2010年03月28日

音楽の話18 2010 リトルコンサート 2010.03.28

  娘・三上夏子先生と先輩声楽家の大関はるみ先生の主催するピアノ発表会・リトルコンサートが横浜ゲーテ座で開かれました。小さな子供から大人までが緊張で震えながらも楽しく誇らしげに出演しました。溌剌とした曲、優しい曲、楽しい曲、思いの籠った曲、様々な曲が選ばれていました。
 後半にはディズニーのベストナンバーが兄弟、親子、生徒同士、また生徒と先生のコンビでピアノデュオの形で演奏されました。その楽しさ、優しさ、大きな喜び、そこには音楽の大切な夢がありました。見守る家族の愛がありました。素敵な事ですね!
 先生方の歌とピアノ、そして年長の方々の素晴らしい腕前、本当に感心いたしました。音楽の将来は当分大丈夫ですね!

           演奏曲目と寸評
1、ちょうちょう             スペイン民謡

 2、 歌                     ゲジケ

3、おもちゃを片付けなさい       ビュイグ=ロジェ 

4、アンダンテ(びっくりシンフォニーより)   ハイドン

5、ソナチネ                  チュルク

6、おかしなできごと、メロディー     カバレフスキー

7、ソナチネ OP.36-1 C-dur T      クレメンティー 
 
 *ここまでは可愛いお子様たちのおませな服装、背伸びの演奏、そして親御さんたちの無我夢中…。誠に微笑ましい風景を見せてくれました。仄々としました。みんなしっかり弾けて偉いね、頑張ったね。凄い!

8、かっこう                 ドイツ民謡
   チューリップの王女様           サティー 
 *サティーのアンニュイな雰囲気がとても良かったですね。ふっと力が抜けてリラックスができました。

9、アレグロ                モーツァルト
 *軽快で愛らしい曲、お話しているよう、一生懸命弾いていました。

 10、二つのドイツのダンス          ベートーヴェン
 *ベートーヴェンは清潔な人柄、そのベートーヴェンの爽やかさが感じられました。軽快で踊りたくなりますね。

 11、みじかいうた、ピエロ          カバレフスキー
 *寂しい歌と面白い曲が対比されています。中でもピエロって面白いね! 私も楽しかったです。

 12、メロディー、勇敢な騎手          シューマン
 *シューマンの優しさがよく出ていました。仄暗いところがシューマンらしくて素敵ですね。

 13、人形の夢と目覚め              オースチン
 *発表会の定番の曲ですね。これを弾けるなんて素晴らしいです。ゆったりと丁寧に弾けていましたね。

 14、気まぐれなロバ              ベルトミュー
 *愉快なロバさんの曲、楽しいけど綺麗なフレーズもあり、そこが美しく弾けました。パーマとシックなドレスが素敵な子、お辞儀も綺麗でした。

 15、ソナチネ OP.157-4               スピンドラー
 *中々の努力家さんかしら、力強く元気に弾けました。丁寧さもありました。

 16、ソナチネ第六番 F-dur U ロンド     べ-トーヴェン
 *よく弾かれる有名なベートーヴェンのソナチネ、健やかで美しいメロディーがあり、勿論貴方の演奏は美しかったですよ! 

 17、ソナチネ OP20-1 Gーdur T         ドゥシェック
 *しっかりとした構成をもって演奏しました。ソナチネもここまでくると難しいですね。よく頑張りました。

 18、エリ−ゼのために             べ-トーヴェン  
 *ピアノを志す人の一つの目的がこの曲です。囁くようでもあり、夢見るようでもあり、ドラマティックでもあります。嬉しそうに弾いていましたね。良かったね。

 19、ポロネーズ B-dur(遺作)           ショパン
 *可愛らしポロネーズですね。こんな曲があるなんて知りませんでした。ポロネーズのリズムに乗って弾むようでした。

 20、ノクターン                  リヒナー   
 *明るい町の灯りが見えます。静かな夜のムードが漂います。ゆったりとして綺麗なピアノの響きでした。

 21、プロムナード、タランテラ、マーチ     プロコフィエフ 
 *お洒落で楽しい現代の音楽、粋にさらりと弾くのが肝要ですね、お洒落にね。それが出来ていたと思いました。

 22、即興曲 OP.90-4 As-dur           シューベルト
 *この中学生は天性のエンターティナーですね。聴かせどころを心得ています。見事な演奏でした。

 23、トルコ行進曲                モーツァルト
 *エキゾチックなトルコ風の行進曲、当時のヨーロッパでは流行してました。コーヒーもトルコから伝わった飲み物なのですよ。確実に丁寧に異国情緒を表現できました。

 ヴァイオリンとピアノのデュオ
 メヌエット G-dur〜g-moll             j.s.バッハ
 *ピアノの冷涼な響きを聴き続けた後にヴァイオリンの音、何て暖かく聴こえたのでしょうか。ピアノのロマンティックとはまた別の人の声に近いヴァイオリンのリリシズム、素敵でした。

 三上夏子先生の演奏
 「ああ、ママ聞いてちょうだい」による変奏曲(キラキラ星変奏曲)       W・A・モーツァルト
 *美しいピアノの音、このこぼれおちる美音は指のタッチの微妙な使い方に秘密があります。生徒の皆さんも先生の教えをきちんと守って良い音で弾けるようになってください。
 変奏曲とは一つのメロディーテーマ(主題)を様々に変化させて作り出す曲です。その変化の度に人間(作者)のあらゆる思いや感情が込められていきます。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、変奏曲とは人間の思いのデパートなのです。
 そんな感情の変化を三上先生はその美音の中に摘み取っていきます。時には華やかに時には喜ばしく、また時には悲しみに満ち溢れて…。素晴らし感動を求めて…。人の心の表現者として…。
 音楽とは人の感情の鏡です。その鏡が磨かれれば磨かれる程そこには新たな音楽芸術の未来が広がってくるのです。まだ見ぬ世界が現われてくるのです。

 大関はるみ先生の歌唱
 不思議の国のアリス、これが恋かしら(シンデレラ)、右から二番目の星(ピータ−パン)
 大関先生はイタリア歌劇のアリアやイタリア歌曲を専門とする声楽家です。美しく豊かな声を持ちスケールの大きな歌唱を聴かせてくださいます。またイタリア語の歌ばかりではなく、ドイツ語の歌曲や英語の歌、はたまた日本の歌曲や唱歌も歌ってくださいます。優しく温かい心の持ち主であり、それが歌によく表れてます。ディズニーの愛らしい歌をありがとうございました。
posted by 三上和伸 at 23:50| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする