2008年07月28日

自然の風景1 霧ケ峰

自然の風景1 山岳展望の聖地・霧ケ峰 2008/07/28
 今日、私は大好きな霧ケ峰へ行ってきました。
 今年は、梅雨は明けたのですが大気が不安定で雨も多く、今日もやや心配でしたが、思い切って出掛けてみて正解でした。雨は午前中で止み、青空とはいきませんでしたが空気は透明となり、何処までも澄み渡って山が良く見えました。夏では稀な、絶好の展望日和となったのでした。私は霧ケ峰の事は普段から何時も心で想い、今頃はどんな花が咲いているのだろうか?とか、山や空や草原の色は如何かしら?と想像を逞しくして楽しんでいます。今回は梅雨明け後の霧ケ峰の今の様子と私の幾らかの感動を認め、写真を交えてお伝えいたします。

蓼科山
左・蓼科山 右・横岳(北八ヶ岳山稜)
 霧ケ峰の中心部・蛙原(ゲェロッパラ)から写した霧ケ峰の草原の様子です。ここは樹木の少ない、何処までも果てしなく続く草原であり、正に遮る物のない青天井の草の大海原と言えます。そこには観光のため一本の車道がつけられており、その名をヴィーナスラインと呼んでいます。ヴィーナスの肌の如くなめらかで美しい丘陵を伝う道だからヴィーナスライン、やや気恥ずかしくもありますが、まずは素敵な命名と言えるでしょう。この写真にもその道は見え隠れしています。それは霧ケ峰交差点を北に行けば八島湿原を経由して美ヶ原に至ります。そして東へ向かえば車山高原から白樺湖を経て白樺高原へと馳せ参じます。最高の展望が得られ気持ちよい高原ドライブが可能です。
 背後にある黒い山は、左が蓼科山で右が北八ヶ岳の山稜です。その大きな黒い塊は力強さに溢れ、私の胸は何故か高鳴りました。

八ヶ岳
八ヶ岳西面 
 霧ケ峰は日本のへそのような地であり、ここから四方を見渡せば日本の高山のほぼ全てを望む事ができます。西に北アルプス、南西に乗鞍、御岳、中央アルプス、南は南アルプスと富士、東は八ヶ岳、そして北に浅間を始めとした北信濃の山々があります。正に山の素晴らしさを愛する者には答えられない山岳展望の聖地です。一山一山、指差し示し名を唱えれば山を眺める喜びが沸々と湧いてくるのです。
 これは霧ケ峰から望んだ八ヶ岳です。西から東を望んだもので八ヶ岳の西斜面が見えています。その構図は八ヶ岳が最も峻険で美しい姿を表したもので、その名の起こりとなった多くの峰を一望の下にできる、最高の角度なのです。

南アルプス
南アルプス北面 
 これは南アルプスの北面を望んだもので、霧ケ峰からは南アルプスはその長大な山脈のほんの一面しか見えません。しかしそれは重厚な質感を表しており、褶曲山脈とは思えない、まるで火山のような佇まいを見せています。左に鳳凰山、その隣りの尖鋒は甲斐駒ケ岳、中央奥に最高峰の白峰北岳と間ノ岳、右の巨体は仙丈ヶ岳です。何れ劣らぬ真の褶曲山脈の巨峰達です。

富士を囲んで
左・八ケ岳 中央・富士山 右・南アルプス
 左が八ヶ岳の裾野、右が南アルプスの東斜面、間に広がる谷間の先が甲府盆地であり、その正面に薄っすらと富士が浮かんで見えます。この美しい曲線の構図は、霧ケ峰が最高の富士見台である事を証明しています。
 因みに、この日は残念ながら北アルプスは雲の中でした。北アルプスは何れまたの機会に、ここより更に素晴らしい眺望のある美ヶ原から送りたいと念じています。
posted by 三上和伸 at 21:36| 自然の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする