2021年04月15日

私の歳時記 江戸幕府が五街道の呼称を布達 2021.04.15

江戸・日本橋を起点に、徳川家康が全国支配を整えるため、五街道の整備を始めました。東海道・日光街道を始めとして奥州街道、そして中山道と甲州街道の順に整備されてゆきました。各街道には一里(約4km)ごとに一里塚を設け、旅人が迷わないように、距離の計算の目安にしました。適当な間隔で宿場を設け、そこには人足と馬を備えました。参勤交代が通り、飛脚や旅人が行きかいました。江戸時代、庶民の間でも、旅は盛んになりました。私の周りにも神奈川宿や保土ヶ谷宿(一里塚があります)があり、旧東海道の道も知られています。

享保元年のこの日(西暦1716年6月4日)、この五つの街道の名称が決まりました。


posted by 三上和伸 at 22:38| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

間奏曲 ビッグニュース・新垣結衣・大河決定 2021.04.15

突然私に、ビッグニュースが飛びこんで来ました。以前に申していた新垣結衣の、今後の活躍についての私の希望が、遂に実現しました。何と、来年の大河ドラマ・「鎌倉殿の13人」のキャストの一人に選ばれました。沖縄出身の俳優では初めてだそうです。役柄は八重と言う人物で、鎌倉幕府二代執権・北条義時の初恋の人(女)だそうです。背が高い新垣は、時代劇は荷が重いと考えて来ましたが、義時役の小栗旬は上背があるので、適役かとも思われます。お化粧は如何かしら…、着物姿は如何かしら…、古の女性の立ち居振る舞いは如何かしら…、どんな声音を発するかしら…、本当に楽しみです。

鎌倉殿とは源頼朝の事、13人とは、頼朝の死後に発足した御家人の評定衆の13人の事、内部抗争の末、北条氏が執権となり、鎌倉幕府の中心になりました。
posted by 三上和伸 at 22:04| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記 梅若伝説と隅田川 2021.04.15

中世・近世の文芸作品に登場する梅若丸は伝説上の人物で、京都の北白川吉田少将の子として生まれましたが、父の死後、比叡山に入り、優れた才を顕しました。

それを妬まれた梅若丸は、その比叡山の法師に襲われ、逃げる最中、人さらいに会い、奥州に売られます。途中武蔵の隅田川の畔で亡くなります。十二歳の梅若丸は、「訪ね来て 問はは応えよ都鳥 隅田川原の露と消えぬと」と辞世の歌を詠ったとか…。

一年後、息子の失踪に狂人となった母親が隅田川にやってきます。母は息子がこの地で葬られたことを知ります。母は悲しみのあまり、隅田川に身を投げます。二人の墓は、この地の木母寺(もくぼじ)にあります。母親は妙亀塚、息子・梅若丸は梅若塚です。

この伝説を題材にした文芸作品「隅田川」が古今東西、ジャンルを超えて数多生み出されました。謡曲(能楽・観世元雅作の狂女物)、浄瑠璃、歌舞伎、落語(三遊亭円生の噺)など。私は何れ能楽で、この「隅田川」を観たいと思っています。コロナ明けを待ちましょう。

今日のこの日(4月15日)、木母寺の梅若塚で、供養が行なわれます。
posted by 三上和伸 at 17:41| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の歳時記 旧暦弥生の四 虹始見(にじはじめてあらわる) 2021.04.15

葉桜(染井吉野)
染井吉野の葉桜
旧暦弥生と言えば春の末期、つまり晩春の頃です。桜も疾うに終り、葉桜となっています。暦で言えば二十四節気の清明の、その中の七十二候で、虹始見(にじはじめてあらわる)となります。雨の後に、虹が出始める頃と言う意味です。菜種梅雨の春は、虹の出やすい季節、昨日の雨で、虹をご覧になった方もいらっしゃるかと思われますが、私には見付かりませんでした。暇があれば、止んだら外に出て、探してみるのも一興かも知れません。何分にも、興味と行動力を持ちませんと、風流は味わえません。
posted by 三上和伸 at 15:38| 私の歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新とっておきの花・晩春1 ウラシマソウ(浦島草) 2021.04.15

ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科テンナンショウ属
伊勢原でお散歩中に見付けました。海岸の藪などに多く観られる草で、仏炎苞と言われる花の花穂の先端が、鞭上に長く延びます。これがまるで浦島太郎の釣り糸に観えたことから、海辺に住む人たちに依って、浦島草の名が付けられました。伊勢原の山にもあるのですね。日陰が好きで、葉の傘を差しています。
posted by 三上和伸 at 14:10| 新・とっておきの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前奏曲 ☁〜☀〜☀〜🌒🌟 象供養の日 2021.04.15

昨日の午後から北風に変りました。今朝は曇っていて少々寒いですね。これからは晴れるそうで、今日明日と☀の見込みです。土曜日(17日)が☂のようです。

*象供養の日
貴重な象、その牙・象牙は様々に加工されて、人間の道具の材料として使われています。これは象の命と引き換えのもので、人間は、野生の象の減少と絶滅に関与しています。私の仕事の大切な鍵盤も、一時は象牙が使われていました。先ずは鍵盤として、理想の素材でした。兎に角、弾いていて気持ちが良い、プラスティックに無い、しっくりした感触があります。しかも、アイボリー色と色の名が付くように、美しい天然素材です。三上家最初のアップライトピアノも象牙鍵盤でした。しかし、もう象牙は使ってはなりません。使えば、アフリカで密猟が繰り返されます。厳しい野生での生活、その上、人間に奪われる命、あってはならない事です。象ばかりではありません。自然の命、大切にしましょう。感謝と供養を忘れずに…。1926年のこの日に、初めて象供養が行なわれたそうです。
posted by 三上和伸 at 08:29| 前奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする