オミナエシ(女郎花)オミナエシ科オミナエシ属
黄色の穀物・粟を思わせる事から、主に粟飯を食べる女性・おみなの名を借り、この花は、おみなめしの名が付きました。されど名前の運命は訛ること、おみなめしが何時しかオミナエシに代わり、おみなの花として、女郎花の当て字が当てられました。
この当て字・女郎は幾通りかの意味があります。身分のある女性、若い女性、広く女性を指す、そして傾城(けいせい、城を傾かせる美女)、つまり遊女を指します。普段、私達は女郎と言う言葉には良からぬ名を想像しています。即ち遊女、しかしこれは誤りで、昔は普通の女性やむしろ身分のある女性を指していました。お女郎さん…娘さん…奥さん…、この言い回しが最も適当かと思われます。女郎花は普通の美しい女性の花と称えられていたのです。
【関連する記事】
- 新とっておきの花仲冬6 早咲きの梅 2021.01.13
- 新とっておきの花仲冬5 冬の野菜 2021.01.13
- 新とっておきの花仲冬・4 藪椿 2021.01.11
- 新とっておきの花・仲冬3 アロエの花 2021.01.10
- 新とっておきの花仲冬2 ヤドリギ(寄生木) 2021.01.03
- 新とっておきの花仲冬1 白い万両 2021.01.04
- 新とっておきの花・初冬6 赤色に変化・蔓梅擬 2020.12.03
- 新とっておきの花・初冬5 ツルウメモドキ(蔓梅擬)とエビヅル(蝦蔓)のリース 2..
- 新とっておきの花・初冬4 ポインセチアの色変わり 2020.11.20
- 新とっておきの花・初冬3 カラスウリの実 2020.11.19