2018年07月11日

雑記帳 「王様の耳はロバの耳」出演のアポロンは出光のロゴ 2018.07.11

昔、ある王様の前でアポロン(竪琴)とパン(葦笛)が音楽合戦をしました。勿論勝ったのは音楽の神・アポロンでしたが、耳の悪い王様は、音楽が解らず、パンの勝ちとしてしまいました。怒ったアポロンは、「お前の耳なんかロバの耳になって仕舞えば良い!」と言って、王様の耳を長く毛深いロバの耳にしてしまいました。それ以来王様は大きな帽子を被り、それを取ることが出来なくなったのでした。

さあ、困った王様は散髪に行けません。そこで王様はお城に床屋を呼んで、散髪をしてもらいました。しかしその床屋は町に帰って来ません。来る床屋来る床屋、口封じのために、皆殺しになってしまったのでした。

ある日、町に残った最後から二番目の床屋にお城からお呼びが掛かりました。「どうしよう、僕も殺されてしまうのかな〜」。それでもどうにか殺されずにお城から出てきた床屋は、王様の耳が可笑しくて忘れられず、喋りたくて喋りたくて堪りません。でも口外したら死刑だぞの言葉を思い出して、喋りたくても喋れません。我慢している間に、どんどんお腹が膨れてきて、苦しくて苦しくて堪りません。医者に行くと医者は「言いたくても言えないことをお腹に溜め込んでいるから、お腹が膨れてしまうのだ。さあ、言いたいことを言いなさい!」。

そこで床屋は河原に行き、穴を掘ってそこで思いっ切り、「王様の耳はロバの耳!、王様の耳はロバの耳!、王様の耳はロバの耳!………」と叫び、穴を埋めて帰りました。やがてその穴の後から一本の葦が生えて来て、風が吹く度にその葦が靡き、「王様の耳はロバの耳!、王様の耳はロバの耳!」と囁くようになったのです。とうとう王様にバレてしまうのですが、王様は自分を恥じて、床屋を許したそうです。

出光興産のアポロン、シェルと合併でどうなるのでしょうか? 気に入っていたのですけどね、赤いアポロン。アポロンはギリシャ神話の芸術学問の神。

昔、ブラームスの第1シンフォニーがベートーヴェンの第9に似ていると揶揄された時に、ブラームスは「そんなことはロバの耳でも解る」と揶揄した人を皮肉ったらしい…。「似ていても違う曲なんだよ」と、ブラームスは自信を持っていたのです。「お前の耳はそんなことも解らないんだね…」とね。
posted by 三上和伸 at 21:51| 雑記帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする