護国院辺り迄は住所的には台東区上野公園で、東京芸大などの学校が軒を連ねています。それでも尚も北に向かえば上野桜木、谷中と続いて行きます。間口の狭い古い民家のお店が姿を見せて来ます。もうここまで来ると漫ろ歩きの天国となります。次々にそんな小さな店を覗き見て品物をあれこれ物色し始めます。嵯峨の家で煎餅を買い、岡埜榮泉で豆大福を買い、近くの縁台で頬張りました。その美味しい事、正に極楽の東京漫歩でした。
煎餅おかきの嵯峨の家
奥の座敷が煎餅工場(と言うよりは作業場)、お爺さんが一人、一生懸命煎餅を焼いています。香りが棚引いています。これは買わずにはいられません。ザラメと抹茶の煎餅を買いました。
豆大福の岡埜榮泉(おかのえいせん)
何か崩れそうなお店ですね。こんな店、もう何処にも有りませんよね。下町ならではの店、もう愛おしくって愛おしくって堪りませんでした。よくぞ今日まで続いていますよね。歓喜の豆大福、皆様も一度はお試しください。
谷中ビアホール
古民家を改築してビアホールにした中々粋な店、妻は可成りの触手を動かしていましたが、昼飯前でしたし、未だ七福神の二つまでしか走破していなかったので無念の我慢、可哀想でしたが、未だ午前中でしたからね。でもまた次回、立ち寄ってみたい店ではありました。