今日が忌日の有名芸能人が多いですね。2009年の森繁久彌(96歳)、2012年のクレージーキャッツの桜井センリ(86歳)と森光子(92歳)、そして2014年の高倉健(83歳)、正に名優ばかりですね。森繁さんは「七人の孫・向田邦子脚本」が思い出深いですね。一寸エッチな面白い爺さんを演じていました。確か樹木希林がお手伝いさんをしていましたね。森光子は「時間ですよ」の銭湯の女将さんを演じていました。やはり向田邦子が脚本を書いており、庶民の人情を粋なタッチで描いていました。健さんはやくざ映画が本領でした。但し、私はやくざが嫌いでしたから、任侠映画は観ませんでした。それでも「南極物語」は大好きで、私のビデオ愛蔵版があります。南極大陸に閉ざされた樺太犬との触れ合い、オーロラの絶景、健さんの朴訥な研究員の雰囲気に惹かれました。
2021年11月10日
前奏曲 🌞→ほぼ🌓 いい音・オルゴールの日 2021.11.10
好いお天気ですが、やや風があり、小春日和とは言い難いようです。それでも爽やかな初冬の朝です。今日の月は六日夜の月、この月は昼間から出ていまして、宵の口に沈む月です。夕方🌓(上弦前の月)が観えるでしょう。金星も未だ辛うじて観えていますから、金星・土星・月・木星と並んで観える事でしょう。
今日はいい音の日だそうで、我ら調律師としても関係がある日です。好い音と言えば、濁りの無い純粋な音を言いますね。ピアノは3本弦の楽器ですから、1音に付き3本の弦が張ってあります。この3本を正しい同音に合わせることが、ピアノ調律の基本です。合わなければ唸りが出るのです。これは濁った音で美しくありません。そしてオクターブ(1対2の比率)も完璧に合わせなくてはなりません。平均律ですから5度、4度は完全ではないのですが、ほぼそれに近く合わせます。長3度、長6度の増加・減衰も正しい比率で合わせます。こうすればピアノは美しい協和音で鳴り響くのです。正しく良い音は、論理的・数学的に決められた音階により作られます。されどもう一つ、大事な美があります。それは音色(おんしょく)です。詰まりねいろ(音色)です。これはピアノの場合、フェルトハンマーに針を刺して調整をします。針を刺せば刺すほど、音色は柔らかになります。刺激音の無いソフトな音になります。音が遠くに響いて(ホールの隅っこ)、布地のように滑らかな音(肌の温かさがある音)、これがピアノ音の理想です。その理想を目指して、調律師は今日も仕事をするのです。
私の歳時記 マララ・ユスフザイ結婚す 2021.11.10
パキスタンの女性活動家・マララさんがインスタグラムで、結婚を発表したそうです。イスラム原理主義の女性軽視の迷信に果敢に挑んでいるマララさん、私も賛同しています。子供を産み育てる中心的人物・女性、女性こそ教育を受け賢く育たなければ人類の未来はありません。万難を排し女性教育を推進しているマララさん、イスラム諸国の将来を担っている素晴らしい女性です。結婚、おめでとう!