2012年07月18日

雑記帳19 蜩(ひぐらし)が鳴き出しました 2012.07.18

 とうとう待ち望んでいた蜩が鳴き出しました。嬉しい…、そしてその哀切の唱に心揺れ、もの悲しい…。ヒグラシの漢字は虫偏(むしへん)に周(めぐる)の旁(つくり)、これは恐らく鳴き方から導かれたもののようですね。トレモロ(同音を小刻みに連呼する演奏法)の形で、冒頭はフォルテ(強く)で始まり、次第にディミニュエンド(だんだん弱く)をし、リタルダンド(テンポを落とす)して最後はピアノで終わります。大きく弧を描くような揺れる歌い回しです。そのトレモロが周回を表わして聴こえるので蜩の名なのでしょう。しかも群れなして鳴けばとてつもなく音楽的に聴こえます。何匹もが一斉に鳴くのではなく、一鳴き一鳴き受け継いで連続的に鳴くのです。それはまるでカノン(輪唱)のように…。名にし負う一流の作曲家が書いたどんな名旋律にも勝ると私は思います。
posted by 三上和伸 at 19:47| 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽の話77 リトルコンサート 2012.07.14

 先日の7月14日には、大関はるみ・三上夏子両先生の主催するピアノ発表会・リトルコンサートが行われました。大勢の愛らしい生徒さん達が次々と登場し、様々なピアノ音楽を披露してくれました。皆様の普段の努力の成果がここに一気に花開いたのです。正にそれは精華そのもの、まるで音楽の精がピアノの音を借り、語り掛けて来るようでした。私はしっかり、それを受け止めましたよ、皆様の心を…。そして私は幸せでした、ありがとう。

 音楽は作者、演奏者、鑑賞者の三者のコミュニケーションで成り立つ芸術です。そしてその中心にいるのが演奏者です。演奏者は作者に成り変わって作品の精神(愛)を鑑賞者に伝えなければなりません。理解力と表現力が必用なのですね。どうか、出演された皆様は、この事も参考に入れられて、今後も精進してください。演奏とは愛を伝える行い、愛を伝えましょう。

1、小さい生徒さんのソロの演奏
生徒さんのソロ
巨大なフルコンサートピアノを弾く小さい生徒さん、愛らしいですね。しかも何やら気品も漂っています。健気にも愛を語っているのでしょうね。

2、三上先生のソロ演奏
三上夏子先生のソロ
ピアノの前に掲げられているのは白雪姫の絵ですかね、チューをしてますね。三上先生オリジナルの紙芝居パフォーマンス、これに目を輝かさないお子さんはいません。目の力を利して耳の集中を増す作戦。これからもどんな作品が出て来るのか楽しみですね。今回はディズニーの白雪姫から「いつか王子さまが」とアラジンの魔法のランプから「ホール・ニュ−・ワールド」でした。

3、一寸お姉さんの連弾(デュオ)演奏
生徒さんの連弾
一寸くっつき過ぎに見えますがそれだけ心が通い合ったのでしょう。睦まじい姿を見せてくれた連弾でした。二人しての演奏はアンサンブルの基本形、正に心を一つにして愛を語るのです。これが平和の基本形ですね。

4、大関はるみ先生のアリア絶唱
アリア熱唱
何時も素敵な歌唱を披露してくださる声楽家の大関はるみ先生。声量のあるダイナミックな歌唱に定評があります。今回はイタリア近代の歌劇作曲家マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」からサントゥッツァが歌うアリア「ママも知る通り」でした。

追伸:全曲目の詳しい説明は後日の音楽の話に掲載します。
posted by 三上和伸 at 09:18| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする