2017年10月12日

新・生き物大好き…野生のカワウソ日本生息確認 2017.10.12

残念ながら絶滅してしまったカワウソの狭義の種・ニホンカワウソでは無かったようですが、対馬で発見された不確定のカワウソの生体が、その採取した糞からユーラシアカワウソである事が確認されました。これで野生のカワウソが日本に生息する事が確かめられました。

カワウソはイタチ科カワウソ亜科に属する哺乳類で、魚や甲殻類、カエルなどを食す肉食種だそうです。ニホンカワウソはユーラシアカワウソの亜種であり、ユーラシアカワウソ共々どちらも日本に生息していたそうです。ニホンカワウソは2012年の環境省のレッドリスト改定で、正式に絶滅種と認定されています。

今回発見されたカワウソがもしニホンカワウであったなら、大変な発見になっていた事でしょう。残念ですがそれは無かったようで、それはそれで致し方ないですね。今後は、発見されたユーラシアカワウソの保護が重要な課題となりますね。今回は雄しか確認されなかったそうですが、雌がいれば繁殖の可能性は膨らみます。大事にしたいですね。

カワウソはアジアの国々では伝説の生き物だそうで、各国各地に人間との交わりの説話が残っています。日本ではタヌキやキツネ同様の人を騙す妖怪の位置づけがされています。河童と同一視をする地方もあるのだそうです。

朝鮮半島やベトナムでは本格的な人間との交わりの伝承が残されています。朝鮮半島には、カワウソが人の女と交わって生まれた子供が、後の清の始祖・後金のヌルハチになったとの伝承があります。同様にベトナムにも異類婚姻譚が伝承されていて、丁朝を建てた丁部領(ディン・ボ・リン)は、その母親が水浴びをしている最中、カワウソと交わったがために出来た子なのだそうです。父の丁公著はそれを知らずに育てたという言い伝えが残っています。


posted by 三上和伸 at 20:39| 新・生き物大好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする