2012年04月15日

音楽の話69 ウェディングピアニスト・三上夏子 2012.04.14

結婚式のピアニスト
私もそうですが、現代の第一子とは難しい立場の子であると思います。勿論、次がなければ一人っ子となり、親の寵愛を一身に受けて成長します。しかしながら、第二子が生まれれば第一子の立場は大いに変化し、親の愛(係わり)は半分に減ります。否、それどころか手の掛かる第二子の為に親の係わりは半分以下になり、そこで第一子は孤独となり、場合によっては、第二子に激しい嫉妬心を燃やすようになるのです。それが成長により高じれば、やがて円満な兄弟の交わりができなくなります。私などはその典型であり、恥かしながら、この年になって尚の事、弟とよい交際はできていません。ところが我が第一子・夏子はそうではありません。この日、第二子であり次女である花嫁が、披露宴の式次第の手紙の朗読の中で、こう述べました。『性格は違うのに、息がぴったり合うお姉ちゃんは、私にとって大切な存在です。今日は素敵なピアノ演奏をありがとう』と…。親として最高に誇らしい瞬間でした。

この花嫁のたっての願望により、姉の夏子がこの披露宴の音楽プロディースを担当しました。リクエストを参考にした曲目選びから楽譜の選択、譜読みから試弾リハーサルそして本番、更なる上に式次第の目次の打ち合わせなどなど、八面(三面)六臂の活躍をしました。演奏は安らぎに満ちたピアノ音で、優しく会場に響き渡りました。談笑その他の騒音で聴こえぬところも多々ありましたが、対角線上の最遠の席にいた私は、常に演奏に聴き耳を立て、その宝石のように美しいピアノ音楽を余す所なく聴き取りました。素敵でした。

以下に曲目を列記致します。
1、乙女の祈り テクラ・バダジェフスカ
2、ショパンのワルツ
3、バッハのプレリュード
4、愛の挨拶 エドワード・エルガー
5、くるみわり人形より ピヨトル・チャイコフスキー(花嫁のリクエスト)
  @小序曲 
  Aトレパーク
  B花のワルツ
6、ブラームスのワルツ(私のリクエスト)
7、トロイメライ ロベルト・シューマン
8、軍隊ポロネーズ フレデリク・ショパン
9、アダージョ・カンタービレ ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
10、いつか王子様が
11、くまのプーさん
12、ララルー
13、美女と野獣
14、不思議の国のアリス
15、星に願いを
16、右から二番目の星
17、ホール・ニュー・ワールド
18、桜 こぶくろ (新郎のお母さんに捧げて)
19、アメージング・グレース
posted by 三上和伸 at 21:53| 今宵の名曲・音楽の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする