2018年11月08日

音楽夜話48 指揮者・小泉和裕 2018.11.08

昨日、ブラームスの第4シンフォニーを見事に表現した小泉和裕、昭和24年生まれの69歳、京都に生まれ、東京芸大卒業後、1973年に第3回カラヤン国際指揮者コンクールに第1位入賞、ヨーロッパ楽団にデビューしました。

カラヤン同様、完全暗譜で指揮台に立ち、譜面台は一切使いません。この日の一曲目はブラームスのヴァイオリン協奏曲でしたが、小泉の前には譜面台は無く、暗譜で協奏曲の指揮棒を振りました。特に傑出していたのが第1楽章で、この曲の持つ壮大な構成力が表されていました。

指揮台に立つまでは、徹底的に楽譜を読み込むそうで、その完全無欠の記憶術に依り、より高い次元の楽想が生まれるそうです。ブラームスがどう響かせたいか、解るそうです。人類の宝と言うべき第4のフィナーレ・シャコンヌの昨日の演奏は、50年間私が聴いて来た限りの、最高の出来でした。

来年の7月16日には東京文化会館で、第2番ニ長調をやるそうです。楽しみです。

現在は家庭の事情により、海外遠征はして無く、国内のみの演奏活動だそうです。現在の肩書は東京都交響楽団・終身名誉指揮者。田舎に住み、晴耕雨読の毎日だそうで、晴れれば農耕、雨なら譜面読み、音楽は自然の中にあるそうです。
posted by 三上和伸 at 20:19| 音楽夜話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする