2016年06月13日

雑記帳… 不倫は文化? 201606.13

最近は芸能人の不倫に纏わるゴシップ(有名人の私生活に関する噂話)が後を絶ちません。不倫は文化と宣ったタレントもいるようですが、最近の不倫芸能人は、文化と言えるほど気が利いておらず、汚らしいだけ…。ただ単に男のスケベ心が透けて見えています。圓楽だって不倫会見で、考え抜いた謎掛けをやっただけで、文化などと言える代物ではありません。可哀想なのは奥さんと彼女、圓楽の好いお笑いのネタにされてしまいましたね。

文化の香りがする不倫と言えば、彼のロマン派の二人の作曲家に勝るものはありません。ピアノの魔術師と謳われたフランツ・リストとそのお仲間の楽劇の創始者・リヒャルト・ワーグナー、正にこの二人こそが、不倫とは文化を地で行った極め付きのマダム・キラーでありました。この二人には相関図(関係)があり、血の繋がりはありませんが、親戚です。リストがワーグナーの義父に当たると言う関係です。

若きリストは、パリ社交界の花・有閑マダムのマリー・ダグー伯爵夫人と不倫の仲となりました。マリーは地位・財産を捨て、リストと駆け落ちをしました。やがて二人は3人の子を儲け、一時は幸せに暮らしました(後に別れる)。その二人の次女にコジマ・リスト(後にビューロー、最後がワーグナー)がいて、やがてコジマは父・リストの盟友・ワーグナーと不倫をし、一子・ジークフリートを生みます。当時のワーグナーには妻があり、コジマには名指揮者・ハンス・フォン・ビューロー(ワーグナーの弟子)と言う夫がありました。やがて一子のジークフリートは父の後を次いで、作曲家・指揮者及び演出家となり、ワーグナーの創設したバイロイト音楽祭を繁栄に導きました。その後ジークフリート【リヒャルト(父)・コジマ(母)・フランツ(祖父)】の子孫達が代々の演出家として活躍し、ワーグナーのオペラ・楽劇を普及させてきたのです。リヒャルト・コジマ・フランツ・マリーの血は、今日脈々と受け継がれています。

もうお判りでしょ、不倫の果てに文化は生まれ花開きましたよね。こう言う事を「不倫は文化」と言うのです。

posted by 三上和伸 at 20:58| プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする