2009年07月09日

野の花18 チェスキー・シュテルン ベルク城の花 2009.6.18

 プラハの南、平原を抜け丘陵に至る頃、森の狭間にチェスキー・シュテルンベルク城が見えてきました。丘の上の小さな城、主・シュテルンベルクの私的な館と見受けられました。城に上る坂道の周囲には愛らしい野の花が咲いていました。私は狂喜し、品定めをし、帰路に写真撮影を誓いました。
 その帰路の花の撮影の折り、私は夢中となり時間を忘れツアーの皆を待たせてしまいました。妻が迎えに来て見ると、その顔の眉間には険しい皺が寄っていました。強い剣幕で「みんな待っているんだよ! 早くしなさい!」私は慌ててバスに戻りました。バスはアイドリングを空吹かしし、急発進をしてプラハを目指しました。添乗員はプラハ到着前、アナウンスで「運転手さんの努力で間に合いました!」だって…。

チェコの小菊
 キク科の花、芝の中にツメクサ(クローバー)と一緒に生えており、ツメクサよりも早く咲きだしたようです。このようにまばらに咲き群れる様は園芸植物ではなく、恐らくこれは野草でありましょう。

チェコの立金花
 黄色い花、よく光りテカテカしています。当てずっぽうですが、キンポウゲ科のリュウキンカに近い種と思われます。草むらの中によく目立ち輝いていました。葉は花の近くにある卵形のもので、周囲の立派な葉はツタのようです。

チェコの桔梗
 これは正にキキョウでしょう。青く美しい花に、私はチェコに居る事を忘れ、日本の野にいてキキョウを見つけた錯覚を覚えました。「キキョウだ、キキョウだ!」と叫んでふと思うと、「ここは外国だったんだ」。私の脳はチェコと日本を瞬時に行き来しました。タイムマシィーン並みにネ!。

チェコの風露草
 これは日本名はフウロソウ(風露草)です。この類は日本にも幾種類かあり、美しい花が多いのです。ハクサンフウロにグンナイフウロ、最も濃色で美しいのがアサマフウロです。そして一番身近なのがゲンノショウコ(現の証拠)、お腹の薬に用いられます。チェコにも風露草はありました。

チェコセンキュウ
 これはセリ科の草と思われます。セリ科にはこの花と同じような姿形の花を咲かせる草が多く、センキュウ、シシウド、ボウフウなどの名が日本では付けられています。例えばシラネセンキュウ、ミヤマシシウド、ハマボウフウなど。白いレース模様は美しく、人が真似て白糸で編む気持ちがよく分かります。
posted by 三上和伸 at 23:54| 野の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする