紅額紫陽花 金仏 蛍袋
紫陽花や蛍袋の参道を真っ直ぐ進むと、左に寒雲亭、右に書院と本堂があります。更に進むとご覧のような金仏(こんぶつ)に行き当たります。立派な大仏であり、花(下野草)も添えられ、泰然とした風情がありました。ところがこの金仏に関する情報は少なく、残念ながら詳しい説明は出来ません。唯一つお教え出来る事は、この金仏は覚山尼の夫・北条時宗の廟・仏日庵に正対しているとの事です。円覚寺・建長寺・明月院・東慶寺、この辺りは北条の地です。鎌倉幕府を支えた質実剛健の武士・北条の気風が溢れていました。