2018年10月10日

北海道漫歩9 しゃこたんブルーA 島武意海岸 2018.09.21

美国港から再び雷電国道(R‐229号)を北上し、積丹半島の最北を目指します。やがて途中国道を右に折れ、県道913に入ります。この道こそが積丹岬へと通じているのです。案内板の島武意海岸(しまむいかいがん)の標識を落とさずに右に折れるとあと一息、島武意海岸の駐車場に到達します。一般車はここが行き止まり、車を降りて案内板に向かいます。この旅の一つの目的地であった島武意海岸、日本の渚100選に選ばれている飛び切りの海の景勝地です。

案内板を観て私は愕然としたのでした。相変わらずの予習不足で、この海岸がこれ程規模の大きいものだとは思っていなかったのでした。ここを100%楽しむには一日掛かりだなと思いました。時間割を気にしていない妻は、この案内板を観て全部回る気でいました。「冗談じゃないよ!、そんな事をしたら夜になっちゃうよ!」。“女郎子岩(じょろっこいわ、シララ姫)”に思いを残しながらも全行程は避け、200m近くある断崖遊歩道の往復だけにしました。シララ姫、源義経に纏わる伝説があるらしいのです。頼朝に追われて北へ逃げ延びた義経は、何と平泉では死なず、この北海道の神威岬から大陸に逃れたのだそうです。英雄色を好む。その時、アイヌの娘シララ姫と愛を交わしたのだそうです。シララは旅立つ義経の船を追い、岬の岩を幾つも飛び越えたのですが遂に入水、そしてその海中から突然女郎子岩が飛び出したのだそうです。島武意の女郎子岩はシララ姫の化身だそうです。

断崖ばかりの険しい海岸、内陸から海辺に出るのが難しい積丹の海です。ですから初めは何と人道のトンネルです。観光客には足の弱い人も沢山います。登山をして山を越えるには余りにも過酷です。そこで人道トンネル、バスや車を遠ざけるにはこれしか無かったのですね。

島武意海岸
これがトンネルを抜けて初めての景色、大小の様々な形の岩峰がばら撒かれた海岸です。この色がしゃこたんブルー、透明でライトなブルー、正に蒼い宝石の海です。日本海は穏やかな海でした。風が無い麗らかな陽気、我等は幸運でした。

葛折れの断崖の道を中ほどまで下った位置に来ました。海は増々透明度を上げ、蒼く輝いています。写真は左から北方面、真ん中、南方面、もう惚れ惚れと眺めるしかありませんでした。

島武意北部 屏風岩 積丹出岬
            屏風岩      出岬 
浜は砂ではなくゴロタ石でした。当然ですよね、山山山、岩岩岩、周りに川が無いので、砂は集まらないのですね。波に削られ磨かれた丸いゴロタ石、波打ち際まで行きましたが、その歩き難い事。されど転ばずに二人して、水に触れました。沢水のような冷たさは無かったですね。ご覧のように、殆ど人が観えません。200mの高低差を上下する客は余りいませんでした。

ツリガネニンジンの仲間のようですね。北国の海岸は積雪と強風で、余り木が育たないのです。従って野花の天国となります。神威岬もそうでしたが、我らが知っている山の花が、ここでは海風に揺れています。突然の逢瀬、私は歓喜に咽びました。

トンネルを潜って駐車場に。次は神威岬、でもその前に海鮮の食事です。




posted by 三上和伸 at 17:15| 北海道漫歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする