1792年のこの日、フランスでギロチンが実用化されたそうです。当時はフランス革命後の恐怖政治の時代、多くの貴族や政治家に市民が政治犯として処刑されていました。しかし処刑には手間もかかり、される方は苦痛も大きく、問題視されていました。そこで内科医であり、国民議会議員だったジョゼフ・ギヨタンが、一瞬で命を奪える断頭機器・ギロチンを発明しました。ルイ16世やその妻のマリー・アントワネットもギロチンで一刀(頭)両断されました。 ギロチンの名は、発明者のギヨタンから採られたギヨチーヌが先にあって、そのギヨチーヌが、後に、ドイツ語読みになったのがギロチンだそうです。
2021年04月25日
私の歳時記 世界ペンギンの日 2021.04.25
南極大陸に生息するアデリーペンギンが、繁殖後、海に移動する時、毎年この時期(4月25日前後)に、アメリカ合衆国の南極基地・マクマード基地の傍を通過するそうで、この日を世界ペンギンの日に決めたそうです。飛べない鳥ペンギン、でも映像で観ると、海の中を飛んでいるのですね。氷の大地・南極に住むペンギン、その生態は驚異ですね。寒さに強い!、子育てが凄い!、ヨチヨチ歩いて可愛い! ペンちゃん、大好き!
ブラームスの名曲72 歌曲「きみが時折ほほえんでくれさえしたら」 Op.57-2
「きみが時折ほほえんでくれさえしたら」 詩:ゲオルク・フリードリヒ・ダウマー(原詩:ハーフィズ〈ペルシャの詩人〉)
きみが時折ほほえんでくれさえしたら、
この激しい情熱に時には
涼風を送ってくれさえしたら、
ぼくは何ごとも耐え忍んで、
この愛情に苦痛を与えることでも、
すべてきみのなすがままに任せよう。
ペルシャの詩人・ハーフィズの一節だけの短い詩、ぼくが主人公で、きみが愛する恋人です。でも主人公がきみ(女)で、恋人がぼく(男)だとしても、成り立つ歌ですね。私のCDでは女声のソプラノ(ジュリアナ・ボンセ)が歌っています。その高音の女の声が適切に響いて、私を夢見心地に誘ってくれます。その半音階の柔らかくくねる歌い回しが、何とも言えない女の色香を感じさせるのです。
ブラームスの名曲71 歌曲「森で囲まれた頂きから」 Op.57-1
半年前に、ブラームスの初期の歌曲(op.3.6.7.14.19.32.33.43.46.47.48.49)の紹介を済ませて、暫く休んでいましたが、今回より、中期の歌曲(op.57以降)の紹介をしようと思っています。
op.578つの歌曲は、これまでのブラームスの歌曲からは少し逸脱した画期的な作品群で、全音階的進行が主流だったブラームスの歌曲に、新たに半音階的旋律を使用した歌曲群になっています。当時、仲間内では喧々諤々のオブジェクションとなり、話題となったのでした。
「森でかこまれた頂から」 詩:ゲオルグ・フリードリヒ・ダウマー
森でかこまれた頂きから
私は愛の涙で濡れた瞳の
熱い視線を、あなたを緑で包む
故郷の野の方へ投げている。
私は泉の上に視線を投げる、
ああ、この泉と共にひと波でも、
おお、友よ、故郷にいる
あなたの方へ流れてゆけたら。
頭上の雲の去来に
私は視線を向けている。
ああ、友よ、故郷のあなたの許に
雲のように漂ってゆけたら。
立の幸せと苦しみの種なるあなたを
私はどんなに魅惑したいことでしょう。
この唇で、この眼差で、この胸で、
あなたの心と魂を!
女歌です。女から遠く離れて住む男への、強烈な愛が迸り溢れる歌です。男は故郷に住む幼馴染かしらね。ある時は、泉の流れに乗って、またある時は、雲に乗って空を漂い、貴方の下に戻りたい。女のダイナミックな愛欲、唇・眼差・胸の膨らみ、全てを使って貴方と一緒になりたい。切ない女の思いの丈をぶちまけた歌です。
前奏曲 ⛅〜🌔🌟 世界マラリアデー 2021.04.25
低気圧の影響は関東では少なく、雨は降らないようです。その代わりに北風に変り、気温は下降ぎみで肌寒くなるようです。
2000年のこの日に、ナイジェリアで、マラリア撲滅国際会議が行なわれました。この会議では、この日を「アフリカ・マラリア・デー」と制定しました。その後、2008年から世界保健機関が「世界マラリアデー」として実施し始めました。
マラリア、一種の蚊が媒介するマラリア原虫の血球内寄生による熱病で、2018年の世界の感染者数は2億2800万人で、死者は40万5000人だったそうです。大変な感染症ですが、それに勝るのがコロナウィルスによる新型肺炎です。愚かな日本の指導者よ、もっと感染症に目を向けて欲しいですね。感染症撲滅に金を掛けろ!
私の歳時記 七十二候・霜止出苗 2021.04.25
今日は二十四節気の穀雨の内の七十二候で、霜止出苗(しもやみてなえいずる)です。遅霜と言うのもありますが、大方の地域では霜が降りなくなり、田植えに適した気候となる事を教えています。愈々天地は動き出し人も動き、田を耕し水を張り、田植えの準備をする時期です。忙しい農耕の季節になったのです。