漸く夜の帳が降り闇が深くなり、イルミネーションの効果も表れました。実はこの写真はここを充分に見学した後に撮影したものなのです。見学中にやっとの事で闇が降りたのでした。イルミネーション、中々良いでしょ…、この先エリスマン邸とベーリックホール、それにイタリア山のキャンドルイルミネーションは何とか撮れたのですよ。
2、ピノキオが差し出したプレゼント
山手234番館はイタリアのクリスマスを担当。イタリアと言えばピノキオ、子供と言ってもピノキオ、何と言っても世界中の子供達の周知のアイドルですものね。この山手234番館もピノキオは欠かさず登場させていました。可愛いピノキオがプレゼントを差し出しています。否、貰っているのかな?
3、プレセピオ
イタリアを始め西洋では人形ジオラマでイエス・キリストの降誕の場面を再現するのが盛んだそうで、これをプレセピオと称するのだそうです。隣の説明書きには24日まではイエスは飾らず、聖母マリアを始めとした周囲の人々や馬草(飼い葉)桶を飾るだけにし、25日になると初めてイエスを飼い葉桶に入れて飾ると書かれてあります。仮想ですがリアルタイムでイエス・キリスト降誕を共に体現し、イエス・キリスト誕生をお祝いしたのです。まあ、私もキリスト教の幼稚園児の頃、ライブプレセピオと言われるイエス・キリスト降誕の聖劇で、三人の博士の内の一人を自分の体で演じましたので、同じような事をしていたのです。
4、山葉8号
常設で展示されていると想われるリード(足踏み)オルガンです。正にレトロ、私が通った(46年前)カトリック(マリア)幼稚園にも同様のストップ付きの足踏みオルガンがありました。それを伴奏にして毎日讃美歌を歌ったものでした。無断で触って園長(神父)にこっ酷く叱られた思い出もあります。
これは昭和13年頃の制作と言われるヤマハ製で、通称「山葉8号」と呼ばれていたそうです。足踏み式でリードと言われる音源の歌口に風を送り発音させます。さらに各ストップを押せば音色が変えられます。