築地へは、京急品川経由の都営浅草線を使い東銀座で降りました。そこからは晴海通りを歩いて7〜8分で築地場外市場に着きました。この晴海通りを挟んで向かいには大伽藍・築地本願寺があり、私達は食事の後、参詣に向かいました。そこでは意外な事に、仏閣でパイプオルガンの演奏を聴く幸いを得る事になり、本望の浜離宮朝日ホールでの音楽会の前に、前菜のコンサートを聴く機会を得ました。
歌舞伎座
背後には歌舞伎座タワーが聳え、正面だけが在りし日の伝統芸能の在処を教えてくれています。4階建てで1964席、歌舞伎座タワー部には5階のみ歌舞伎座ギャラリーが存在し、歌舞伎のあれこれを紹介しています。
築地場外市場 すしざんまい本店
ここから市場内に入って行き、あれこれ、寿司処を探したのですが、時間は11時前、そうそう悠長な事は出来ませんでしたので、目を瞑ってここ!と決めたのがすしざんまい本店、玄関で10分並んで中待合に、そして直ぐテーブル席に着席して注文、しかしそれからが長かった…。やっと来たのが以下の料理、どうです?美味しそうでしょ!
まぐろざんまい 特選すしざんまい
まぐろは本マグロ、部位は4通り、大トロ、中トロ、赤身、炙りトロ、流石は本マグロ、どの部位も絶品でした。
築地本願寺
古代インド仏教様式の本堂、私は少し違和感を感じましたが、鉄筋コンクリートの重要文化財の大伽藍でした。堂内は広い空洞となっており、特別に設えられた壮大なパイプオルガンは素晴らしい音響で鳴り、いやがうえにも宗教心をそそられてしまいます。但し、抹香の香りは棚引いていますが、目を瞑れば、そこが西洋の教会なのか日本の仏閣なのか訳が分からなくなります。パイプオルガン、これは正に西洋の響きです。
古色蒼然のブラームスの響き
ブラームス時代のシュトライヒャーフォルテピアノ
シュトライヒャーはウィーンのピアノです。柔らかく渋い音色ですが、決して呆けた音ではなく、その音の粒は、ピアノ全体に美しく共鳴しています。これはリストを弾くピアノで無く、ブラームスを奏でるピアノですね。