2013年08月31日

新・生き物大好き15 うねるアオマツムシの大合唱 2013.08.31

 我が住まい現代埴生の宿(コンクリートマンモス集合住宅)は、部屋(居住スペース)はミニチュア(3DK)ですが、敷地はマンモス、そこに多くの樹木が植えられ、広大な芝地が広がっています。ですからそこに住む生き物は、昆虫・鳥類・爬虫類、哺乳類(人間以外微少、タヌキと野良猫)を中心に莫大な数に上ります。特に夏から秋は音声を発する昆虫が大発生して喧しい(かまびすしい)…。五月蠅いと思われる方々(妻もその一人)も多いと見受けられますが、虫の音を愛好している人にとっては願っても無い究極の住まいなのです。何しろ蝉の団地と呼ばれて久しく、団地入口に差し掛かった途端、「ガーン」と蝉の爆音が覆い被さって来ます。外部から入って来た方々の誰もが、驚きの言葉を発します。

 今(20時過ぎ)、私は窓を開け放ち、風に吹かれながら虫の音を聴いています。どうやら青松虫(アオマツムシ)の大合唱が今晩から始まったようです。それは風に乗ってあちらこちらからステレオ音で届きます。アオマツムシの鳴き声は、一匹では、りりりり…とトレモロのリズムを刻みますが、大挙して鳴くとそのトレモロが溶け合って、大きなアダージョのうねりと化します。正に壮麗と褒め称えてもいいユニゾン(斉唱)の妙なる楽の音です。聴き手の私は夢心地となり、身も心も浮遊して、深い夜の無言(しじま)に連れ去られてしまいます。その闇の空間を彷徨い、空中遊泳をするのです。心も軽い体も軽い…、何と幸せな事でしょうか…
posted by 三上和伸 at 21:02| 新・生き物大好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする