新東名の静岡SAスマートICを始めて使って、国道362号に入りました。サービスエリアで少し休憩を取り、初めて使用のスマートIC、道を間違わないように慎重に抜けました。国道362号線は途中の中塚辺りから南アルプスの山岳道路になります。急峻なワインディングロードが続きます。この時、妻が運転手をしており、激しいハンドル捌きで快走していました。されど、極狭の道でトラックに相対しバックを強いられ、這う這うの体で窮地を抜け切りました。今思えば、ここは妻の運転で良かったと思っています。私でしたら激高し、トラック運転手と喧嘩になっていた事でしょう。私が車を降りて誘導し、妻は上手に対面通行を可能にしました。相手運転手、別れ際に「どうも…」。
峠を抜けると、一気に風光が開け、南アルプス南部の山々が観えてきました。岩山では無く緑滴る山ですが、連嶺の割りには高低差があり、南アルプス独特の坊主頭のドデカイ山達でした。朝日岳、前黒法師岳、沢口山、板取山、蕎麦粒山などが連なっていました。あの山たちの狭間に、これから行く寸又峡があるのです。
峠を下り切ると千頭の町に入ります。ここは夏休みにNちゃん一家と大井川鐡道トーマスに乗るためにやって来た所です。この日は、道の駅・音戯の里に寄ったついでに、広い構内の一角にあったあぷと式列車を眺めました。ここで妻は自然薯を買いました。そして今日、その自然薯を擦り卸し、麦とろを作って食べました。美味でした。
☆アプト式鉄道
難しいメカニックは解りませんが、車軸に歯車の車輪が付いているのです。同時に線路のレールの間にはやはり歯の付いたレールが敷いてあるのです。これで車輪の歯車と噛み合い高勾配を上るのです。
南アルプス・大井川の上流にダムを造るため、資材運搬用に敷設された鉄道です。日本の屋根・南アルプスのど真ん中に二つの大きな人造湖(井川湖、畑薙湖)が生まれ、ダムが沢山造られました。
工事が終わってからは観光用鉄道として生き残りました。今日、南アルプスの大自然と鉄ちゃん羨望のアプト式列車、見所は限りなく多数あるのです。
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