2017年09月06日

新・生き物大好き…カッコウの葛藤 2017.09.06

カッコウ(ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリも同属)は自分で子育ての出来ない鳥、従って受精した卵を他の鳥の巣に托卵する鳥です。しかしながら托卵される鳥も長年の経験により、カッコウを警戒しています。カッコウを見掛ければ、激しく威嚇し巣に近付けないようにします。もし仮に首尾よくカッコウが托卵に成功したとしても、カッコウが生んだ卵を巣から蹴落とす事もするようになりました。そこでカッコウの雌は産んですぐさま鷹の鳴き声を真似て、托卵された鳥を脅します。脅された鳥は冷静さを失い、托卵を許してしまうのです。結局、直ぐ(先に)に孵化したカッコウの雛は、巣にある他の鳥の卵を蹴落としてしまいます。結局托卵された親鳥は、カッコウの雛1羽を育てる事になるのです。

性悪なカッコウ、しかしカッコウを非難することは酷と言わなければなりません。これが自然の与えた掟だからです。繁殖期、カッコウの雌は孤軍奮闘しています。他の鳥が益々利口になれば、托卵する相手がいなくなります。結果、カッコウの種の絶滅に繋がるのです。カッコウ一族、哀れな鳥です。

参考:AFP=時事
posted by 三上和伸 at 23:34| 新・生き物大好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする