2010年09月30日

野の花86 ツユクサ 順礼の道 2010.09.26

ツユクサ
ツユクサ(露草)別名・ツキグサ・ボウシバナ・アイバナ・アオバナ・ウツシグサ・カマツカ・ホタルグサ、ツユクサ科ツユクサ属
何処にでも当たり前にある草でとりわけその美しさに心惹かれる現代人は少ないかも知れません。しかし光線の加減などで驚くべき美しい青を発色する時があります。大抵は光線を透かして透明感の増した刹那の色合いで、私は他の花のどんな青より美しいと思う時があります。

 昔からこの露草の青は糸や織物の染色に使われてきました。そしてその染められた透明な薄い青色を露草色とか“はなだ色”、または浅葱色(あさぎいろ)と称して愛でてきました。誠に美しい染め色ですが完全はないようで、残念ながら水に溶けて退色し易いのが欠点だそうです。

 人の近くにある所為か、染め物に使われた為か、これは彼岸花などと同様に別名別称の多い草です。私は徒然に、それぞれその名をつぶさに吟味して、その理由を考えてみました。そして結論を申せば、やはり昔人はこの小さな花の青の色を好み、愛したのだと想い当たりました。
posted by 三上和伸 at 22:27| 野の花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする