2012年06月20日

雑記帳7 キムタク・たけし・亡き王女のためのパヴァーヌ、アクセス多し 2012.06.19

 私が書いた「キムタク・たけしのトヨタのCMに使われたラヴェルの“亡き王女のためのパヴァーヌ”について」の記事へのアクセスが尋常でなく多かったので驚いています。流石に当代一二の人気者、私のブログアクセス増大に力を貸してくれて有難く思っています。されど、ここで使われた音楽が皆様の関心を集めたのも周知の事実です。やはりこの音楽には人の心を打つ魔力が秘められているのですね。

 パヴァーヌとは16世紀に流行った宮廷ダンスの一つのリズム様式。パヴァーヌの語源の孔雀の舞を模した威厳ある優雅な宮廷舞曲の一つです。このリズム様式は現代でも脈々と受け継がれており、私も先日花嫁(次女)と二人で行進したばかりのあの洋風結婚式のヴァージンロード行進のリズムとして役目を果たしています。

 また20世紀初頭の近代フランスの作曲家・ラヴェルもこの“亡き王女のためのパヴァーヌ”で使ったのでした。若き日のラヴェルが思いを籠めて作った名曲(最初はピアノ曲)、初めラヴェルはこの曲の弱点を気にしてしおらしい言い訳を言っていましたが、後にぬけぬけとオーケストラ版を書き足しました。やはりラヴェルはこの曲を気に入っていて満更ではなかったようです。それもその筈です、ここには美への憧れと人を思い遣る優しい愛があります。それはウットリとした法悦の中で繰り広げられ、彼の人を切に想う慰めに満ちた哀悼の想いが胸を打ちます。ラヴェルが殊の外この曲に思いを寄せたのも、解ろうと言うものです。

 よくぞこの曲を使いましたね。キムタク・たけしのイメージには音楽の高貴さはそぐわないものがありますが、何よりも被災地・石巻を想う哀悼の想いには合致しましたね。この高貴な想いを大切にしたいですね。
posted by 三上和伸 at 00:11| 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする