この旅の最後の朝、ホテルのビッフェで朝食を摂り、最初の観光は三浦綾子記念文学館と決めていました。キリスト教的な原罪をテーマとした「氷点」は私達の青春時代にブームを巻き起こしていました。しかしながら、ドロドロとした愛憎劇は私には不向きで、内藤洋子演じる陽子だけは密かに応援し、義母の新珠美千代には嫌悪を感じていました。それでもその新珠美千代さんは熱演だったそうで、新たな女優としての新境地を開いたとの評価を勝ち得たそうです。氷点、寒地・旭川らしい題名ですが、この氷点、その人間が自身の原罪の在り処を、自己認識する瞬間の心理状態を指すそうです。人は様々、そんな人の奥深くを垣間見ようとする作家、私には異次元の人ですね。
三浦綾子記念文学館 旭川外国樹種見本林
小説「氷点」の舞台ともなった旭川外国樹種見本林の隣に建った三浦綾子記念文学館、綾子と夫で歌人の三浦光世の足跡や生涯が紹介され私達に感動を呼びました。病苦など、苦難の人生だったようですが、ベストセラー「氷点」を始め、多くの文学作品を世に送り出しました。良かったですね。
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