2011年06月21日

音楽の話47 柴田杏里・ギターコンサート 2011.06.19

 一昨日は私のお客様の松島和子さんプロデュースのギター演奏会に行ってきました。チケットではギターソロは柴田杏里さんとなっていましたが、不勉強の私故、初めて知るお名前で杏里さん?…、はてさて男性か女性か?…それすら分からずそれを楽しみに?、私は会場に出向いたのでした。…果たして男か女か?どんなギタリストの方だったかですって?知りたい? 残念?女性ではなく、今年還暦を迎えた私とほぼ同世代の男性のギタリストでした。

 「クラシックギターの演奏はとても難しく骨の折れる行為である」と、昔の知り合いのギターの先生が嘆いていたのを聞いた事があります。私も少しの期間、練習をした事もあり、その熟達への困難さはよく知っています。柴田杏里さんも自らのあがり症を告白し、ステージでのギター演奏の困難さに触れていました。しかし、私にはそんな苦しさは皆目感じられませんでした。敢えて言うなら冒頭の一曲目にやや戸惑いがあったようですが、プログラムが進むに連れ全開となり、充実した演奏を繰り広げていたと思われました。思わず私は「ギターっていいな!」と呟いていました。ピアノとはまた違う繊細なタッチ、アットホームな優しい響き。一時の贅沢な時間と寛ぎをくれたのでした。

 この日の呼び物は何と言ってもバッハのシャコンヌで、私の期待もそこにありました。30の精緻なシャコンヌと言う形式の変奏曲で、本来はヴァイオリンの名曲ですがそれのギター版であり、こんな難曲をギターでしかも暗譜で弾くなんて驚きました。杏里さんは並大抵のギタリストではありませんね。但し私としては、ブラジルを始めとする南米の曲や、グラナドス、アルベニスのスペインの作曲家の作品により親近感を覚えました。実にお洒落でエキゾティックでこれぞギターと言える素敵な演奏でした。
posted by 三上和伸 at 22:37| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする