2011年04月24日

取っておきの花13 葉山、棚田と野花の里 2011.04.21

私の生まれは横須賀、海と山に挟まれた自然の地で育ちました。当然、私の遊び場はある時は海であり、またある時は山でした。山の端には水を溜める堰があり、その下には十枚ばかりの棚田がありました。また海は砂浜と岩礁が交互に現れる美しい浜辺でした。しかし、今は埋め立てられ、その面影は影をひそめ、住宅ばかりの街となって仕舞いましたが…。

今でも私が思い描く風景は子供の私が観ていたあの50年前の故郷の佇まい…。あれから50年間夢にまで出てきて憧れつづけたあの風景…。あれこそが今の私の自然愛好と懐古趣味の原点になっています。

ところで、そんな風景が今でも近くにあると分かったなら、「〜貴方ならどうする〜」。当然、私は取るものも取り敢えず?そこに駆け付けました。そこは美しい棚田のみならず、溢れるばかりの野花咲く、涙なくしては拝めない桃源郷でした。以来、四季折々に訪ねて、この稀有の楽園を楽しんでいます。この日のように仕事の空き時間でさえも利用して…。

@棚田
葉山の棚田
丁度水が入れられた棚田。畔も綺麗に刈られ、後は田植えを待つばかりのようです。連休を過ぎれば田植えが始まります。その時、また訪ねるつもりです。

A二輪草
ニリンソウ
この地は湧水が豊富なようで林の下には二輪草が群生しています。道の端の土手は秋に下刈を受けているため、更に顕著な群落が観られます。道の端は二輪草の帯となって続きます。誠にこの地は二輪草の里と名しても、一向に差し支えないと断言できます。

B立壺菫
タチツボスミレ
二輪草に負けていないのが、この立壺菫、二輪草にはない仄かな淡紫の色香を匂わせます。正に歓喜を表した色です。こうして石垣の隙間にも入り込んで根を生やし、強い生命力を発揮しています。この芸当は二輪草には真似できないところです。両者、混生していますが、二輪草はやや日蔭の湿潤の地、立壺菫は日当たりのよいやや乾燥の地、上手く棲み分けています。
posted by 三上和伸 at 13:41| とっておきの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする