2009年05月31日

間奏曲118 希望と焦燥と

 ここのところ雨に見舞われ雑草採りや庭木の剪定などの庭造りが遅々として進まず、私は焦燥の日々を過ごしています。漸く今日は晴れ間も見えましたが今日は父母の見舞に追われ、一本の草も抜けず一本の枝も掃えませんでした。真に情けない限りであり、忸怩たるものがあります…。 
 今は夜の九時、私はカレンダーを見つつあれこれ考え込み、ブログを書いています。私の机の上には卓上のカレンダーが置いてあるのです。それは日本情緒豊かな和服の乙女が描かれたものであり、一月ずつに画家林静一氏の作品が使われています。今月のその乙女は紺の着物に黄色の帯を締めており、五月の文目(菖蒲)をイメージした井出達です。そこには枝垂れ柳と池が描かれてあり、少女はたおやかな手で柳の葉の小舟をこしらえており、今正に池に浮かべようとしているところです。そんな愛らしい小さなカレンダーの絵を見ていたら、何となく心が潤み、ほっとさせられましたが、しかし三十一日の五月の晦日の数字と重なり合い、胸中は希望と焦燥が微妙に綾なしたのでした。
 時の移ろいは余りにも早く、成すべき事は儘ならない。“少年老い易く学成り難し”、正にその通りですよね。でも凡人はそれで良いのですね。そこから少しを学べば…。
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2009年05月29日

’09 庭の花65 ヤグルマソウ 2009.5.24

ヤグルマソウ
 ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科ヤグルマソウ属
 大きく瑞々しい五枚葉が矢車に似る故にこの名となりました。しかし普通鯉のぼりの竿の先に使われる矢車は八角であり、その命名の根拠はかなりいい加減と言えます。またヤグルマソウの名はエジプト王ツタンカーメンの棺に妻のアンケセナーメンが捧げた花として有名ですが、これはヤグルマギク(矢車菊)の名が正しく、現代でも普通に栽培されているお馴染みの花です。青く美しい矢車菊とは対照的に地味な矢車草ですが、如何にも日本の山の花らしく静かな佇まいを見せています。その静寂を私は愛します。
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2009年05月24日

間奏曲117 幸福の微笑み

 朝から雨が降り、自治会主導の草むしりは中止となり、恒例の日曜の朝の私の逢瀬は可能となりました。相変わらずのテレビの中の彼女の微笑みに私はうっとりとし、その優雅な声に聴き惚れました。この喜びが私をうきうきとさせ、その後の一日を興奮の中で過ごさせ、可笑しなおじさんを演じる誘因となりました。
 午後は横浜西口に出向き、来る欧州旅行の代金の支払いと、その旅で用いる品々を買い求め、旅支度の一つとしました。その折りの旅行代理店では、応対の女性の仕草に私は好感を持ち、帰りしなに心軽く微笑の会釈を投げかけていました。また同様に洋品店でも…、更に高島屋のデパ地下の各店でも、若く愛らし女店員に微笑みを投げかけてしまいました。(特に富士屋ホテルのパン売り場の売り子さん、可愛かったですよ!)。勿論あちらの方々も皆美しい笑みを浮かべ私に答えてくれました。それは当然ながら商魂の微笑でありましょうが、愚かなおじさんの私はやたら喜ばしく、帰路の車の中で妻に「やけに楽しそうね!」と言われるまで失せる事はありませんでした。サンデーモーニングの微笑みが、私を有頂天に上らせ、この日一日を幸福で満たしてくれました。
 可笑しなおじさんは幸せ者です。
 
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2009年05月19日

’09 庭の花64 チシマタンポポ キク科タンポポ属

チシマタンポポ
チシマタンポポ(千島蒲公英) キク科タンポポ属 
 千島の名がその名の冠に付けられた草はかなりあり、千島列島は野草の宝庫である事が分かります。今は他国の領土となり簡単には訪ねられませんが、何時か渡航が自由可能になれば是非行ってみたい土地ですね。きっと素晴らしい花に出会えるに違いありません…。
 チシマタンポポ、その列島の片鱗を見せてくれる愛らしい花です。
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’09 庭に花63 ウツギ 2009.5.19

ウツギ
ウツギ(空木、卯木、別名・卯の花) ユキノシタ科ウツギ属
幹や枝が中空なので空木の名があります。別名は卯の花で旧暦の四月・卯月に咲くのでそう名付けられました。平開せずやや閉じ気味の花ですが“卯の花”とは何と柔らかな響きなのでしょうか。白くふくよかな花房にはぴったりの名だと思います。暖かい陽気の中でその美しさは際立ちます。
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’09 庭の花62 ヒオウギアヤメ 2009.5.19

ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ(桧扇菖蒲) アヤメ科アヤメ属
 野生の花は何故美しいのでしょうか?。私は常にその不可思議に突き当たります。花は美しいから美しいのであり、そんな無駄な事は考えなくてもよいのではないか、とも思いますが考えてしまいます。そこで今回、考えた末の結論を申しましょう。
 花は進化の過程で完成した命の継承に奉仕する器官であり、その首尾には雄しべの花粉を雌しべの柱頭に運ぶために虫を必要とします。そこで色で飾り見てくれ良く目立たせ、密と香りを醸して虫を引き寄せます。そして虫を仲立ちとして、めでたく花粉を着床させ子孫を残すのです。丁度私達人間の男女が恋の駆け引きをし、やがて結婚して子を残すのと同様に…。そんな必死の恋の有様が美しいのは当たり前で、他の何が美しいと言えるのでしょうか?。花(女性)こそは性(生)のシンボルであり、女性(花)こそ究極の命の源です。女性(花)が美しさを競い、私(虫)がその女性(花)の美に籠絡され恋い焦がれるのは当然の真理です。 
 そして野生の花とは自然そのものであり、そこに外連(けれん)のない純粋を私は見抜きます。そこには人間の仕込んだ浅はかな嘘がないからです。
 桧扇菖蒲、この花もそんな野生の麗しい花です。 
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’09 庭の花61 フタリシズカ 2009.5.19

フタリシズカ
フタリシズカ(二人静) センリョウ科センリョウ属
 四枚の広い葉の上に二本の繊細な花茎、懐の深い落ち着いた雰囲気を醸し、こちらまで安らいだ気分にさせてくれます。正に静の名そのままの優しい風情で植物の善良さがよく表れていると思います。
 この時期、庭は緑深く、地味な二人静は全体に紛れてしまい、見つけられる人は皆無となります。そこで私は見物人にそっと教えてあげます。皆一様に「うわー、素敵ね、美しい!」と愛でて行きます。少しでも喜んで貰えれば、それは私とこの草の本望です。
 
 
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’09 庭の花60 ユキノシタ 2009.5.19

ユキノシタ
ユキノシタ(雪の下) ユキノシタ科ユキノシタ属
 一般に何処の庭にもある草ですが、これも立派な野草…、自立した野の花なのです。常緑で地にへばり付く葉は淡雪でも薄っすらと雪に隠れ、その様は正に雪の下と呼ぶに相応しい、真に美しい名を授かったものです。花は人の字や大の字を細筆で書いたような形状であり、白く繊細で美しい…。すっきりとした輪郭線が特徴の花です。但しその殖え過ぎる性質が問題で好む人もいれば、嫌う人もいるようです。勿論私は前者です。殖えたら間引きをすれば良いのです。
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’09 庭の花59 ハクチョウゲ 2009.5.13

ハクチョウゲ
ハクチョウゲ(白丁華) アカネ科ハクチョウゲ属
 眩く輝く星の花、沖縄の白い星は我が庭でも元気です。何時かは私も沖縄に行ってこの花の自生を確認したいと思っています。その時を夢見てこの庭の白丁華と共に頑張って行くつもりでいます。
 我が白丁華もこの庭にきてもう5〜6年が経ちます。順調に生育して随分と大きくなり、花も沢山咲くようになりました。比較的花期の長い花で今日も(5月23日)綺麗に咲いていました。私は「綺麗だね、素敵だね、お星さまのようだね!」と褒めてやりました。
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’09 庭の花58 イブキジャコウソウ 20095.13

イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、別名・岩麝香草) シソ科イブキジャコウソウ属
 関ヶ原の北に位置する伊吹山、その伊吹山に多く産し、麝香のような良い香りがするとこらから伊吹麝香草の名になりました。しかし、これは草と名しますが草ではなく小低木なのです。細い幹と枝は上には伸びず地表を這い、花が咲けば株一面を覆い尽くし、単色の見事な景観を見せてくれます。
 ところで麝香とはどんな匂いなのでしょうか?、私はそれを嗅いだ事はなく分かりませんが、本来は動物の麝香鹿から抽出された香料と聞きます。その麝香の名が一人歩きをし、遍く良い香りの象徴として認知されるに至り、他の多くの芳香を発する生物や品物の冠名に使われるようになりました。この伊吹麝香草もその一例であり、全草に亘って甘味の強い特異の香りがあります。特に葉は強烈な芳香を発し、触れただけで暫くは手から匂いは消えません。それは正に驚きの匂いで、どんなに鼻詰まりでもちゃんと匂いますよ!。
 因みに、麝香撫子とはカーネーションの事ですよ。
 
 参考: 広辞苑
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’09 庭の花57 ノイバラ 2009.5.13

ノイバラ
ノイバラ(野薔薇、野茨) バラ科バラ属
 「童は見たり 野中の薔薇…」、でお馴染みの野薔薇の日本のモデルがこのノイバラです。強健な灌木で旺盛に繁茂し正に鋭い棘を持つ茨(イバラ)となります。花は薔薇の習いで初夏に咲き、清楚な白花を多数付けます。美しい花ですが、この花には更なる取って置きの売りがあるのです。それは甘く爽やかな香りであり、この花の前に立てば芳香がそこはかとなく漂ってきます。私はこの匂いの愛好者であり、花があれば何時でもそこに吸い寄せられてしまいます。そしてしばし悦に入るのです。その清々しさは最高で、この季節の何よりの清涼剤です。
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2009年05月16日

間奏曲116 亜麻色の髪の乙女

 今日は土曜日、午後に事務室兼作業場で仕事をしていた所、隣のピアノ室からは妙なる楽の音が聞こえてきました。甘い響きに優しく愛らしいメロディー、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」でした。恐らく、我が娘がお弟子さんたちへのレッスンの合間に、徒に楽しむように弾いたのでしょう…、深い安らぎが感じられました。私は心引かれ、仕事の手を休めて聴き入りました。そしてある思いが過ぎりました。それは男(私)が心に秘めた記憶、遠い昔の懐かしい思い出、そこには愛らしい乙女の存在がありました。一瞬その愛しい横顔が浮かびあがり心は潤みましたが、しかし、切ない追憶と後悔に胸が痛みました…。苦い別れが待っていたのでした。
 亜麻色とは植物のアマから作る亜麻糸の色のこと。黄色がかった茶色だそうです。…微妙な色ですね?。
 
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2009年05月15日

’09 庭の花56 シラン 2009.5.10

シラン
シラン(紫蘭) ラン科シラン属
 庭の彩としてよく植えられています。一輪で主役を張る程の花ではないかも知れませんが、群生すれば様相は一変します。俄然その赤紫が主張をし出し、隅に置けない花となります。誇り高き蘭一族の名に掛けても…。
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’09 庭の花55 キショウブ 2009.5.10 

キショウブ
キショウブ(黄菖蒲) アヤメ科アヤメ属
 これは日本原産ではなく、明治期に渡来した外来の栽培種です。しかし強健な性質の為、日本各地の池沼や休耕田などに自生し半野生化しています。アヤメ属の中でも特に立派な体躯をして毅然と直立し、黄色の美しい花を咲かせます。また外花被片(垂れた花弁)の基部には褐色の筋目があり、やはり正しくこれは黄色のアヤメです。そのふくよかな花弁の黄色は鮮烈であり、初夏の田園を成熟の色で染め抜きます。
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’09 庭の花54 ゲンペイギク 2009.5.9

ゲンペイギク
ゲンペイギク(源平菊) キク科
 本来は外来の園芸種と聞きますが、近年、人家の石垣や川の断崖などで群生し半野生化しています。鎌倉の極楽寺や岩瀬の川縁では石垣にへばり付いて可憐な花を咲かせています。小さく弱々しい花なので人はその風情にあはれを想い愛しますが、その群生は旺盛な生命力に満ちて見え見事なものです。咲き始めは純白ですが、次第に紅を帯びてきて色変わりをします。その様が源平の栄枯盛衰を想わせる故、この名が付いたと言われています。しかし、平家が滅んだあと源氏が起ちますが、直ぐに平氏の北条にとって代られる、人の世はこの花のように単純ではないのですね。
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’09 庭の花53 チョウジソウ 2009.5.9

チョウジソウ
チョウジソウ(丁子草) キョウチクトウ科チョウジソウ属
 庭に来ていたアマチュアカメラマンの男性から「この花は何ですか?」と尋ねられました。「よくぞ聞いてくださいました。これはチョウジソウと言います!」…。このように派手さのない地味な花に気付く人は稀で、この花も尋ねられてさぞや嬉しかったに違いありません。私も嬉しく思い、育てがいを感じました。
 でも良く見るとくすんだ空色に近い薄紫の花、写真に引き伸ばしてみればどうしてどうして、くっきりとした美しい花です。改めてその真価を確認したのでした。 
 

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2009年05月14日

間奏曲115 雑草が満開

 ドクダミ 
ハルジオン             ドクダミ
 ある尊いお方が述べられたとか、「名のない花もなければ、雑草と言う草もない」と…。確かに名のない花はなく、もしあるとすればそれは新種であり、直ぐに名が付けられてしまいます。しかし、雑草はあるのであり、その尊いお方は全てをご存じの上で雑草を優しく擁護されたのです。雑草とは人間が耕作にせよ開発にせよ、自然を切り崩し裸地としたところに最初に生える草を言うのです。これは帰化植物も含め、暴力的な繁殖力を振りかざし大発生をします。夥しい草の洪水となり、芝や花壇や田畑も覆い尽くされ、そこは瀕死の状況に追いやられます。手をこまねいていれば、全ての作物は収穫不能となるのです。だから雑草は抜くべきなのです。どうせそうする事は微々たる反抗であり、雑草が根絶やしになることはありません。むしろ彼らは抜かれる事で再びの裸地を得て、更に繁殖を募らせます。その土地でかれらを根絶やしにする唯一の方法は一切を放置する事です。そうすればそこはやがて森林となり、好日発芽の雑草達は発芽出来ずにそこに棲めなくなります。正に完全に姿を消してしまう事になるのです。雑草とは人間が連れて来て人間と共に棲む、宿命の隣人です。極論すれば…。全ては野草ですが、人を介在として生活圏を得る草を雑草と呼び、逆に全てを自然に委ねて生きる草を野草と言うのです。
 そんな訳で私もせっせと雑草取りをしています。我が団地の共有の庭は広く、毎日やらないと追いつけません。朝と夕の少しの時間を使い行っています。更に休日には多めの時間を費やして頑張っています。私の決死の努力が実る時には美しい庭が出来上がっている筈です。素朴で清らかな野草の庭が完成されるのです。ご期待あれ!
 因みに、どんな雑草が生えているか、ここに書き出してみます。但し写真に撮る程の事ではないので、写真は載せません、悪しからず…。されど特に美しいものは掲載します…。ウフフフフ…
 ハルジオン、ドクダミ、ナズナ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、カラスノエンドウ(莢・黒)、スズメノエンドウ(莢・茶色)、ハコベ、ヒメオドリコソウ、セイヨウタンポポ、スズメノテッポウ、スズメノヤリ、スズメノカタビラ、カヤツリグサ、ヘビイチゴ、ゼニゴケ、チチコグサ、ハハコグサ、キュウリグサ、チドメグサ、カタバミ、ハルノノゲシ、ホトケノザ、ブタナ、オランダミミナグサ、ヤマトネザサ、カラスビシャク、コモチマンネングサ、タケニグサ等。沢山ありますね! 切りがありません!。
 
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2009年05月13日

’09 庭の花52 アヤメ 2009.5.8

アヤメ
アヤメ(菖蒲、文目、綾目) アヤメ科アヤメ属
 何故か判りませんが、アヤメを菖蒲と記すのはどうしたものでしょうか?。菖蒲湯で使うサトイモ科のショウブとの混同があると思われますが、私としては解せません。真におかしく情けない事です。アヤメは綾目で良いじゃないですか!。可愛い名前だし…、すっきりしますよ。
 アヤメの花弁は、垂れ下がる外花被片3個と直立する内花被片3個の計6個です。その内の外花被片の基部に黄と紫の虎斑模様があり、その模様を綾目と見立てて、その名としたのです。スマートな立ち姿、初夏らしい紫の光彩、その透明な華やぎは麗しく、五月の美女と喩えるに相応しいですね。
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2009年05月12日

’09 庭の花51 タツナミソウ 2009.5.8

タツナミソウ
タツナミソウ(立浪草) シソ科タツナミソウ属
 北斎の浮世絵・神奈川沖浪裏の泡立つ波のように重なった花の姿。そんな花を立浪草と名したのは当然と言えますが、中々の美名である事に疑う余地はありません。見事にはまった名だと感心するのです。近似種のコバノタツナミよりは遥かに背が高くスマートであり、違いは歴然としています。また花期もコバノタツナミが終わると同時に咲き出すもので、まるでバトンタッチをしているようで、興味深いのです。
 美しい紫の浪、その清々しさは何よりもこの季節に打って付けと思われます。
 
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’09 庭の花50 ミヤコワスレ 2009.5.3

ミヤコワスレ
ミヤコワスレ(都忘れ、別名・ノシュンギク) キク科ミヤマヨメナ属
 承久の変で北条義時に敗れた順徳天皇は佐渡に流されました。傷心の天皇はそこである花に慰められ、「この花を見れば都を忘れられる」と言われたのだそうです。その花がミヤマヨメナで、後に園芸化されこの謂われに因んで名付けられたミヤコワスレと言い伝えられています。薄紫の花、その涙色は何時の時代も悲しい思いに繋がっていくのですね。
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2009年05月09日

野の花16 カタバミ 箱根山 2009.5.9

カタバミ
カタバミ(傍食) カタバミ科カタバミ属
 美しく整った三つ葉の葉姿、脇芽を出して横に殖える性質、そして莢を弾かせタネを遠くへ飛ばす更なる繁殖への姿勢、子孫繁栄を家の大事とする昔人の思惑がこの草の葉を家紋の図案に取り上げる由縁となりました。
 このカタバミは、山のホテルのツツジの足もとに咲いていたもので、かがんで撮影している私を見物客は怪訝な顔つきで眺めて行きました。絢爛のツツジを撮らずに、僅か二輪の小さな花を写している私は、さぞや不思議な男に思えたのでしょうか。
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野の花15 ミツバアケビ 箱根山 2009.5.9

ミツバアケビ
ミツバアケビ(三葉木通) アケビ科アケビ属
 皆様はアケビの花を見た事はありましたか?。私は今回で二回目です。もう二十年くらい前、山梨の農家の庭先で見つけました。それは実を取るために栽培されていたもので、しっかりとした棚造りでした。その棚からは沢山の花が垂れ下がり、紫褐色の独特の風情を表していました。その時、美しいと思ったか否か、それは今は定かではありません…。
 今回はその時以来の花であり、最初何の花か分かりませんでしたが、しばらく考え込み、ようやく思い出しました。そして図鑑で調べて確信したのでした。
 垂れた花茎の上の方にはミッキーマウスに似た萼片を持つ雌花があり、そこに付く突起(4個)が熟して実となるのです。下には多数の雄花が鈴生りに付いており、花粉を出します。これがアケビの花の全形です。今回改めて見て、美しいと思いました。 
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野の花14 カキドオシ 箱根山 2009.5.9

カキドウシ
カキドオシ(垣通し) シソ科カキドオシ属
 つる性の多年草で、花の咲いた後は茎が倒れて這い、横に伸びて行きます。節からは発根しその増殖の速度はかなり高く、あっと言う間に群落を作ります。その群落は翌年沢山の花を咲かせ、見事な景観を見せてくれるのです。その名の“垣通し”は垣根を越えて隣家に侵攻し、大きな群落を作る事から名付けられたと言われています。
 乙女峠の山の端に咲いていたもので、かなり大きな群落を形成していました。小さな花ですが沢山集まれば様子は一変し、人目を惹きつける魅力が生まれるのです。
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野の花13 マルバスミレ 箱根山 2009.5.9

マルバスミレ
マルバスミレ(丸葉菫) スミレ科スミレ属
 日本はスミレの王国であるそうで、各地に様々な形態のスミレが自生しています。花の色、葉の形、棲む場所、それぞれに個性が際立ち魅力的な存在と言えます。それらを訪ね、観察し、愛でる、また旅の途中で出会い見える、それは中々に楽しい大人の遊びです。
 マルバスミレ、それは丸い葉に白い花、その白い花弁には紫の脈が入り、鮮やかなアクセントを演出しています。殊のほか清楚な雰囲気を魅せるスミレで、妖精のようです。会えて良かったと思わせてくれる、小さな命です。
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日本の景色13 箱根漫遊 2009.5.9

連休の混雑を回避して待ち、連休直後の今日、箱根に出掛けてみました。その思惑は見事にはまり、東名高速はスカスカ、あっと言う間に御殿場に着きました。その後も混雑はほぼなく、帰路の厚木の事故渋滞5分のみで、極めて短時間で充実した行楽を楽しめました。
 今回の箱根では妻と次女を伴い、箱根・山のホテルの有名な躑躅を賞美し、仙石原のしずく亭で自然薯料理に舌鼓を打ちました。


 1、乙女峠からの富士
富士山
 御殿場より箱根山を上り始め、しばらく行くと乙女峠にでます。ここは富士を眺める絶好のポイントであり、しばし休憩をとりました。それと言うのも、ここまでの車中、常に車窓には富士が顔を覗かせ私達を楽しませていました。そこで運転手の私にもゆっくりと富士を楽しませようと、ここで小休止としたのです。
 この日は大雨の翌日、雨に洗われて新緑は萌え、空気は澄み、富士は余すところなく秀麗な雄姿を見せていました。


 2、仙石原・しずく亭の昼餉 
自然薯の麦とろ自然薯の蒲焼
@左が自然薯の麦とろ    A右が自然薯の蒲焼
 私の愛する木漏れ日のドライブ、乙女峠からしばらくは新緑の中の道を走りました。その気持ち良さに私の呼吸は深く大きくなり、心身の疲労が癒されるようでした。心も体も軽かったのです。
 仙石原交差点を右に折れ、薄の原野の終わる辺りに、しずく亭はあります。この日は何故か店は空いており、ゆったりとした昼餉の時をもてました。勿論、私の麦とろは旨く、三杯飯をかき込みました。妻に「がつがつ食べないで、良く噛んでね!」と諭され、良く噛んでみると麦のプルンとした小気味良い食感が感じられて、新鮮でした。妻も次女も健啖であり、見る見るうちにお櫃は空となり、お代わりしたのですよ!。あっぱれ!

柳の綿毛
 B春の淡雪・柳の綿毛 しずく亭の庭にて
 しずく亭での食事中、窓の外を眺めたところ、何かの綿毛が淡雪の如く風に舞っていました。店の人の話によると昨日から始まっているとの事、皆で感心して見入りました。私は初めて見ましたが、その綿毛の主は柳の果実であり、基部に長い綿毛を持ち、熟すと風に乗り遠くへ飛び散るのです。この近くには何かの柳の雌木があるのです。因みに柳は雌雄異株であり、綿毛を出すのは雌木だけです。
 時折風が強まるとそれは一気に流れ来たり、やや激しく舞い踊って素敵でした。私はしばし我を忘れ、一心に眺め写真に撮りました。 
 写真を一回クリックすると拡大されます。上下左右に動かすと綿毛は見える筈です。


 3、山のホテルと躑躅
山のホテルと躑躅
 桜の散ったこの時期、花と言えば普通、躑躅が続くものと思われます。躑躅の名所は何と言っても館林が有名で、ここは数多の種が揃っていると聞きますが、横浜近郊ではこのホテルの庭園が広く巷に知られています。園芸種主体ですが、色取り取りの花が咲き始めていました。五分咲きと言う事で、まだ少し早目でしたが、特に霧島系の紅や薄紅が競って咲いており、壮観でした。芦の湖や富士も垣間見え、背景の良さも手伝って素晴らしい景観を誇っていました。一見の価値は十二分にあります。
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2009年05月05日

間奏曲114 結婚三十年の思い

 私達夫婦は今年の五月三日で結婚三十周年を迎えたのでした。長くもあり、短くもあり、思い出は尽きぬものがあり、万感迫ります。結婚できた事が真に嬉しく、私は当時の若い夫が余り填めたがらなかった指輪を進んでし、悦に入り心潤おしていました。この度の事で再びの指輪はテレビコマーシャルのように贈るつもりはありませんが、妻の希望である私とのヨーロッパ旅行をプレゼントしたいと思っています。幾つかの理由で海外旅行を避けてきた私ですが、流石にこの度は観念したのです。今は嫌な流行病で揺れていますが何のその、来月意を決して行って参ります。ご報告はこのブログで致します。お楽しみに…。
 幼稚で甘えん坊、後には偏屈で頑固な雷親爺、こんな私に三十年も付き合ってくれてありがとう。今はただ感謝の気持ちで一杯です。そして何時までもその日がくるまで一緒にいましょう。宜しくお願いします。
 
posted by 三上和伸 at 13:07| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月04日

