2009年08月15日

野の花20 ツルボ 横浜市 2009.8.14

ツルボ
ツルボ(蔓穂、別名・さんだいがさー参内傘・綿棗児)
 私が愛する花は野の花、過酷な自然にあって己が種を絶やす事無く生き継いできた花達。足す事も引く事もできない、ぎりぎりの美しさで輝いています。
 では野の花の美しさはどこから来るのでしょうか?。それは切なる繁殖への願望から生まれきたのです。虫を誘う事の一点を目指し進化し、自然のなすがままに洗われて美しくなるのです。生き抜くための自然淘汰にうち勝ったものだけが美しくなれたのです。だからこそそれを見る自然物の人間が何の掛け値なしに美しいと驚くのは当然の結果で、それこそが逆に人間は自然物であると言う証明です。まるで男が女の美しさに惹かれるが如くに…。そこに生命の切ない結晶があるのですから…。
 このツルボもそんな野の花の一つです。咲き始めたばかりの花、虫はもっと咲き乱れた時に美しいと認識するでしょうが、私は咲き始めのまっさらな状態を美しいと思います。ここが虫と人間との違いと言えます。人間には心があり、その心が清らかさを求めるからです。

 
posted by 三上和伸 at 07:28| 野の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする