2020年09月15日

終曲 熱帯夜、今は遠い別世界、青松虫鳴き、火星が火照る 2020.09.15

24時間クーラー着けっ放しだったあの頃、今は遠い別世界のよう…。雲の裂け目からは赤く赤く火星が火照っています。闇夜に青松虫が妙なる調べ、秋の夜長が更けて行きます。好いですね、心落ちつけて…、秋です。明後日が朔の新月、十日先が上弦、そして十八日先が十五夜の中秋の名月。秋雨前線は何処にいるのでしょうか?
posted by 三上和伸 at 23:26| 終曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラームスの名曲52 歌曲「領主フォン・ファルケンシュタインの歌」 Op.43-4

「領主フォン・ファルケンシュタインの歌」 詩:L・ウーラント編集の詩集より
領主フォン・ファルケンシュタインは
広い野を横切って馬を進めた。
領主は道端に立つ何者を見たが、
それは白衣をまとったひとりの娘だった。

「ファルケンシュタインさま、ごきげんよろしゅう!
あなたさまは一国の領主でしたら、
あらゆる乙女らの純潔にかけて、
私の手に捕らわれ人をお返しください!」

「捕らわれ人を返すわけにはゆかない、
その者は塔の中で朽ち果てよう!
ファルケンシュタインの二つの高い城壁の間に
一つの奥まった塔がそばだっている。」

「ファルケンシュタインの二つの高い城壁の間に
一つの奥まった塔がそばだっているのなら、
私はその城壁のほとりに立って、
あの人を助け出すことを試みましょう。」

娘は塔の周囲を何度も廻って言った、
「いとしい方、あなたはこの中にいらっしゃるの、
あなたにお会いできないなら、
私は気を失ってしまいますわ。」

娘は塔の周囲りを何度も廻って、
塔の戸を開けようとして言った、
「夜が一年間も続くとしても、
一時間だって厭だとは思わないわ。」

「私たちの領主の家来のように、
私が鋭利な短剣を持っていいなら、
いとしい人のためにわたしはその短剣で
フォン・ファルケンシュタインと闘うのだけど!」

「乙女と闘うわけに参らぬ、
それがわが名誉を汚すことになろう!
おまえに捕らわれ人を返すゆえ、
その者と共に国を立ち去れ!」

「この国から出て行きはしません、
何か人の物を盗んだわけではないから。
もし私が何かを残してきたとしたら、
それをまた取って来てもいいわけです。」

L・ウーラントが収集した低ドイツ語による民謡です。領主が娘に言い負かされて、罪人か何か知れませんが、曰くの恋人を取り返されてしまう物語です。一つの滑稽話と見ることが出来ます。ブラームスは、大道芸的な語り物として、この歌曲を書きました。ブラームスのイメージとしてはコミカル過ぎると思われますが、ブラームスは苦虫を噛み潰したような音楽ばかりを書いていたわけではありません。自分を知っていたので真面目な作品が多いですが、偶には、こんなふざけた音楽も書いたのです。あの大学祝典序曲もそんな音楽です。極めてふざけて陽気です。

*ルートヴィッヒ・ウーラント
ドイツ南部のテュービンゲン出身の詩人・ドイツ文学者、弁護士でもあり、国会議員でもありました。
posted by 三上和伸 at 22:45| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ⛅ 北の風のち東の風☁時々☀所により夕方☂ 10%→10%→20% 27℃ 老人の日 2020.09.15

日本の周辺には小型の高気圧・低気圧がモザイク模様のように群れており、複雑な気圧模様を呈しています。秋雨前線は南海に去り、奄美だけがその影響下にあり、雨が降っています。北海道には低気圧が近づいており、今日・明日と雨模様です。今朝の横浜は陽が射しています。湿度は高いですが、北寄りの風で、涼しく感じられます。残暑も去りつつあるようです。

*老人の日
2002年の1月1日に改正された老人福祉法によって制定されました。以前は敬老の日でしたが、祝日法の改正により、2003年から敬老の日が9月の第3月曜日に移され、その名残を残すため、この日を老人の日としました。一般に老人とは70歳を過ぎた人を指す言葉のようですね。私も70歳になりました。それでも近年は寿命も延び、健康寿命も延びました。70歳で自らを老人と意識する人は少ないのではないですかね。私もそうで、人間は何時までも青春と思っています。プラトニックな恋もしますし、仕事もし、趣味も多くします。森羅万象、生きることは歓びと思っています。肉体を保持して、五感を磨いて、全身全霊で、人生を謳歌しています。否、更にもっと、謳歌致しましょう。

*チャールズ・ダーウィンがガラパゴスに到着した日
1835年のこの日、イギリスの自然科学者(地質学・生物学)・チャールズ・ダーウィンが赤道直下の東太平洋のガラパゴス諸島に到着し、上陸を果たしました。イギリス海軍の測量船・ビーグル号に乗って、世界の海を渡り、その地の生物分布を調べ採集して持ち帰りもしました。ガラパゴスゾウガメも持ち帰ったそうで、ハリエットと名付けられたゾウガメは175歳(2006年6月22日まで)まで生き延びたそうです。

ダーウィンは後に自然選択説(自然淘汰説)を唱え、進化論の「種の起源」の著作を発表します。「ビーグル号航海記」などの興味深い著作もあります。



posted by 三上和伸 at 08:33| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする