2021年04月04日

音楽歳時記14 ピエール・モントゥー誕生日 2021.04.04

少し古い指揮者の話ですが、フランスの名指揮者に、ピエール・モントゥーがいました。1875年の今日に生まれ、亡くなったのが1964年7月1日でした。1911年から有名なバレエ団・ディアギレフのロシアバレエ団の指揮者を務め、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」、「春の祭典」、ラベルの「ダフニスとクロエ」、ドビュッシーの「遊戯」などのバレエの初演を振りました。超難曲の初演の指揮をする事は、並大抵の事ではなったようですが、見事にその重責を果たしたそうです。若い頃にはブラームスに会って、ブラームスの前でヴァイオリンを弾いたそうです。それがモントゥーの生涯の誉れで、人に語っていたそうです。

生粋のフランス人には珍しく、生涯、ブラームスの音楽を愛し、交響曲第2番ニ長調op.73を指揮するのが最大の楽しみだった男でした。後進の指導もシッカリやって、ネヴィル・マリナー、アンドレ・プレヴィン、デイヴィッド・ジンマンなどの名指揮者を育てました。臨終の時が泣かせます。N・マリナーが駆け付けた時、「死んであの世に行ったら、ブラームスに謝らなくてはいけないんだ。『何度やっても上手く弾けなくて、すいません』と…」と言い残し、ドイツレクイエムのスコアをしっかり抱きしめて死に臨んだと言う事でした。私には解ります、その気持ちが…、私が死んだら簡単な葬式で好いから、「ドイツレクイエムの第4楽章『あなたの住まいはなんと気持ちのいいことでしょう』を、リピートで流し続けて欲しい」と頼もうと思っています。
posted by 三上和伸 at 21:19| 音楽歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽歳時記13 ピアノ調律の日 2021.04.04


音叉・A=440Hz
音叉 A=440Hz
音名A(イ)は音階の基準とされています。ピアノ鍵盤の順では49番目で、その周波数は440Hzと決まっています。ピアノ調律をする際、49Aを弾き、音叉を鳴らし、その音叉の音程440Hzに弦の高さを合わせます。それを基準に全音の調律をして行きます。 音階内の全ての音の高さを決めるには倍音を使って調律します。

今日はピアノ調律の日。4月はApril、4日は4とすれば、A=440(エイプリルの4月4日)となりますね。ですから今日はピアノ調律の日と言うそうです。

基準音Aの周波数は昔から様々に変化しています。現代ピアノでは、コンサート用は442Hzに調律されていることが多いです。ドイツなどの音楽界ではもっと高く443Hzに調律されているそうです。張力が上がれば、ピアノの音も高テンションになり、華やかな音に変ります。

posted by 三上和伸 at 14:15| 音楽歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ☀〜☁〜☂ 地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー 2021.04.04

高気圧が東の太平洋上に抜け、オホーツク海にある低気圧から、前線が列島に添うように延びています。日本は気圧の谷に入り、下り坂です。夜から明日朝に掛けて☂が降るようです。5日は入学式が多そうですね。生憎の雨模様、気を付けて参列してください。

昔、生前のダイアナ妃が奉仕していました地雷撤去、今日はその地雷除去の記念日です。戦争は終わっても、禍は終わりません。愚かな生き物人間が残した悪の残骸、その数を数えるだけでも胸が潰れます。

*交通反戦デー
便利な物・車が起こす不幸な禍・交通事故。この日1989年の4月4日に、交通遺児を励ます会が交通反戦大会を開き、交通反戦デーを制定しました。車を運転する前、安易に行動を起こすのではなく、一つの覚悟を持って運転に臨みたいですね。

*トランスジェンダーの日
男と女だけとは限らない性の問題、元もとは「おかまの日」でした4月4日。3月3日が雛祭りで女の子の節句、5月5日がこどもの日で男の子の節句、その中間を取って、4月4日はおかまの日でした。それをトランスジェンダーの日と変えたのは都合上便利な日付だったからでしょう。誤解も招いているそうで、トランスジェンダーがおかまだけとは限りませんからね。新旧の「逃げ恥」でもゲイ(古田新太演じる沼田さん)とレズ(西田尚美演じるゆりの同窓生)の人物が当たり前に登場していました。生れや肌の色の違いによる人種差別と同様に、トランスジェンダーの差別も無くなると良いですね。生まれ持ったものですから、そのままの姿で生きて欲しいですね。

*沖縄県誕生の日
1875年(明治12年)のこの日、琉球藩が沖縄県に変りました。


posted by 三上和伸 at 10:04| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする