2020年05月14日

ピアノ曲を聴きましょう25 モーツァルトのピアノソナタ第1番ハ長調K.279 2020.05.14

ピアノ・エ・フォルテ(ピアノの古い名・フォルテピアノとも)が生まれて70数年、ピアノは進化し改良されて、チェンバロに代わって広く使われ出しました。モーツァルトも世に倣い、ピアノの曲を書くようになりました。演奏会用ではピアノ協奏曲を、家庭用では練習曲としてピアノソナタを作りました。分けてもピアノ協奏曲はモーツァルトの得意分野、主力はあくまでコンチェルトでしたが、ソナタにも素晴らしい曲があり、私は愛聴しています。

ピアノソナタ第1番は、1775年(19歳)の旅先のミュンヘンで書かれました。都合6曲(1番から6番まで)書かれており、その速筆ぶりが偲ばれます。モーツァルトによって6曲に纏められており、それはこれらのソナタには、デュルニッツ男爵と名乗る依頼者がいて、今日でも「デュルニッツ・ソナタ」の名で呼ばれることがあります。この当時、モーツァルトはハイドンに影響されており、ソナタ形式の習得を目指していました。何とこの第1ソナタは全3楽章を全てソナタ形式で書いています。ハイドンに比べれば、モーツァルトは歌の人であり、器楽曲に於いても旋律美が生命線ですが、それを犠牲にせず、美しい歌とソナタ形式を融合させています。枠組みの中で、天国的な歌の美しさを魅せています。

ピアノソナタ第1番ハ長調k.279
第1楽章 アレグロ ハ長調 4/4拍子 ソナタ形式
溌剌とした楽章、提示部ー繰り返しー展開部ー再現部ーコーダ、美しい歌(メロディー)を巧みに繋げて行きます。澱みの無い清流のような音楽です。

第2楽章 アンダンテ ヘ長調 3/4拍子 ソナタ形式
燦々と降り注ぐ陽光の下で聴くアンダンテです。やがて展開部に至ると翳りを持たせ、木漏れ日の中で憩います。直ぐに明るい再現部が現れ、陽・蔭・陽の対比が絶妙です。19歳の若者が書いたソナタ、驚くべきものです。

第3楽章 アレグロ ハ長調 2/4拍子 ソナタ形式
コロコロと饒舌に発展する音楽、一寸ユーモラスでコケティッシュなフィナーレです。気持ち良く酔わされます。爽快な気分が残ります。

posted by 三上和伸 at 22:02| ピアノ曲を聴きましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラームスの名曲39 歌曲「悲しくさまよい歩く」 Op.32-3

再びプラーテンの登場です。普段、歌は甘いイメージを持ちますが、ここでは終始沈痛です。救いが無い暗黒の曲です。

「悲しくさまよい歩く」 詩・アウグスト・プラーテン
ぼくは悲しく黙ってさまよい歩く。
きみは尋ねるが、なぜと問わないでくれ。
こんな多くの苦しみが心をゆすぶるのだ!
ぼくがゆううつ過ぎることがあろうか。

木は枯れて、香りは失せ、
黄に染まった木の葉は地面に散らばり、
にわか雨ははげしく襲ってくる。
ぼくがゆううつすぎることがあろうか。

前奏も後奏もない高々二節の歌(有節歌曲)ですが、重いニ短調の和音で貫かれています。一寸した恋のセンチメンタルな悩みでは無く、生死に拘わる深刻な苦悩を歌っています。日常が失われ、恋するきみとも別れなければならい運命なのか…。慟哭しています。人生の正念場です。
posted by 三上和伸 at 19:40| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ☀ 降水確率0%・0%・0% 南の風 最高気温26℃ 2020.05.14

フランスギク
フランスギク(仏蘭西菊)
昨日上海にいた高気圧はスピードを上げ、今は四国付近にいます。しかしその後方を梅雨前線(低気圧)が進んで来ています。太平洋岸にも梅雨前線がいるので、何れドッキングして土曜日に☂を降らすようです。天気が良いのは明日までのようです。

フィリピンの東には🌀1号「ヴォンフォン」がいます。中心気圧965hPa、立派な台風です。18日9時には沖縄、19日9時には小笠原諸島辺りに進む見込みだそうです。ヴォンホンの命名はマカオで、スズメバチの意味だそうです。1号がスズメバチ、💢ですね。
posted by 三上和伸 at 08:47| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月に寄す 旧暦卯月の廿二 下弦の月 2020.05.14

旧暦卯月の廿二  下弦の月 2020.05.14
旧暦卯月の廿二下弦の月
未明の00:22に出た月、午前の10:39に沈みます。そして沈んでから半日以上経った深夜23:03に、本当の下弦になる月です。ですが、今日が暦として下弦ですので、一応、下弦の月と紹介します。ほら、弦がやや撓ん(たわん)でいますよね。直線になる時刻が23:03なのですね。

空色に白い月、有明の月(陽が昇った後でも観える月)ですが、美しい月です。
posted by 三上和伸 at 08:14| 月に寄す | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする