2011年05月01日

食べ歩き・夕餉 北欧料理スカンディア 2011.05.01

ピアノ発表会を終えた後、私達は予約をして置いた北欧料理店スカンディアへ向かいました。私達夫婦の結婚記念日を祝うために娘夏子が招いてくれたのでした。もう、店に着く前から私達四人はお腹がペコペコで、もの凄くその料理を楽しみにしていました。スカンジナビア・バイキングの流れを汲む本格料理とは如何なるものか? ワクワクドキドキ期待に胸を膨らませ、晩餐の宴の待つ二階席へ通じる重い扉を開きました。

席に案内された私達は、若く感じの良いウエイトレスにバイキング料理を注文し、シャンパンと炭酸水で乾杯をしました。暫く後、運ばれたオードブルの料理の一つのエスカルゴを口にした途端、私達の期待は見事に叶えられました。想わず皆は一瞬絶句しすぐに腹の底から唸ったのでした。「旨い!」、「美味しい!」、「凄いね!」、「期待通りだわ!」と…。それからはほぼ無言で跡形も無くその前菜の姿が消えるまで、私達の口と胃袋は休む事はありませんでした。

スカンディアのバイキング料理は誤解されているビッフェスタイルではなく、各テーブルに設えられるもので、そこに人数分の様々な素材の料理が前菜主菜を合わせて12品目並べられます。従ってお客は多くの品を少量ずつ満足の行くまで味わえる仕組みとなっているのです。この日初めてそれに会い見え、感心したのでした。

1、店内の様子
店内
暗い照明の中で浮かび上がるロマンの香り、二世紀前の佇まいを魅せるダイニング、ここに入った途端、古きヨーロッパの空気が感じられたと言えば、チョイと乙女チックに過ぎると嗤われるかも知れませんね…。でも、いい雰囲気で食事が楽しめるのは素敵な事です…。事実、本当にリラックスできました。

2、オードブル

中心にデンマーク産キャビア、左上がエスカルゴ、左中に鰊のスモーク、左下はサーモンのスモーク、右上は鰊の酢漬け、右中に鰻のスモーク、右下が鴨のオレンジ風味。

決して上品であったり芸術的な見た目はありませんが、質実剛健、味本位、実質主義なのです。これがバイキング料理、濃厚な旨味の肉と魚介が程良く盛られています。前菜では鴨以外は魚介が主でしたが。

私の好みでは鰊、サーモン、鰻の各魚のスモークが良かったですが、更にそれを上回るものとしては鰊の酢漬けがありました。全く臭みはなく魚の旨味と酢が良く練れていました。絶品と称して差し支えないでしょう。全員がその味と舌触りに感動したのでした。

3、二種類のパン
パン
スライスされているのがライ麦パン、ふっくら丸いのは全粒粉のパン、どちらも素朴な味です。端に添えられているオリーブオイルに浸して頂きます。噛んでいると仄かな麦の香りがします。食べるに従って段々美味しくなるパンです。お代わりは自由です。幾らでも食べられます!!!

4、メインディッシュ
メインディッシュ
中央にはデンマークシュリンプのサラダ、左上が子羊のミートボール、左下に和牛のローストビーフ、右上は和牛のタルタル、右下に鰻のソテー。

一寸野菜が足りないようですが、野菜なんぞ日常で食べればいいのです。今はグルメ、美食に徹するのが何より肝要です。どっぷりと脂肪と蛋白質に浸り切るのです。

脂とアミノ酸のたっぷり詰まった旨味成分、この深い濃くと味がバイキング料理の神髄です。正に食べ応え十二分の満足度NO1。健啖と陶酔の一時でした。和牛のローストビーフに鰻のソテー、こんな美味いもん、食べなきゃ損です。是非皆様もどうぞ!

5、メインディッシュの後のチィーズ二種類
チィーズ
満足に夢心地で終えたメインディッシュ。料理もここまで来ると最早緊張感を欠き、私はチィーズの銘柄等どうでもよくなり、優しきウエイトレスがソプラノの声で囁くように教えてくれても記憶できませんでした。西洋ではどんな家庭でも食事の最後にチィーズを嗜むそうです。食の満足に駄目を押すのでしょうか、このレストランでもこの慣わしは行われていました。私達はもう十分過ぎるほどに満足しているのにね…。

6、銅の器と磁器のコーヒーカップ
銅の器 コーヒーカップ
デザートはバニラアイスクリーム。デンマークは酪農の国、その美味しさに一切の偽りはありません、本物の美味しさです。喫茶はコ−ヒーにしました。一寸苦味が強いコーヒー、この日、唯一の私の好みにそぐわない風味、まぁ、許しましょう。

スカンディアは名店の誉れ高いレストラン、小食器にも夢と拘りがあるようです。北欧とは夢多いメルヘンの国、夢の空間での寛ぎと美食、堪能の時間をありがとう。

*予算はかなりの高額です。ワインを付けて一人¥8000位です。
posted by 三上和伸 at 23:11| 今宵の宿・食べ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする