2019年04月18日

間奏曲 春爛漫、もう直ぐ初夏F 雑草と呼ばないで 2019.04.18

キュウリグサ ヒメオドリコソウ スカンポ
キュウリグサ  ヒメオドリコソウ  スカンポ
アジュガ ヒメツルソウ コバノタツナミ
アジュガ  ヒメツルソウ     コバノタツナミ 
ハルジオン      ウリカワ   トゲミノキツネノボタン 

ここに並べた草は野生種もありますが、園芸用に売られている種類もあります。大体に於いて、人が余り大切にしない、半ば放置している草達と言えます。それでもしぶとく生き抜いていて、観ると思わず「頑張れよ」と声を掛けたくなる生き物です。その花、全くもって健気に咲いているではありませんか。

・キュウリグサ
ムラサキ科キュウリグサ属の2年草、タネが発芽して花を咲かせ、実を付けて枯れます。株で残る事は無く、タネで更新します。属は違いますが、忘れな草に良く似ています。但し花の大きさは天と地との違いがあります。でも小さいながらに美しい空色をしています。大好きな花です。

・ヒメオドリコソウ
ヨーロッパ原産の帰化植物。シソ科オドリコソウ属の越年草(2年草と同じ、秋に発芽、冬を越し、翌春に開花結実)です。日本には本当の踊子草があります。こちらは多年草で、大きな群落を作ります。花も立派で踊り子が花傘を被っている様(さま)に見立てた命名です。

・スカンポ(スイバ)
タデ科ギシギシ属の多年草です。スイバは酸葉と書きます。雌雄異株の草で、雌株の花は赤っぽいので、この株は恐らく雌株と言って良いでしょう。異種のイタドリと混同されています。両種ともスカンポの名があり、全草に酸味があり、名の元となりました。

・アジュガ
シソ科キランソウ属の多年草です。アジュガは園芸植物で、西洋十二単の名があり、和種のジュウニヒトエを一回り大きくしたような形です。紫が美しく、和種の十二単の代わりに育てている人が多いです。強健な草で放置していても増えるくらいです。

・ヒメツルソウ
ヒメツルソウ、名は定かと思われますが、この花には余り文献が無いのですね。ネットで調べましたが、思いに適った解説は見付けられませんでした。石垣やアスファルトの隙間に生え、兎に角花が多く可愛い姿をしています。カンザシのようですね。

・コバノタツナミ
シソ科タツナミソウ属の多年草です。野草のタツナミソウの仲間で、園芸化された株が方々の庭で繁殖し、良く見かける草となりました。

・ハルジオン
キク科ムカシヨモギ属の多年草です。大正時代に渡来した北アメリカ原産の植物で、最初は観賞植物として栽培されていました。確かに美しいですものね。後に野山に逃げ出し、今日の隆盛に繋がりました。梅雨以降のヒメジョオンと並んで、日本の郊外の風景に欠かせない花となりました。

・ウリカワ
名の由来はヘラ形の葉がマクワウリの皮に似るためと言われています。オモダカ類なのですが、葉の形が違います。オモダカにそっくりな花ですが、オモダカ(沢潟、面高)の好ましい名は使われませんでした。マクワウリの皮で、ウリカワ、可哀想に…

・トゲミノキツネモボタン
キンポウゲ科キンポウゲ属の2年草、キツネノボタンは日本にもありますが、これはヨーロッパ原産のキツネノボタンです。棘実の狐の牡丹と書きまして、実に棘があるのが特徴と言われています。キツネノボタン、葉が牡丹の葉に似ているため、本物の牡丹には比べ物にならない貧相な花を持ちますが、牡丹の名を用いました。ですから狐に相応しい牡丹、まあ、差別用語ですね。

posted by 三上和伸 at 20:50| 間奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする