今日は勤労感謝の日、勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあうとする日だそうです。元々は「新嘗祭」だったそうで、それをそのまま勤労感謝の日にしました。昭和23年(1948年)から始まった国民の祝日です。
*新嘗祭(にいなめさい)
勤労感謝の日の由来となった新嘗祭とはどのようなものか、少し調べてみました。新嘗祭の歴史は古く、日本書紀には飛鳥時代に行った記録があるそうです。
新嘗祭の新は新穀(この年に収穫された主に米)、嘗は舌の上に乗せて味を試す意味があります。つまり、新しい米を神に捧げ、召し上がって頂く祭事です。天皇が自ら栽培された米を神に奉って(たてまつる)、共にその米を味わう祭祀です。
旧暦の時代では霜月(11月)の第二の卯の日に行われていました。ところが世が新暦になると、この日が翌年にずれることが起こり、仕方なく新暦の11月23日に行われるようになりました。そしてそれを引き継いだ勤労感謝の日も11月23日になったのです。