2018年06月25日

伊豆東海漫歩4 韮山反射炉 2018.06.17

東名・新東名から伊豆縦貫道へ下り、国道136号線を経て、韮山反射炉に向かいました。例によって何時まで経ってもナビの扱いに不慣れな私達は今回も韮山反射炉への道に迷い児となり、山道を登りつつパークウェイ方面まで行ってしまいました。柔軟性が無いカー・ナビゲーターよ!もう少し賢くなれ! カーナビゲーションシステム、便利なようで便利でない!

反射炉は平地にあるのですよね。Uターンして平地に戻り、方向表示看板を頼りに韮山反射炉に辿り着きました。

幕末期はペリー来航もあり、国難の時代でした。巨大軍備を持った列強の脅威に晒された日本では、様々な人物が国を憂い、新たな活動に乗り出しました。伊豆韮山の代官だった江川英龍もそんな一人で、列強に対抗できるような大砲を造るために、反射炉の製造を手がけました。息子の英敏の代になって韮山に反射炉が完成しました。

反射炉とは鉄を溶かすための高温の溶解炉を指します。それは溶解室の天井がアーチ状に造られていて、焚かれた熱がそのアーチ天井に反射し、千数百℃の熱を発生させるのです。そして鉄を溶かしその鋼鉄で砲身を造るのです。この反射炉の周りには溶解した鉄を加工し大砲を造るための工場が並んでいたそうです。今は反射炉しか残っていませんがね。

韮山反射炉
炉体の外側は特産の伊豆石(緑色凝灰岩)の組積で出来ており、炉心には天城山山中で採掘された土で焼かれた耐火煉瓦を使用しています。煙突部分も耐火煉瓦を組み上げたもので、表面に漆喰が塗られているそうです。外壁を保護するための目立つ鉄フレームは、1957年の保存工事で追加されたものだそうです。

反射炉(観えるのは主に煙突) 鋳口と焚き口
焚き口に燃料(石炭)を放り込み、鋳口に銑鉄(せんてつ・粗製の鉄)をぶち込み反射炉で高温にし、銑鉄を鎔かします。鎔かされた鉄は静かに流されて大砲製造工場に流れ着くのです。

韮山反射炉製の砲台
江戸のお台場にも置かれた大砲、韮山反射炉はこんな大砲を造っていたのです。
posted by 三上和伸 at 22:29| 伊豆・東海漫歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする