2008年07月16日

自然通信 山百合

ヤマユリ
自然通信51 白百合に寄せて・山百合 鎌倉十二所 2008/07/14
 先日、私は鎌倉を訪れ、十二所(じゅうにそう)の崖に咲く山百合の様子を見に行ってきました。ここの崖は昔、朝比奈峠超えの自動車道を通す時、切り崩され作られた崖なのです。以前より私はここに咲く山百合を楽しみにしており、咲いていれば今年は是非、自然通信に載せて皆様に紹介したいと願っていました。花はまだ咲き始めたばかりで数は少なかったのですが、ここに紹介できた事はとても幸福に思いました。
 今、私達の身近には雑草が生い茂り、昔ながらの野の花が姿を消しつつあります。それはひとえに戦後の工業化や都市建設などの地域開発によるものです。切り崩された土地には初めは雑草しか生えないのだそうで、元の野草が復活するには何十年、何百年と年月が掛かると言う事です。でもそれは不可能な事ではありません。こうしてこの崖にも山百合が復活してきているのですから。私は毎年ここの山百合を見付けると喜びに震えます。今年も咲いてくれたんだ、よかったなと…。この日、そこは辺り一面に芳香が漂い、私は甘い香りに咽びながら爽やかにシャッターを切りました。
posted by 三上和伸 at 23:12| 自然通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする