2013年06月09日

雑記帳136 快挙:三浦雄一郎、一世紀前の大倉喜八郎を彷彿とさせる 2013.06.09

 地球最高峰:エベレスト登頂80歳最高齢記録更新。三浦さん、おめでとうございます。何しろ頂上を踏んだだけでなく、無事に帰って来られた、凄い事ですね。まあ、名うての猛者達の庇護の下での成功ですが、偉大な事に変わりはありません、お見事と申して良いでしょう。

 この快挙の報を得た時、直ぐに思い浮かべたのが、約一世紀前に行われた大倉喜八郎の大名登山の事…。大正15年(1926年)08月07日、当時88歳だった実業家:大倉喜八郎(現東海パルプの創始者)が雇用した人足に担がれて、日本7位の高峰:赤石岳(*南アルプス、3120m)に登頂しました。200人の人足で登山道を開墾し、道無き道を辿りとうとう山頂へ、されど88歳の大倉は、大名のように輿(駕籠?)に乗って担がれ悠々と…。山頂では人足が担ぎ上げた風呂桶で、風呂まで入ったそうです。また豆腐屋を連れて行き、山頂で豆腐を食べたとも…。そして、総勢200数余人で万歳を三唱し、主従一つになり、快哉を叫んだと伝えられています。

 こんな大正の大名登山を、私は今回の三浦さんの快挙で連想してしまったのでした。三浦さんには失礼かも知れませんがね? アラスカ・マッキンリーで一人散った上村直己さんもいましたがね? 快挙とは多くの犠牲と賛同の上に成り立つのですね。歴史は語る、歴史は繰り返す…。

注*:当時、赤石岳の周辺の土地は大倉喜八郎の所有でした。ですから、どんな風に開墾しようと、どう登ろうと大倉の自由でした。

posted by 三上和伸 at 11:02| 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする