2016年09月11日

ピアノの話50 横須賀市文化会館のスタンウェイD型 2016.09.11

早起きをして、雨の中を向かった、横須賀文化会館。大ホールのステージ上には長々としたスタンウェイ&サンズのD型フルコンサートピアノが横たわっていました。

早速、大屋根を上げ、譜面台と捲り蓋を外し、鳴らしてみました。スタンウェイらしい音が響きました。明るく良く通った音、粒が揃っていて、一音一音がハッキリと自己を主張しています。刺激音は無く、遠鳴りするのにキメの細かい肌触りがありました。好い音でした。

先ず、ペダルの踏み加減を診てから調律へ…。ピアノの音律は、ピッチのA=442Hzは保たれていました。但し、割り振りの基礎オクダーヴにバラつき(唸りは4度が少なく5度が多め、5度汚し)があり、そこから次高音、更に最高音辺りまでが、下がり加減でした。制限時間は90分、時間が無いので、基礎オクターヴは動かさず、ユニゾンを直すだけ、低音は比較的綺麗でしたが、所々を修正しました。問題は次高音から最高音までで、修正では追い付かず、全調律ピンを動かし、正しいオクターヴ、2オクターヴ、3オクターヴが得られるように、調律をしました。5分前、終了しました。ピアニストは即座にOKを出されました。

この音楽会は、熊本復興支援コンサートと名されたチャリティーコンサートでありました。熊本在住のピアニスト・月足さおりさんと、音楽デュオ・ドゥ・マルシェが出演するコンサートでした。私も鑑賞したかったのですが、私と妻は、これから”さだコン”なのですよ…。ソロソロ出掛けるのです。
posted by 三上和伸 at 14:36| ピアノの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする