2020年10月04日

ブラームスの名曲61 歌曲「あの娘のもとに」 Op.48-1 2020.10.04

「あの娘のもとに」 詩:ヴェンツィヒ訳の作者不詳のボヘミアの詞
月が光を投げて、
ぼくはまたあの娘のもとに、
どうしているだろうかと、
行かずにはいられない。

ああ、あの娘は絶望して、
もう一生ぼくに、
会えないだろうと、
歎きに歎くから。

月が沈んだけれど、
ぼくはいそいで行った。
だれもあの娘を
かどわかさないように!

小鳩よ、クークー啼け、
そよ風よ、さやさや吹け、
だれもあの娘を
かどわかさないように!

好きな娘の心変わりが心配な男の歌。月が光ると不安になり、あの娘の様子が気掛かりになります。月が沈んでしまった、もう休んではいられない、あの娘のもとへ急がないと…。小鳩よそよ風よ、ぼくに味方をしてくれ、ぼくの大好きなあの娘がそそのかされないように…。旋回するような円舞曲風の伴奏が忙しなく過ぎ行きます。まるで男の心の焦りが切ないように…。ホ短調・3/4拍子
posted by 三上和伸 at 21:59| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラームスの名曲60 歌曲「恋する女の手紙」に付いての追伸 2020.10.04

どんな作品でも、一つの曲を論じるには、様々な文献を当たります。それでも全てを知る前に止むを得ず論じて仕舞う場合も無きにしも非ずです。この作品47-5のゲーテの詩による「恋する女の手紙」も肝心要の情報を漏らしてしまいました。1868年の出版なのですが、この内の第2曲は1855年の作、そして肝心の第5曲「恋する女の手紙」は、1858年のゲッティンゲンで書かれており、そこに住むアガーテ(アガーテ・フォン・ジ−ボルト)との恋愛中に書かれていたのでした。

あなたの眼からわたしの眼に注がれる眼差、
あなたの口からわたしの口に与えられる口づけ、
わたしのように、そのことを少し知っている者には、
何かほかのものが楽しいと思われるでしょうか。

恐らく、恋の絶頂を迎えていた時期と符合するこの作品、ブラームスとアガーテは、見つめ合い、口づけをする仲になっていたのですね。

あなたから離れ、わたしの家族からも遠ざかって、
わたしは常にあれこれと思いを馳せていると、
いつもあの時、ただ一度の時に思い当り、
わたしは泣きだしてしまったのです。

離れ離れになる事もあり、独り住まいで、思いを馳せていると不安が募り、女(アガーテ)は泣いてしまう事もありました。

すると不意にまた涙がかわいて、
あなたは愛をこめて、この静けさに思いを秘め、
あなたの思いが遠いこの地に届くと思うのです。

冷静になると、きっとブラームスはわたしを思っていると信じ、またこの地に戻って来てくれる筈と信じたいのですね。

この愛の息吹のささやきをお聴きください。
この世で唯一つのわたしの幸せはあなたのお心です。
あなたのやさしいお気持ちの証しをお示しになって!

お強請りされたブラームス、大作曲家になる大志を抱いていたブラームスは痛恨の手紙を書いてしまうのです。「愛しているけど、束縛はされたくない」、結婚なんて、束縛を良しとする行為なのです。アガーテは失望し、婚約破棄を言い出すのです。二人は別れました。それでもこの恋で、多くの作品が残りました。そのほやほやの作品の一つが、このゲーテ詩の「恋する女の手紙」でした。
posted by 三上和伸 at 14:39| ブラームスの名曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三孫交友記19 Rくんの玉転がし 2020.10.03

Rくんの大玉転がし
家族・親戚一同が愛して止まないRくん、一歳、先越して入園しましたので、クラスメートはお兄ちゃんお姉ちゃんばかり、運動会でも差が付いていました。お遊戯では、楽しそうに体を動かしているだけ、徒競争ではビリでした。でも器用な一家の育ちが幸いしたのか、玉転がしは上手に出来ました。ヤンヤヤンヤの喝采を浴びていました。ビリでしたが。
posted by 三上和伸 at 09:14| 三孫交友記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ☁ 10%→20%→20% 25℃ 世界動物の日 2020.10.04

オホーツク海と中国東北部には低気圧があり、両者とも前線を伸ばしています。南の海には熱低があり、多くの雲が集まっています。今朝の横浜は小雨が降りました。沖縄周辺や小笠原は晴れていますが、その他には☀マークがありません。

*世界動物の日
動物の守護聖人・アッシジの聖フランチェスコの聖名祝日が今日であり、それに因んで、この日を世界動物の日と定められました。中世〈鎌倉時代〉の聖人フランチェスコは、自然を愛し、全ての被造物を通して神を賛美した自然保護の聖人とされています。今日は万物を愛する日です。
posted by 三上和伸 at 08:46| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする