2011年03月11日

音楽の話40 映画「ショパン…」の追伸

 映画の中で、ショパンとサンドが出会う社交サロンをロスチャイルド家と称していましたが、これは故意に違えた設定の名で、本当はマリー・ダグー伯爵夫人のサロンの事です。若く美貌のマリーは、このサロンの女主人、年老いたダグー伯爵と政略結婚をさせられた身の有閑マダムでした。当時は、この映画にも顔を出していたショパンの親友の大ピアニスト・フランツ・リストと恋仲でした。勿論不倫の恋で、何と暫く後には二人はスイスに駆け落ちをしたのです。後に大作曲家R・ワーグナーの妻となるコジマを始め三人の子を儲けましたが、結局は不和となり別れました。しかし、ワーグナーとコジマの血は現代でも絶える事はなく、子孫は今もワーグナーの作品の演出家として活躍しています。…と言う事はリストとマリーの血も現代に脈々と流れ生き継いでいると言う事です。マリーさん、貴女は生きてる、本当に素敵な事ですね!

 映画でのリスト役は余り上品ではなく、本物とは月とスッポンでしたが、そんな事はどうでもよく、私はマリー・ダグー伯爵夫人が観たかったのです。映画を観る前から、マリーは必ず出てくると思い込み、それは楽しみにしていたのです…、残念でした。まあ、何時かフランツ・リストの映画が出来ればマリーの艶姿が拝めるのでしょうね。楽しみです…。

posted by 三上和伸 at 01:26| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする