2010年05月03日

自然の風景24 後立山連峰・白銀の峰 2010.05.01

 塩の道は、古来より白い山を望む素晴らしい山岳展望の道です。古の旅人は誰でも暫し憩い、この壮麗な山々を仰ぎ観て旅の疲れを癒したことでしょう。しかしそれとは逆の立場で現代の私達もやはり、この道を旅します。古人の生業とはまた違う一寸した贅沢として、この道を通うのです。されど時代を問わず、その山への思いは変わる事はなく、私は古を思い、昔人と心を一つにして感動を分かち合おうとするのです。この山岳への切なる憧れを縁(よすが)にして…。

後立山連峰
後立山連峰の峰々、信濃川の上流・高瀬川の右岸から望みました。
 この頃が一年で最も白く輝く時期。強まった紫外線を乱反射して青空にくっきりとスカイラインが現われます。それこそが雪山の魅力、観る者の心に清浄なる華やぎが訪れます。身も心も清らかな解放感に包まれるのです。 

鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳(2890m)
 北アルプスは南アルプスに比べ高さ大きさでは劣りますが、その程良く凛々しい見栄えの良さでは断然優ります。特にこの後立山連峰は里の平野から遮るものなく眼前に仰ぐ事ができ、素晴らしいものです。その内でもこの鹿島槍ヶ岳は均衡の採れた双耳峰の峰であり、格好の良いシンメトリーを描いて見事です。北アルプスの中でも剣や穂高に続く美しい峰です。
 彼の日本百名山の登山作家・深田久弥氏ご愛顧ご推薦の名峰です。 

蓮華岳
蓮華岳(2799m)
 登山家にとっては高が知れた山かも知れませんが、里の平野から仰げば馬の背が雪の白で飾られているように観え鮮やかです。更に言えば白鯨の巨大な背にも観えなくありません。殊更、里に近く良く目立ちます。悠然としていて私は好きです。 
posted by 三上和伸 at 13:39| 自然の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする