二人は互いに関心を持ち合うようになりますが、契約結婚の行掛り上、ハグをすることぐらいが精一杯、中々一線を越えられずにいます。ところが昨晩の新垣はそれに焦れて、接近戦を開始して行きます。もう既に恋の息吹きに翻弄されつつある新垣のようです。それでも一向に彼氏は行動を起こしません。起こせる筈もないですよね、彼氏は本当に女を知らないのです。36歳にもなってどういうことかと言っても、それは歳ではないのです。何事も経験、幼い頃から恋の訓練をしてこなければ、そうそう事は上手く運ばないのです。ある種の男は、付き合いの中で少しずつ心を許して行きます。そしてそれを励みにして恥ずかしさを捨て、一線を越えられるようになるのです。いじらしい限りです。
新垣、キスをさせ抱かせたまでは良かったのですが、少し早りましたね。そこであなたとなら結ばれても良いの誘いは、こう言った男には、気を動転させるだけの言動だと知らなかったのですね。もっともっと打ち解け合わなければ、こういう善良な男と一体になる事はできないのです。
新垣は究極のショック、大恥を掻いて、泣く泣く家を出るのですね。でも大丈夫、心は通じています。素晴らしい明日が遣って来ます。
私は作者も漫画も知りません。それでもこの女性漫画作者は、良く普通の男を知っていますね。日本の平均的な男はこんな微笑ましい彼氏とどっこいどっこいなのですよ。
【関連する記事】