今日は二十四節気の小雪(しょうせつ)の初日です。太陽の黄経が240度に達する時です。下界には雪は未だですが、高い山の峰には白い雪が積もって観えますね。こんな時期を小雪と言います。でもまあ、北海道では平地でも雪が降り出しますがね。
そして小雪の初候が七十二候の虹蔵不見(にじかくれてみえず)です。これは極論ですね。冬でも虹は観えます。それでも二十四節気・七十二候を始めた中国の古人は、「冬になると虹が少なくなったな〜」と感じていたのは事実です。これは太陽と湿度の問題で、太陽が出ていて、空気が湿潤であるからこそ、虹が発生するのです。乾燥した日や曇天では虹は現れないのです。そこで冬は虹蔵不見となるのです。