妻の誕生日祝いのために、私が選んだのがホテルニューグランドの食事、ザ・カフェでもイタリアンでもどちらでも良かったのですが、妻はイタリアンを選びました。玄関から左奥に行くとザ・カフェ、私はザ・カフェの雰囲気が好みでしたが、妻は迷わずイタリアン・イル・ジャルディーノを志向しました。その前に私は一寸済ませたい願望がありました。このホテルには泊まったことは無く、また泊まりたいとの熱意もありませんが、一番の憧れが、ホテルの顔・本館大階段です。それを写真に収めたく思っておりまして、今回願望を叶えました。
本館大階段
ここを上って予約の部屋に着くのが決まりです。老舗の誇りと言うべきホテルの顔、素敵です。
本館の中庭 ワインボトルが並ぶお洒落な出窓
明るい西洋風の中庭を観ながらの食事、ヨーロッパ(イタリア)にタイムスリップしたかのような夢の景色が観えます。この雰囲気も味の一つ、料理に不思議な魔力が掛かり尚も美味しく感じられます。
イル・ジャルディーノのランチョンマット バターと乾燥ハーブのパンと小さなフランスパン
炭水化物好きの私には堪えられない美味しいパンでした。お代わり自由、でも炭水化物は肥満の大敵?、美味しくても食べ過ぎてはなりません。
オードブル
生ハムとモッツァレラチーズ、それに冷製のコーンスープが逸品でした。魚の南蛮漬けは???
前菜:ワタリガニの冷製パスタ(妻)に桃の冷製パスタ(私)
私は暑さゆえに、パスタでもフルーツの爽やかさを求めました。この中に極細の冷製パスタが入っていました。パスタが塊りになって仕舞ったので、やや残念な食味でした。
メイン料理でマダイのソテーイカ墨添え(妻)にポークソティー
このポークは絶品でした。ソースはやや塩味が強く、全体にまぶす量を加減して、粒のスパイスを多用して爽やかに味わいました。柔らかく、噛むほどに旨さが舌に乗り、ペロリと平らげました。
ナポリ風オレンジのショートケーキ レモンティー
美味しいコース料理でしたが、私が一番驚いたのが、このオレンジのショートケーキでした。熱波の日本、今は何にでも爽やかさが大切です。このショートケーキ、日本と違ってイタリアではオレンジを使うのだそうです。イタリアはレモンやオレンジが名産品です。そのオレンジを使ってのケーキ、日本の乾いたスポンジでは無く、オレンジの果汁が染みたスポンジでした。甘く爽やかで、ジューシーな食感、夏に最も相応しいショートケーキと言えるでしょう。レモンティーが良く合いました。