横浜漫歩4 元町、日本大通りのフラワーアートと県庁公開 2009.5.4

 1、元町散策とcafe toledoの昼餉と喫茶
 連休をどう過ごすか?、それは家族各々の思惑が交錯してまとまりが付かず、取り敢えず遠出は避ける事にしました。例の有料道路のETC割引で大渋滞も予想されていたからで、ここは賢く近場で遊ぶ事にしたのです。
 この日は妻の提案で横浜日本大通りで開かれているフラワーアートフェスティバルに行ってきました。妻の母も誘い、我が家四人のフルメンバーで急遽、横浜漫歩4を決行したのでした。
 まずは腹ごしらえと新山下の汀にある横浜YCCのレストランを目指したのですが、あいにくお店は休業で、仕方なく元町を歩き紆余曲折の末、程良いカフェレストランを探し当てました。皆がああだこうだと店の品定めに現を抜かし、男の私は「何処でも良いじゃないの!」と苛立ちを募らせましたが、女性にはある種のこだわりがあるようです。それは女性ならではのこだわりのようで、男にとっては面倒な事ですが、そこは女性の可愛い見栄と察し許しました。結局入ったお店“カフェトレド”は大正解で、この辺りによくある小さなカフェですが、料理とデザートは秀逸でした。
 私の注文はタイカレーで、一口、口にするとその辛さと芳香に私の舌は驚きの反応をしたのでした。強烈な食欲が湧き上がり、それに煽られつつも、しかし努めて上品に頂きました。抑制された食べ方もものを美味しく頂くコツの一つと心得し始めたからなのです。成熟した振る舞いは大切ですよね…。皆も一様に満足の笑顔を浮かべ、和やかな雰囲気でした。良かった良かった…。
 元町のウィンドウショピングは女性には答えられないでしょうが、男の私には面白くありません。ベンチに腰かけて短くはない時間をひたすら人や犬を眺めて遣り過ごしました。過激なファションの女性に目を奪われるのはおじさんの常で楽しめましたが、ちょっと後ろめたくみすぼらしく、悲しい気分にもなりました。

 @カフェラテ
カフェラテ
 次女の注文の品、可愛かったので彼女に写真を撮らせました。幼稚園教諭の次女ですが、写真撮影も上手で、次の私のタルトの写真に比べ構図がしっかりしています。
 その模様は何かの葉なのでしょうか?、奇麗で美味しそうですね。私は次女に「美味しいかい?」と…、次女は「美味しいよ!」と…、素直な答えが返ってきました。

 A日向夏と金柑のタルト
日向夏と金柑のタルト
 テーブルの上に置かれていた品カードに、この日向夏と金柑のタルトが載っていました。その値段は驚きの額で迷いましたが、大変美しく美味しそうなので私は注文しました。私の興味と食欲が勝りました。
 その美味しかった事!。口中は南国の香りと甘さで占領され、爽快の極みでした。


 2、フラワーアート フェスティバル 日本大通り
日本大通りのフラワーアート
 横浜開港150周年記念の一環として、開港当時の横浜を花絵で紹介する催しが開かれていました。それは横浜開港道路・日本大通りの車道に花弁を敷き詰めて花絵を描いたもので、長大な道路を鮮やかな色彩で染め壮観でした。緑、黒、ライトブルー以外は全て花弁を用いており、その花弁はバラ18万本分、チューリップ6万本分が費やされたそうです。絵は開港前後の横浜の人物、風俗、風物を描いた浮世絵の横浜絵が図案に用いられていました。更に公募された市民の作品もありました。精緻な花絵に仕上げられており、多くの人々の尽力が偲ばれ感動しました。多数のボランティアの活躍が陰であったようです。辺りは緑に使われた杉の葉と敷き詰められた花弁が香り、清々しい気に満ちていました。

 *バラの花弁は脇枝の無用の花弁をインドなどから輸入したもの。チューリップは新潟市のもので球根育成の為に切り落とした花のもの。杉の葉は間伐材を使用したそうです。



 3、神奈川県庁本庁舎の一部公開
 花絵を見終わり本町通りを歩いていたところ、県庁の屋上に見物客の姿を見受けました。早速、物見高い妻が「一般公開されているのよ!、新聞で読んだ気がするわ、いこいこ!」とのたまいました。私も良い機会だと合点をし入館しました。やはり開港150年のメモリアルイベントとして本庁舎の一部公開が為されていました。

 @神奈川県庁の塔“キング”
県庁舎のキングの塔
 堅牢で重厚な佇まい、キングの名に相応しい素晴らしい個性が光ります。評論家バーナード・ショーが来日の折(船で)、この建物を褒めたそうです。「均整のとれた大きな建物は、それだけで美を持つ。この建物がその良い例だ」と。

 A第3応接室
応接室
 廊下の石を敷いた床、漆喰塗の壁。部屋の木の扉や家具調度品。決して華美な所はなく、質実で重厚な造りをしていました。やや暗いがその分落ち着いた雰囲気を醸していました。

 B屋上からの景色
屋上からの景色
 屋上から北を望めば、横浜港が眼前に広がります。大桟橋やベイブリッジは手に取るように見えます。また開港当初の波止場であった象の鼻防波堤も間近に見え、日本の近代化の玄関(海の)を目の当たりにできるのです。
 *象の鼻…開港当初、最初に造られ使われた桟橋。写真の大桟橋と遊歩道の間の湾上に見える堤防。この先端がくるりと丸く、象の鼻に似る。
 参考:配られた各パンフレット
posted by 三上和伸 at 18:10| 《漫ろ歩きの旅》漫歩シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

’09 庭の花49 フウロソウ 2009.5.1

フウロソウ
フウロソウ(風露草) フウロソウ科フウロソウ属
 これは園芸化された四季咲きのフウロソウです。野生種でないのは残念ですが、それに適う雰囲気は持っています。四季咲きで何時でも花は見られますが、その分季節感はありません。園芸化は功罪相半ばすると言う事です。
 日本の山野にはゲンノショウコを始めとしたフウロソウが幾つもあり、それは名にし負う美しい花達です。特に高山植物のハクサンフウロやアサマフウロは美しく、高山を彩るお花畑の中心を成す花です。信州の八島湿原にはこの両花の見事な群落があり、そこは正に天上のパラダイスと言うに値します。
posted by 三上和伸 at 09:32| 庭の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’09 庭の花48 ヒメシャガ 2009.5.1

ヒメシャガ
ヒメシャガ(姫射干) アヤメ科アヤメ属
 シャガに似るが小型なのでヒメシャガの名があります。しかしシャガ属と言うのは存在せず、あくまでアヤメ属の花です。良く見ればなるほどこれはアヤメの作りをしており、その紫と黄の色使いは正しくアヤメ科の特徴を示しています。美花の集いアヤメ属、その端くれで小さく華奢に見えますが、どっこいこの末っ子は美しいのです。大女の姉たちには負けぬ、度胸と愛嬌のトランジスタグラマーです。
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’09 庭の花47 ホウチャクソウ 2009.5.1

ホウチャクソウ
ホウチャクソウ(宝鐸草) ユリ科チゴユリ属
 宝鐸とは堂や塔の四方の軒下に吊るして飾りとする大きな風鈴の事。古人はその風鈴に似た花を咲かせるこの草を宝鐸草と名付けました。中々由緒ある素敵な名前ですよね。
 チゴユリと同属の草ですが、チゴユリより都市近郊に生育しており、より強健な草と言えます。写真のホウチャクソウも元々ここに自生していたもので、私が植えたものではないのです。世話をする事なく毎年沢山の花を咲かせて私を楽しませてくれる、何とも有り難い花です。
 *参考: 広辞苑
posted by 三上和伸 at 09:29| 庭の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’09 庭の花46 ヒメイズイ 2009.5.1

ヒメイズイ
ヒメイズイ(姫萎ずい) ユリ科アマドコロ属
 アマドコロ(イズイ)と同属でそれより小型なので、小型のイズイ、ヒメイズイと名付けられました。これは背が低く、アマドコロの様に傾かずに直立しています。花もその全体の背丈に比して大きく、花が良く目立ちます。花の開口部は6裂しており、ユリ科の戸籍の草と自らで明かしています。
 照葉の葉とふくよかな花は優しい風情ですが、優雅と言うよりは可憐と申した方が良いかも知れないですね。
posted by 三上和伸 at 09:27| 庭の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’09 庭の花45 アマドコロ 2009.5. 1

アマドコロ
アマドコロ (別名・イズイ) ユリ科アマドコロ属
 植物の名は朝顔や向日葵のように単純に付けられたものもあれば、その名づけの謂れが複雑なものもあります。このアマドコロはかなり複雑なようであり、私は興味をそそられ、ちょいと調べてみました。まずアマドコロとは甘いトコロ(野老)を意味します。そのトコロとは実はヤマノイモ科の蔓草を指し、その根は食用となるが苦味が強い。一方アマドコロの根はトコロの根に似るが甘味があり、同じく食用になったので甘いトコロ、トコロの名を借りてこの草はアマドコロと呼ばれるに至りました。
 この類のユリ科の草は、花は地味ですが葉は美しい、緑したたるとは正にこの草の如しでしょう。そして姿は極めて優美です。そんな草の妙味を見せてくれる野生とは…、自然とは…、何て素晴らしい不可思議を秘めているのでしょうか…。 

 *別名のイズイは漢名(中国名)であり、イズイのイは萎で、ズイは草冠に豕と生を配した字を書きます。ところがズイは環境依存文字でありこの文面には記す事ができません。ズイは本来は花が垂れ下がるの意があるそうで、正にこのアマドコロの地味で小さな花が垂れた姿に当てはまるものと思われます。(もう一度調べ直しました。'09.5.6)

 参考: 広辞苑、山渓「日本の野草」、ネット検索「天武天皇の年齢研究」
posted by 三上和伸 at 09:24| 庭の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする