2011年03月21日

音楽の話42 ブラームスの歌曲が胸に染む 

 今日もまた、私の熱源・ブラームスを聴いています。今夜は大好きなソプラノのジェシー・ノーマンの歌う歌曲にしました。「テレーゼ」Op86―1、「死への憧れ」op86-6、「ひそかな憧れ」op91-1、「聖なる子守唄」op-91-2、「ジプシーの歌」op103-1〜11、「歌の調べのように」op105-1、「まどろみはいよいよ浅く」op105-2など。

 ピアノの前奏も後奏も極めて短いシンプルな曲ばかりですが、豊かな感情の旋律がたゆたう愛すべき歌達です。やがて私のハートは深い安らぎに満ちて私は柔らかい涙を流します。それは決して不幸な涙ではなく、愛潤う幸福の涙です。

 歌曲の作曲家は短命な人が多いのですが、ブラームスはその中でも比較的長生きをした人です。ですから歌曲でも色彩感は地味ですが、人生を探求する重みが感じられます。「死への憧れ」や「歌の調べのように」それに「まどろみはいよいよ浅く」などは人の世の無常を感じさせる大人の音楽です。真に絶品です。
posted by 三上和伸 at 23:12| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする