2020年05月10日

ブラームスの名曲36 3つのインテルメッツォ Op.117

Op.116ファンタジアの個性極まる作品群に比べれば、インテルメッツォと題されたこのOp.117は、比較的なだらかな大人しい曲集です。全20曲あるピアノ小品群の中でも、特異な存在です。一休みと言ったら良いのか、寛げると言ったらよいのか、多少の脱力感がある曲目です。情熱の躍動では無く、寂寥の沈潜、穏やかな曲たちです。

第1曲 アンダンテ・モデラート 変ホ長調
曲の冒頭には、ヘルダーの詩が掲げられています。「やすらかに眠れわが子よ、やすらかに、私はおまえが泣くのを見るのが辛い…」。静けさの中に融けこんでしまうような子守り歌。第1部は明るく希望があり、優しく赤子をあやしている風情です。されど中間部では、深い闇が訪れ、悲しみに沈みます。それは昔を偲ぶように…欝々と…。しかし第3部では再び、優しい子守り歌が聴こえ、元の安らぎが戻ります。

第2曲 アンダンテ・ノン・トロッポ・エ・コン・モルタ・エスプレッシオーネ 変ロ短調
枯葉が舞うような軽いエレジー(悲歌)です。形式的には凝っていて、ソナタ形式風です。渋いですが、ピアノを美しく響かせます。ブラームスにしてはお洒落な曲です。

第3曲 アンダンテ・コン・モート 嬰ハ短調
神秘的な暗いで出しです。空気が重く、覆い被さるようです。ブツブツと独白をしているようでもあります。中間部は明るく変化し、軽い踊りを踊るようで洒脱です。経過句を過ぎ、第3部で再び暗い空気が覆います。哀惜の情が、寂寥感を籠めて謳われます。

ブラームスとしては比較的柔らかい音楽で、肩の凝りがありません。バックグラウンドミュージックとしても、役立ちます。

ピアノ演奏
@ジュリアス・カッチェン
Aウィルヘルム・ケンプ
Bエレーヌ・グリモー
posted by 三上和伸 at 19:35| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新とっておきの花・初夏S キショウブ(黄菖蒲) 2020.05.10 

キショウブ(黄菖蒲)アヤメ科アヤメ属
ヨーロッパ原産のアヤメ、水を好み、湿地を好みます。各地の池や沼に野生化したものが繁殖しています。しかし湿地ばかりでなく、ご覧のように、乾いた土地でも花を咲かせます。観賞用に輸入されたようで、その美しさは際立っています。紫だけで無い、自然の黄色がアヤメにもあるのです。


posted by 三上和伸 at 11:22| 新・とっておきの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ☁|☂ 降水確率50%・20%・10% 南の風 23℃ 2020.05.10

若竹伸びる竹林
散歩道・若竹伸びる
未だ黒々とした皮を被った若竹が、グングン伸びています。近年の竹林の管理者はずさんな方が多く、伸ばし放題荒れ放題にしている場合もあります。ここは如何かしらね。

ここ数日は帰化鳥のガビチョウが囀っていましたが、今朝はシジュウカラに戻りました。コゲラも来ていて「ギィー、ギィー」と鳴いています。静かな朝です。

今のところ、雨は降っていませんが、空は暗い雲に覆われています。降水確率は、午前中が50%で、午後からは次第に、落ちて行きます。それでも太陽は出るかしらね。大陸・沿海州・日本海と低気圧が連なっており、日本海の低気圧からは前線が延びており、列島は気圧の谷に入っています。明日からは太陽が戻って来ます。

posted by 三上和伸 at 07:45| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする