2013年08月18日

新・今宵の宿1 ペンション・ドン・キホーテ 原村ペンション村第二ビレッジ 2013.08.08 

毎度毎度、宿を決めるのを後回しにしてしまう悪い癖を持つ私。でもね予定は未定の人間の寄り合いである我が家では、それは仕方ない事。それに雨で宿をキャンセルするのも気が引けますしね。旅ではやはり雨は避けたいもの、否、雨では絶対行かないが経験上学んだ私の旅の哲学?。傘差しての観光なんてアー嫌だ、だから勢い宿の予約が出発間際になるのです。今回も夏さんの都合で、8〜9日と決まっていたにも拘らず、宿決定をズルズル先延ばしにしていたので、第一希望の美ケ原王ヶ頭ホテルが満室で取れませんでした。でもね嘗て雨の夏休みにここで泊った悪夢に苛まれ、もしかして台風や大雨がと思うと二の足を踏んでしまったのでした。ところでこの王ヶ頭ホテルは山と花と星の観察観望には絶好絶対のホテル。だのに雨が降ったら最悪最低のホテルと化します。山花星も絶対に観られないし、後はバスに乗って帰るだけ、天と地の差が極端な怖ろしいホテルなのです。

ペンション・ドン・キホーテ 白樺の枝と葉 白樺の幹
兎に角、幾つかの宿の電話を箇条書きにして、片っ端から掛けてみました。そして早くも四件目にしてこのドン・キホーテに当たりました。まあ、急場凌ぎなので大した期待も抱かずに行ったのが正解でした。まあ、正解不正解は共々ありますが、期待をしなかった分ガッカリもしないし、反対にチョイと良ければまずまずだねと言えるのです。

白樺の美しい幹と葉が出迎えてくれたペンション・ドン・キホーテ。私はベッドから落ちましたが、案外居心地が良かったのでした。清潔だし、オーナーやその他の従業員も気さくで気安く、ダイニングではコーヒーを啜りながら長話も楽しめました。その点では満足満足。但し、食事は今一つでした。家庭料理から少し背伸びをした料理、だけどやや冷めていた料理、これではいけません、クレームを出そうかと思いましたが、止めました。折角の良い雰囲気を壊したくなかったのでね…。

夕餉 夏さんのバースデイケーキ
この日は夏さんの誕生日、テーブルにはバースデイケーキがありますが、私が部屋予約の際頼んでおいたもの。夏さんは殊の外喜んでくれ、心遣い冥利に尽きました。ローソクフッーもやったのですよ。楽しい一夜となりました。ケーキはフルーツ沢山の高級なもの。この夜で一番のグルメでした。良かった良かった!

露天石風呂 内風呂
風呂は温泉でした。温泉旅館ではないので、温泉の効能書きなどはなかったのですが、サラリとした良い湯で風呂上りが格別でした。でもこの光景、かなりワイルドですよね。それでも我が家の二人のレディーはご機嫌でしたね。ワイルドが好きなんですかね? そう言えば横須賀走り水の“かねよ食堂”もお二人とも大変気に入っていましたね。何?“かねよ食堂”って?、フフフ、超ワイルドな美味い食堂でしたよ。

我等三人は夜半に懐中電灯を携えて散歩を試みました。その目的は星空ウォッチング! 夕立上がりだったので雲も多い空でしたが、観えました。織姫・彦星・鵲(カササギ、白鳥座・デネブ)の夏の大三角、それに微かでしたが天の川。そして二等星以下の星々までもギラつく、まるで*ゴッホの絵のような星々の世界。原村は星降る山里、ご機嫌な一夜でした。

*ゴッホの絵=“星月夜”、“糸杉のある麦畑”
posted by 三上和伸 at 22:50| 新・今宵の宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする