おかめ桜やチューリップ鑑賞、そして鯉幟見物で訪れたここ水無渓谷、すっかり私達の馴染みとなりました。兎に角美しい水辺と森の安らぎが揃っている素晴らしいリゾートです。
サツマイモの苗の植え付けの後に、私達は水無渓谷へ降りました。道端には初夏の花々が咲き乱れ、私達を迎えてくれました。あちらのじいちゃんばあちゃんも自然好き、野草雑草の花に心奪われて、その都度名を呟いていられました。分からないと私に尋ね来ます。全てを答えるのは難しいものですが、何とかね、お答えをしました。
あの吊り橋も帰路には利用しました。
靴も靴下も脱いで、ひたすらに水遊び、子供は水遊びに目が無いのですね。正に飽きる事が無く、遊び呆けておりました。御覧のようにここは極めて浅瀬、転んでもずぶ濡れになるだけで溺れる心配はありません。大人が目を光らせていれば安全に遊べます。
ジシバリ(イワニガナ) ヘビイチゴ(蛇苺)
ジシバリは別称で、本来はイワニガナと言います。茎や葉から苦味のある白い液体が出ます。これが苦菜の由来です。初夏に田園を歩くと大抵出会えます。蒲公英よりは小さいですが、蒲公英同様に鮮やかな黄色が良く目立ちます。優しい風情があります。
ヘビイチゴもやはり郊外の畦や空き地に良くあります。やや湿った所が好きなようです。黄花の苺で春早くに咲き出します。初夏には実が出来て赤が目立ちます。余り美味しくないので食べる人は少なく、ヘビが食べる苺として蛇苺と名付けられました。でも少し甘く、決して食べられない訳ではありません。私は良く食べます。昔我が団地の芝地に沢山生っていました。
ニワゼキショウ(庭石菖) アカバナ科の園芸種の野生化 ノアザミ(野薊)
ニワゼキショウはアヤメ科なのですね。アヤメ科の特徴である細長い葉、それが菖蒲の仲間の石菖と言う植物に似てるため、庭石菖と名付けられました。帰化植物の雑草ですが、星型の花で、中々美しい個性的な花です。
アカバナ科の外来種は庭で栽培されていたものが野生化したものとみなされています。これにNちゃんが反応を示し、手折ってしまいました。Nちゃん家に着いた時には、ふにゃふにゃに萎れてしまいました。Nちゃん…
周りの星屑の如き花はニワゼキショウ、美しいですね。
ノアザミは比較的人家の近くにもある野草です。花が美しく手折りたいものですが、これは止めた方が良いですね。何しろ棘が一杯…。チクンと刺されて幼児は泣く事になります。そっと離れて眺めるだけにしましょう。眺めるだけでも十分に満足をくれる美しさを持っていますものね。
山菜としては極上で、棘の出る前の若芽をアザミご飯にするのがベストのようです。そして根は山牛蒡として賞味されます。山の土産物屋でその醤油漬けが売っています。清々しい芳香が大変宜しい…私大好き!