことを好まない優れた特性があります。器用でもありますし、頭脳も男性に比べて劣るところはありません。唯一、女性が男性に劣るところは筋力的な肉体の強さです。女性が頭脳的な職種に多く参加し、男は肉体作業に勤しみましょう。女性が世の中枢を握れば世界は大転換をするでしょう。戦争が無くなります。

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2023年04月09日

間奏曲 今日は反核燃の日 2023.04.09

1985年のこの日、青森県知事が県議会の承認を得て、核燃サイクル施設の建設推進を表明しました。これ以降、核燃料サイクル施設の建設が進められていきました。それを受けて青森県労働組合が六ケ所村の核燃料サイクル施設に反対の姿勢を示し、この日を反核燃の日と制定しました。

世界の一部の核燃料施設の事故、それを鑑みても、エネルギー確保を視野に入れ、世界各国がギリギリの線で核保有に舵を切っています。原子力発電は必要なのか、それを受け入れる自治体住民は、本当にその危険性を認識しているのか?、坂本龍一さんが言っていましたが、「基地の沖縄の人々は国の押し付けを十分知っている、されど原発の東北の人はそれを十分自覚していない」と…。国民のお荷物・原発、何とかしないと未来はありません。
posted by 三上和伸 at 10:20| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲・閏如月の十九・寝待月 🌞 大仏開眼 2023.04.09

今日は閏如月の十九、月は寝待月です。前線が東へ後退して高気圧が張りだして来ました。横浜も良く晴れるようです。但し晴れても気温の上りは緩いようです。平年並みだそうです。

天平勝宝(ユリウス暦752年5月26日)4年のこの日、奈良東大寺の大仏開眼供養が行われました。聖武天皇の発願(ほつがん)で天平17年(745年)に製作が開始された大仏(銅造廬舎那仏座像)の最後の作業工程、目が描かれて魂が入れられ、大仏開眼の供養が執り行われました。
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2023年04月08日

私の歳時記・歴史 静御前鶴岡八幡宮で白拍子を舞う 2023.04.08

文治2年(1186年の4月28日)のこの日、捕らえられて鎌倉に運ばれた源義経の妾・静御前が鶴岡八幡宮で白拍子の舞を披露しました。頼朝や政子に大姫、そして多くの御家人たちが見守りました。義経への思慕を募らせ、激情を発しながらも完璧な舞を魅せました。観ている誰もが感動し、静への同情が広がりました。政子と大姫は頼朝に迫り、静かの命を救って欲しいと嘆願しました。ところが静は妊娠をしており、頼朝は「その子が女子であったなら許す、男子であったなら殺せと」と命令を下しました。生まれたのは男子であり、その子は由比ガ浜に捨てられました。その後、静は逃げ延びたのですが、その行方は知れませんでした。

白拍子(しらびょうし)
平安時代末期から鎌倉時代に流行った歌舞、男装の遊女が舞い歌いました。同時にその遊女自身を指した言葉でもありました。静は母譲りの白拍子の達人、美貌と技量を兼ね備えた舞姫でした。
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私の歳時記 ロマの日 2023.04.08

今日はロマの日、1990年の国際ロマ連盟の総会で決められました。ヨーロッパの移動型民族のロマの問題に関する啓発をし、ロマ文化を記念する日です。

ロマとは北インドのロマニ系に由来し、中部ヨーロッパを移動しながら生活をする民族全般の事を指す名称です。ほぼ中部ヨーロッパ全土で生活し、滞在を許された国々により、ツィガニ・ツィガーニ・ツィゴイナー・ジプシーなどと呼ばれていました。本来の宗教はインドのヒンドゥー教でしたが、訪れる国々の宗教に染まり、ギリシャ正教やカトリック・プロテスタントなどに改宗する人々が大方となったようです。

文化としては音楽に優れた能力を発揮し、その技をヨーロッパ各国に伝えた旅芸人集団が数多いました。ハンガリーのチャルダッシュ(ブラームスの【ハンガリー舞曲やジプシーの歌】、リスト【ハンガリアラプソディー】、サラサーテ【ツィゴイネルワイゼン】にも影響を与えています)、ブルガリアのチャルガ、トルコのベリーダンス、マケドニアのチョチェク、スペインのフラメンコなどのジャンルがあります。

ロマ出身の有名人も数多います。
カルメン・アマヤ フラメンコ・ダンサー
チャールズ・チャップリン 俳優
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) 作家
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前奏曲・閏如月の十八・居待月 灌仏会(花祭り) 2023.04.08

今日は閏如月の十八、月は居待月です。次第に月の出は遅くなってきます。約30日を掛け、月の出は円空をグルッと回るのです。

今日はお釈迦様が生れた日、誕生日の灌仏会(かんぶつえ)です。灌仏会の名の由来は、灌は注ぐの意味、九頭の龍が生れたばかりのお釈迦様の頭から身へ甘露の雨を注いだと言う伝説が元にあります。以来、灌仏会の折りには、花御堂に飾られたお釈迦様の誕生仏に甘茶を注いで、誕生を祝うのです。花祭りとも言われています。その由来は春の花が咲き乱れる頃だからです。これは明治以降に名付けられたそうです。

posted by 三上和伸 at 09:06| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする