2017年08月06日

一日の初めに…森揺るがす蝉の賛美歌(コラール) 2017.08.06

朝5時と夕5時が日本の蝉のコラールの絶頂期です。私は毎朝毎夕、朝は蒲団の中で、夕は暫し茶を飲みながら拝聴しています。正に森には神がいるが如くに神聖なる音声が放射しています。私がこの団地を選んだ理由は別のところにありましたが、偶々選んだこの埴生の宿が、蝉の森の間近、まるで蝉のステージの真下だったからなのですが…。今は大変喜んでおり、偶然のなせるささやかなしかし愛しい幸運だったようです。

何故朝夕5時と申し上げたか…、そうそれは蝉の名歌手ヒグラシの登場時間だからです。この蝉は不思議な事に稀有とも言える美声の持ち主です。しかもただ単に感覚的に美しいだけでなく、情緒的に美しいのです。我等聴き手の琴線にそっと触れて来る情熱があるからなのです。私は心を空にして蝉のコラールに身を浸します。感動の余り、時に、私は涙さえ流すのです。

明日が立秋、ヒグラシの季語は秋、その涼を誘う声音と実際の季節はここで交わっていると確信する次第です。立秋、秋が立つ訳ですからね。
posted by 三上和伸 at 07:36| 一日の初めに… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする